ナヴォーナ広場の蝶!ローマ、サンタニェーゼ・イン・アゴーネ教会
サンタニェーゼ・イン・アゴーネ教会に行ってきました!
ナヴォーナ広場の景色の中に溶け込むように佇むサンタニェーゼ・イン・アゴーネ教会。広場や噴水の美しさに見とれるあまり、ついつい外観だけ見て先を急いでしまう人も少なくないそうです…が、もったいない!是非中に入って見て欲しい。そこは、イタリアの教会の持つ、神秘的なパワーで溢れています。
サンタニェーゼ・イン・アゴーネ教会とは?絶対行くべき理由ベスト3
- ナヴォーナ広場に面していて好アクセスである点。
- 美しいバロック建築を堪能できる点。
- クーポラの裏側に描かれた美しいフレスコ画が見応えたっぷりである点。
「サンタニェーゼ・イン・アゴーネ教会(Chiesa di Sant’Agnese in Agone/キエーザ・ディ・サンタニェーゼ・イン・アゴーネ)」はローマ有数の観光スポット、ナヴォーナ広場に面した教会。遠くから見ても目を引く美しい外観は、ローマらしさ満点でいつ見てもうっとりとさせられます。館内に入るとさらにその魅力を知ることができますよ!早速行ってみましょう♪
サンタニェーゼ・イン・アゴーネ教会 押さえておくべき魅力とは?
流れるような美しい「外観」
まるで宮殿のような美しい外観。ジローラモ・ライナルディ(Girolamo Rainaldi)の指揮のもと建設が始まり、有名建築家、フランチェスコ・ボッロミーニ(Francesco Borromini)へバトンタッチ。最終的にはジローラモの子であるカルロ・ライナルディ(Carlo rainaldi)が現在の姿へと整えました。バロック様式の良さが随所に感じられる美しい流線美をまずはたっぷりと、お楽しみください。
存在感を放つ「クーポラ」
教会には2つの鐘楼。そしてその間に大きなクーポラ(丸屋根)が設置されています。こちらは、カルロ・ライナルディ(上部担当)とジョヴァンニ・マリア・バラッタ(Giovanni Maria Baratta/下部のドーム部分担当)の共作。鐘楼とのバランスも良く、ファサード(正面口)の内側にカーブした部分に日の光が集まると、最高に華やかな世界が生まれます。
万華鏡のようなクーポラの「内部」
クーポラのある教会に入った際は、クーポラの裏側に描かれた世界観も見逃せません。サンタニェーゼ・イン・アゴーネ教会のものは、場所によって様々なアーティストによって描き分けられているのですが、最も注目すべきはやはり中心部。チロ・フェリ(Ciro Ferri)とセバスティアーノ・コルベッリーニ(Sebastiano Corbellini)の共作で、教会のシンボルである聖アグネスにまつわるストーリーが描かれています。(ちなみに彼女は写真の左手にいます!髪の長い女性を探してみてください。)
「中央祭壇」
教会自体は1672年に完成を迎えたものの、中央祭壇はその後、カルロ・ライナルディらによって1720年から24年にかけて整えられました。中央の彫刻はドメニコ・グイディ(Domenico Guidi)の聖家族。聖アグネスじゃないの!?と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、彼女の姿は、祭壇右手の礼拝堂にて鑑賞することが出来ます(トップ画ご参照)。
「インノケンティウス10世の墓」
館内にはいくつもの美しい彫刻が並んでいますが、パイプオルガン下にあるローマ教皇インノケンティウス10世の彫像も見逃せません。ここはなんとインノケンティウス10世のお墓。彼の実家であるパンフィーリ宮殿は、まさにこの教会の裏にあり、彼はこの地を墓所とするべく、亡くなる3年前の1652年、ジローラモ・ライナルディに教会の建設を指示しました。
サンタニェーゼ・イン・アゴーネ教会 是非食べてほしい逸品
Arrabbiata
日本でもおなじみの「アッラビアータ」。唐辛子がピリっと効いたトマトベースのソースで、諸説ありますが、ローマのあるラツィオ州が発祥と言われています。イタリアでもパスタソースとして取り入れるのが主流。ペンネとあえた「Penne all’arrabbiata(ペンネ・アル・ァッラビアータ)」はどの店でもお手頃価格でいただけるので、気軽に試せてオススメです。
サンタニェーゼ・イン・アゴーネ教会ワンポイントアドバイス
「聖アグネスとは」
聖アグネスはカトリックの聖人のひとり。12歳(あるいは13歳)でこの世を去った為、どの絵画、彫刻もあどけなさの残るタッチで表現されています。実際彼女は、とても美しい女性だったそう。遺骸は2か所に安置されており、そのうちのひとつ(頭蓋骨)はここ、サンタニェーゼ・イン・アゴーネ教会にて見ることができます。
サンタニェーゼ・イン・アゴーネ教会観光での注意点
- イタリア語名も控えておくと安心です。
- 13時から15時はお昼休みです。
- 入場無料です。
教会は入場無料。教会の名前はイタリア語の綴りもどこかに控えておくと安心です。毎日開館していますが、13時から15時まではお昼休みですので旅行の計画を立てる際はお気を付けください。
まとめ
なお、聖アグネスの聖遺物(頭蓋骨)は館内左手の小さな部屋の中に保管されています。入口に「SACRA TESTA DI S.AGNESE」と書いてあるのでもしニガテ意識のない方は御覧になってみてください。ナヴォーナ広場はツアー旅行などでも立ち寄る機会が多い場所。少しでも時間に余裕があれば、是非サンタニェーゼ・イン・アゴーネ教会に足を運んでみてください♪
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