想像超え!フィレンツェ、サンティッシマ・アンヌンツィアータ教会

想像超え!フィレンツェ、サンティッシマ・アンヌンツィアータ教会|イタリア観光ガイド

サンティッシマ・アンヌンツィアータ教会に行ってきました!

フィレンツェ市内にある大広場、サンティッシマ・アンヌンツィアータ広場の一角にある「サンティッシマ・アンヌンツィアータ教会」。大きな教会のチェックポイントを、5つ厳選してご紹介します。

サンティッシマ・アンヌンツィアータ教会とは?絶対行くべき理由

おすすめのポイント
  1. フィレンツェを代表する大規模な教会である点。
  2. 部屋によって異なる雰囲気を楽しめる点。
  3. イタリアを代表する画家たちの共演が楽しめる点。

「サンティッシマ・アンヌンツィアータ教会(Basilica della Santissima Annunziata/バジリカ・デッラ・サンティッシマ・アンヌンツィアータ)」は、サンティッシマ・アンヌンツィアータ広場(Piazza della Santissima Annunziata)の北東側に立つ教会。入口は割とシンプルなのですが、想像以上に奥行きがあり、贅沢な空間が広がっています。

サンティッシマ・アンヌンツィアータ教会 押さえておくべき魅力とは?

アーチが美しい入口の姿

文書によると、なんと1250年に前身となる施設が建てられたと言われている「サンティッシマ・アンヌンツィアータ教会」。広場に面した入口は1601年頃つくられたもので、真ん中の扉が回廊、そしてその先の教会へと続いています。扉の上にあしらわれたモザイク画は教会のテーマでもある「受胎告知(アンヌンツィアータ,アヌンツィアータ)」をモチーフとしたもの。有名画家、ドメニコ・ギルランダイオの兄であるダヴィデ・ギルランダイオによって制作されました。

Chiostro dei Voti

正面入口を抜けると、ガラスの天井が特徴的な「奉納の回廊(キオストロ・デイ・ヴォーティ)」と呼ばれる空間に出ます。これはもともとこの場所が、カトリック教徒たちが教会のシンボルである「聖母マリア」へ捧げた奉納物を保管する場所だったことから付いた名前。アーチの下に描かれたマニエリスム(16世紀中頃から流行した美術様式)を代表する画家たちの作品群も必見です。

絢爛豪華なメインフロア

こちらは奉納の回廊の先にあるメインフロア。天井画はバルダッサーレ・フランチェスキーニ(Baldassarre Franceschini)の大作。金箔があしらわれた絢爛豪華な格天井の間に、聖母被昇天(聖母マリアが天にあげられる場面を描いた宗教画)の絵が飾られています。教会のテーマである「アンヌンツィアータ(聖母マリアがイエスさまを身ごもったことを告知される場面を描いた宗教画)と一連の物語になっている点もポイント。

中央祭壇の装飾たち

こちらは突き当たりに設けられた中央祭壇。15世紀から増改築を繰り返し、ジョヴァッキーノ・フォルティーニ(Giovacchino Fortini)の設計で1704年に現在の形になったもの。十字架を挟んで左に聖フィリッポ・ベニジ(San Filippo Benizi)、右に聖ジュリアナ・ファルコニエリ(Santa Giuliana Falconieri)の彫像が飾られています。

まばゆいばかりのクーポラ

こちらは中央祭壇上に広がるクーポラ(ドーム屋根)内部の世界。メインフロアの天井画と同様、バルダッサーレ・フランチェスキーニが描いた「聖母被昇天」で、当時、これだけの大作をたった3年で仕上げたことにも注目が集まりました。バルダッサーレ・フランチェスキーニはこの他にも館内にある、聖ビアージョ礼拝堂(Cappella di San Biagio)、7人の聖なる創設者の礼拝堂(Cappella dei Sette Santi Fondatori)などの装飾も担当しています。

サンティッシマ・アンヌンツィアータ教会  是非食べてほしい逸品

Don Nino

「ドン・ニーノ」はフィレンツェの人気のジェラート店。ドゥオーモの横と駅ナカに店舗展開しているので、ついでの際に立ち寄りやすい点が魅力です。アパレルショップのような洗練された店内が素敵!ジェラート以外にケーキやカンノーロ(筒状のイタリア菓子)、マカロンなどもあるので是非甘党の方は色々食べ比べてみてください。常温保存できるものはテイクアウトしてお部屋で食べても◎

サンティッシマ・アンヌンツィアータ教会 ワンポイントアドバイス

「祭壇左手にある奇跡のスポット」
サンティッシマ・アンヌンツィアータ教会の入口を抜けてスグ左側に設けられた「サンティッシマ・アンヌンツィアータ礼拝堂(Cappella della Santissima Annunziata)」は教会の宝物が保管されている大切な場所。アケローピタ(Acheropita)と呼ばれる(人の手ではなく)奇跡によって描かれた「アンヌンツィアータ(受胎告知)」の絵が飾られており、多くの人が中に入ると真っ先に見学に立ち寄ります。

サンティッシマ・アンヌンツィアータ教会での注意点 3選

サンティッシマ・アンヌンツィアータ教会での注意点
  1. 毎日7時半から12時半、16時から18時半迄開いています。
  2. 日曜祝日は20時45分から21時45分も開いています。
  3. 入場無料です。

教会のあるサンティッシマ・アンヌンツィアータ広場は三方を似たような建物で囲まれています。北東方面に建っている&入場無料の施設がサンティッシマ・アンヌンツィアータ教会ですのでご注意ください。

まとめ

サンティッシマ・アンヌンツィアータ教会は一つ一つの礼拝堂をじっくり見て回ると1時間半ほどかかる、とても大きな教会です。いずれの祭壇も見事な装飾が施されており、歴史的価値のあるものばかり。絵画や彫刻にご興味のある方は、まるで美術館にいるような感覚で、館内を巡ることが出来ると思います。ご興味がある方はぜひゆっくりと時間を取ってご来館ください。

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