クレモナといったらまずはココ!バイオリン博物館

クレモナといったらまずはココ!バイオリン博物館|イタリア観光ガイド

バイオリン博物館に行ってきました!

ジブリ映画「耳をすませば」の中で、バイオリン職人にとっての聖地として登場するロンバルディア州の都市クレモナ。ここに来たら「バイオリン博物館」に行かずして帰るワケにはいきません!

バイオリン博物館とは?行くべき理由

おすすめのポイント
  1. 最もクレモナらしいスポットの1つである点。
  2. 日本語の資料が充実している点。
  3. バイオリンファンにとっての聖地である点。

「バイオリン博物館(Museo del Violino/ムゼオ・デル・ヴィオリーノ)」は、バイオリン製作者が集う街として世界的に有名な、北イタリアの都市クレモナの中で、最も人気のある観光スポットの1つです。日本からの観光客も多い為、館内には日本語のパンフレットもアリ。普段、バイオリンに触れる機会のほとんどない方も、世界的に貴重な名器の数々を見られる機会。見逃すわけにはいきません。

バイオリン博物館 魅力とは?

正面口でお出迎えしてくれる現代アート①

グリエルモ・マルコーニ広場(Piazza Guglielmo Marconi)に立つバイオリン博物館。入口でお出迎えしてくれるのが、有名彫刻家ジャウメ・プレンサ(Jaume Plensa)の彫刻「L’anima della musica(音楽の魂)」です。ステンレスで出来た音符を散りばめたユニークな作品は、ジャウメ・プレンサらしさ満点。高さ4メートル近くある大きなモニュメントですので、待ち合わせスポットとしてもお役立ちです。

正面口でお出迎えしてくれる現代アート②

広場にはもう一つ、バイオリン博物館らしいモニュメントがあります。それがアルバニア人アーティスト、Helidon Xhixhaが手掛けたSound of steelという作品。2012年に設置されたもので(ジャウメ・プレンサの彫刻も同年に設置)こちらは高さが約6メートルもあります。同じスチール素材の2種類の異なる作品。館内に入らずとも見学可能ですので、時間がない方も是非、広場までお立ち寄りください。

名器がずらり!宝物室

10つある展示室の中で特に5番目の部屋(Sala5)に当たる「宝物室(Scrigno dei tesori)」には、館内でも特に貴重なバイオリンがずらりと並んでおり、ファンにとっては聖地のひとつといえる場所です。ストラディバリウス(アントニオ・ストラディヴァリが手掛けた弦楽器の総称)のバイオリン「Il Cremonese 1715」など、1556年から1734年にかけてのコレクションが並んでおりますので、是非ゆっくり時間を取ってお立ち寄りください。

多岐にわたるユニークな展示室

バイオリンのコレクション以外にも、館内にはクレモナの音楽史にまつわる展示、バイオリンの起源にまつわる展示、しくみにまつわる展示など様々な角度から弦楽器について学ぶことが出来る施設がたくさん用意されています。タイミングが合えば、バイオリン製作の場を見学することも可能。また、併設されたホールにて、コンサートに参加することも出来ます。

ストラディヴァリの肖像画

最後はアレッサンドロ・リナルディ (Alessandro rinaldi)が描いたストラディヴァリにまつわる絵画「工房のストラディヴァリ(Stradivari nella sua bottega)」をご紹介。1886年に描かれた一枚で、ストラディヴァリ自身は17世紀に誕生したバイオリン製作者ですが、彼の様子を垣間見ることの出来る一枚として知られています。

クレモナ市博物館 今日の逸品

Trattoria del tempo perso

博物館から500メートルほどのところにある「トラットリア・デル・テンポ・ペルソ」。ローカル感満載のレストランなので、海外旅行やイタリア旅行が初めての方には(メニューがイタリア語メイン、WEB予約不可等の為)少し使い勝手が悪いかもしれませんが、あたたかい雰囲気のお店で、一通りのクレモナグルメを頂くことができるのでオススメです。店の外にメニュー表が出ているのでそれらをチェックしてから行くのもアリ。

クレモナ市立博物館ワンポイント

「Auditorium Giovanni Arvedi」
バイオリン博物館の中にはジョヴァンニ・アルヴェディ・ホール(アウディトリウム・ジョヴァンニ・アルヴェディ)があり、頻繁にコンサートが開催されています。インターネットまたは現地にてチケット購入可能。値段や内容は主催団体によって異なりますが、1,000円以下で楽しめるものもたくさん用意されているので、興味のある方は是非チェックしてみてください。

クレモナ市立博物館 注意点

クレモナ市立博物館注意点
  1. 入場料は12ユーロです。
  2. 水曜から金曜は11時から17時迄開いています。
  3. 土日は11時から18時迄開いています。

開館日や時間は今後変更になる可能性有。現在は月火はお休みです。コンサートを見学する場合は、入場料とは別にコンサートのチケットを手配する必要があります(コンサートのみの参加、可能)。

まとめ

団体ツアーなどでも訪れる可能性の高い「バイオリン博物館」。館内にはバイオリン以外にもヴィオラやマンドリン(伊:マンドリーノ)といった弦楽器がラインナップされており、製作者もストラディヴァリのみならず、ニコロ・アマティ、ジュゼッペ・グァルネリといった世界的に有名な製作者たちのものがたくさん展示されています。ここに来ることを旅の最大の目的としている方も多いハズ!是非、ゆっくりとクレモナのバイオリンの世界をお楽しみください。

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