ジェノヴァとの距離がグっと縮まる!ガラタ海洋博物館

ジェノヴァとの距離がグっと縮まる!ガラタ海洋博物館|イタリア観光ガイド

ガラタ海洋博物館に行ってきました!

ジェノヴァの港湾エリアに2004年にオープンした「ガラタ海洋博物館(ガラータ海の博物館)」。体験ゾーン盛沢山の全身で味わう博物館で、かつての海洋大国ジェノヴァの栄華をたっぷりと感じることが出来ます。

ガラタ海洋博物館とは?絶対行くべき理由ベスト3

おすすめのポイント
  1. 駅から500メートル強の好立地である点。
  2. 体験型の展示が豊富である点。
  3. ジェノヴァらしい”海”の歴史について理解を深められる点。

「ガラタ海洋博物館(Galata Museo del Mare/ガラタ・ムゼオ・デル・マーレ)」は、ジェノヴァの陸の玄関口、ジェノヴァ・ピアッツァ・プリンチペ(Genova Piazza Principe)駅から街中へ向かって歩みを進めた時に、最初に目に留まるガラス張りのカッコイイ博物館。体験型の展示が充実しており、イタリア語や英語に明るくない方でも感覚的に楽しめる工夫がいっぱいの場所です。

ガラタ海洋博物館 押さえておくべき魅力とは?

実物大のガレー船模型

ガラタ海洋博物館の館内でまず目に留まるのは、1672年につくられたガレー船(Galea/ガレア)の復元模型。ガレー船はオールを使って進む軍艦の総称で、海洋大国ジェノヴァの象徴的存在。長さ約42メートルの巨大なガレー船は材質にまでこだわって作られており、実際に中に乗り込むこともできます。長さ約9メートル(重さは約100キロ)のオールを漕いだり、船の底の部分を見学したりスリル満点!

乗れちゃう!イタリア製潜水艦

ガレー船以外にもう一つ、船乗りさん気分が味わえるのが屋外にある「サウロ級潜水艦(Nazario Sauro/ナザリオ・サウロ)」です。こちらは1976年まで実際に使われていた正真正銘の本物。4歳以上であれば見学可能で、ヘルメットを貸りて、本物の潜水艦の様子を見学することが出来ます。係の方の説明がイタリア語(一部英語もアリ)なのですが、感覚的に楽しめるので、わからなくとも大丈夫!

博物館が魅せる建築美

体験型展示は楽しそうだけど、イタリア人とのやり取りは緊張してしまう…という方も大丈夫。ガラタ海洋博物館は、一般的な博物館のように過ごしても、十分満足出来ます。時間がない方も是非写真に収めてほしいのが、スペイン人建築家、ギジェルモ・バスケス・コンスエグラ(Guillermo Vázquez Consuegra)が手掛けた建物の美しさ。ガラス張りの美しい博物館は、雨の日でも光がたくさん取り込まれ、明るい気分にさせてくれます。

疑似体験ができる⁉ユニークな展示品たち

こちらは上階にある展示フロア「Memoria e migrazioni(メモリア・エ・ミグラツィオーニ)」。19世紀末から20世紀はじめにかけて、イタリアから異国の地へと出発した移民たち(ミグラツィオーニ)の記憶(メモリア)を追う展示コーナーで、実際に入口でパスポートのようなものをもらって移民になった気分で展示フロアを巡ります。展示内容は感覚的に楽しめるものが中心◎

コロンブスにまつわる展示フロア

こちらはジェノヴァならではのコロンブスにまつわる展示コーナー。ジェノヴァ出身(諸説あり)のコロンブス(伊:クリストーフォロ・コロンボ)。地元、ガラタ海洋博物館では、リドルフォ・ギルランダイオ(Ridolfo del Ghirlandaio)が描いた肖像画(写真左)の液晶パネルの案内のもと、コロンブスの生きた時代(15世紀当時)に考えられていた世界地図、使われていた船の模型などを見学することが出来ます。

ガラタ海洋博物館 是非食べてほしい逸品

Panissa

「パニッサ」は、じゃがいもの代わりにひよこ豆のペーストを使って作ったフライドポテトのようなお料理。食感や味わいはフライドポテトによく似ているのですが、主成分がたんぱく質なので、健康に気を遣っている方にも、もってこいの一品です。フードワゴンや屋台、テイクアウト店で売られていることも多いので、食べ歩きグルメとしても最適。塩コショウのシンプルな味付けが、じわじわクセになります。

ガラタ海洋博物館ワンポイントアドバイス

「ガラタの由来」
博物館の名前の中にある”ガラタ”は、人の名前でも船の名前でもなく…街の名前。しかもトルコの街の名前です。首都イスタンブールの中心部からガラタ橋を渡ってスグのところにカラキョイという地区の中にある街の名前で、かつてジェノヴァが支配し、海洋貿易の拠点として重要視していたことから博物館の名前にその名が採用されました。

ガラタ海洋博物館観光での注意点

ガラタ海洋博物館での注意点
  1. 冬季は火曜から金曜の10時から18時(土日祝は19時)迄開いています。
  2. 夏季は毎日10時から19時迄開いています。
  3. 入場料は17ユーロです。

夏季期間は3月から10月、冬季期間は11月から2月です。12月1日から1月3日迄はホリデーシーズンの為、月曜日も開館。但し、元旦とクリスマスは14時から19時迄の営業となります。

まとめ

ガラタ海洋博物館は一般的な博物館と比べてちょこっとだけお値段がお高めなのですが、チケット代金の中に潜水艦やガレー船への乗船体験ツアー代金などすべて含まれているので、ジェノヴァでの滞在時間に比較的ゆとりがある方や、荒天時の観光スポット選びに困ってしまった方などには特におすすめです。6歳までは入場無料なので、ファミリーで行くのもアリ◎ぜひチェックしてみてください。

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