思わず唖然!ミラノ、サンタ・マリア・プレッソ・サン・サティロ教会

思わず唖然!ミラノ、サンタ・マリア・プレッソ・サン・サティロ教会|イタリア観光ガイド

サンタ・マリア・プレッソ・サン・サティロ教会に行ってきました!

話題のレストラン、ショップが右に左に連なるミラノの中心街に、人目を忍ぶかのように建つ「サンタ・マリア・プレッソ・サン・サティロ教会」。行きたくなること間違いなし!の美しい世界観をご紹介します。

サンタ・マリア・プレッソ・サン・サティロ教会とは?

おすすめのポイント
  1. あっ!と驚く主祭壇の風景を楽しめる点。
  2. イタリアの巨匠、ブラマンテの作品をたっぷり鑑賞できる点。
  3. アクセス抜群!なのに穴場&入場無料で楽しめる点。

「サンタ・マリア・プレッソ・サン・サティロ教会(Chiesa di Santa Maria presso San Satiro)」は、華のミラノの中心街にひっそりと佇む教会。外の賑わいとのギャップに、誰しも、中に入った瞬間心がふわっと軽くなる、そんな空間が広がっています。最近では、日本の観光ガイドなどでも注目を浴び、特に主祭壇の「だまし絵」が人気。イタリアを代表する芸術家、ブラマンテの作品をじっくり楽しめる点も、見逃せません。

サンタ・マリア・プレッソ・サン・サティロ教会 その魅力とは?

忍ぶように建つ教会の姿

サンタ・マリア・プレッソ・サン・サティロ教会は、ミラノのショッピングストリートとして名高いトリノ通り(Via Torino)の通り沿いの、奥まった所にあります。大通りの隙間にピタっとはまるその姿は、まるでテトリスのブロックのよう!?あまりに控えめに立っているため、一瞬、中に入ってよいものか躊躇してしまいますが、是非入ってみてください!外とはまるで異なる、数百年前から変わらぬ穏やかな世界が広がっています。

イタリアの巨匠ブラマンテの作品

世界遺産、バチカンのサン・ピエトロ大聖堂の建築主任も務めた、偉大な建築家「ドナト・ブラマンテ(Donato Bramante)」。イタリアでは知らない人がいない、超有名人が、なんとこのサンタ・マリア・プレッソ・サン・サティロ教会の入口や祭壇等の設計に深く携わっています。教会が着工したのは1482年。1503年の、サン・ピエトロ大聖堂建築主任就任前の、若かりし日の貴重な作品をじっくりと御覧下さい。

名物「Finto coro」

サンタ・マリア・プレッソ・サン・サティロ教会の見所の一つが、だまし絵のある主祭壇エリア「Finto coro」です。「だまし絵」ということばを聞くと、なんだかネガティブなイメージを持ってしまいますが、これは天才ブラマンテが、遠近法を巧みに利用して創りあげた見事な世界として、今でも語り継がれています。もともと9メートル70センチを予定していた場所を、たった97センチにおさめなければならなかったブラマンテ。災い転じて福となす!教会の中で最もパワーを感じる作品です。

主祭壇以外の注目スポット

入り口のこじんまりした印象や、主祭壇の幅の狭さから、教会全体のスケールを小さく感じてしまいがちなサンタ・マリア・プレッソ・サン・サティロ教会ですが、ちゃんと突き当り以外の方向には、他の教会にあるような聖具室(教会に関する備品などを置く場所)や、礼拝堂がしっかりと存在しています。特に聖具室は、ブラマンテが手掛けているだけあり、写真を撮る人も多い人気のエリア。丸天井がとても美しく、必見です。

たっぷりと光の入るアーチ窓

上の写真の右手にちらっと写っているのが、先ほどご紹介しただまし絵。その横にあるスペース(翼廊)はしっかりと奥行があり、大きな光が取り込めるよう美しい円形の窓が並んでいます。一般に、主祭壇の先に窓やステンドガラスなどが飾られていることの多い教会ですが、サンタ・マリア・プレッソ・サン・サティロ教会では、窓を横にたっぷりとることで、美しい光の流れを実現しました。

サンタ・マリア・プレッソ・サン・サティロ教会 是非食べてほしい逸品

LaPiadineria

「ラ・ピアディネリア」はイタリアの若者を中心に人気の食べ歩きグルメ、ピアディーナ(Piadina)の専門店です。イタリアじゅうに展開しているチェーン店ではありますが、それだけに、おひとりさまでも気楽に入店して、食事を楽しむことが出来ると思います。ピアディーナは、トルティーヤラップサンドのようなグルメ。ピザよりも生地が薄い為、小腹が空いた時に丁度良いです。(最寄店:Via dell’Unione, 4)

サンタ・マリア・プレッソ・サン・サティロ教会 ワンポイントアドバイス

「スフォルツェスコ城博物館も、あわせてチェック♪」
ミラノきっての観光名所、スフォルツェスコ城。サンタ・マリア・プレッソ・サン・サティロ教会から1キロ強の所にあるスフォルツェスコ城の中には、博物館(Musei del Castello Sforzesco)があり、教会の昔の正面口の装飾などが飾られています。もし博物館にもいく予定がある方は、あわせてチェックしてみてください。

サンタ・マリア・プレッソ・サン・サティロ教会観光での注意点

サンタ・マリア・プレッソ・サン・サティロ教会観光での注意点
  1. 入場料は無料です。
  2. 開館時間は日中が中心です。
  3. 日曜は14時~となります。

サンタ・マリア・プレッソ・サン・サティロ教会は入場無料で全エリア見学することが出来ます。開館時間は日中メイン(9時半~17時半)。日曜日の午前は、一般客は入れませんのでご注意ください。

まとめ

サンタ・マリア・プレッソ・サン・サティロ教会の周辺は、お買い物大好きな人であれば何日でもいられちゃうくらい、人気のお店が一同に会しています。お買い物をする予定の方は、朝イチで教会を見学するのが正解。お店やレストランはお昼近くにならないとオープンしない所が多い為、朝の散歩がてらの見学も良いかと思います。是非遊びに行ってみてください。

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