期間限定のレア度満点スポット!ローマ市立バラ園

期間限定のレア度満点スポット!ローマ市立バラ園|イタリア観光ガイド

ローマ市立バラ園に行ってきました!

ローマ市立バラ園は、真実の口やチルコ・マッシモからスグの所にある美しいお花畑。バラ咲き誇る春と秋のシーズン限定で無料開放され、誰でも気軽に散策することが出来ます。

ローマ市立バラ園とは?絶対行くべき理由

おすすめのポイント
  1. 期間限定オープンのレアな観光スポットである点。
  2. 入場無料である点。
  3. 選りすぐりの珍しいバラを楽しめる点。

「ローマ市立バラ園(Roseto di Roma Capitale/ロゼート・ディ・ローマ・カピターレ)」は、ローマの人気観光スポット、チルコ・マッシモのすぐお隣にある美しいロゼート(バラ園)。好アクセスにも関わらず意外にもイタリア人たちの中にも「行ったことがない!」という人がちらほら…。理由は”期間限定”でしかオープンしていないからです。毎年4月から6月、および10月のわずかな期間にだけオープンする秘密の花園は春秋のお休みを利用してイタリア旅行する方には見逃せないスポット!

ローマ市立バラ園 押さえておくべき魅力とは?

期間限定オープンの花園

毎年4月~6月、および10月の秋バラが咲く約2週間だけオープンするローマ市立バラ園。春はローマの建国記念日である4月21日にオープンすることで知られています。ローマのある中央イタリアはこの頃、ちょうど日差しが強くなり始め、湿度も低いので、最高に気持ちの良い頃合い!広さ約1万平方メートル(野球グラウンドくらいの広さ)の敷地に咲き誇るバラは、最高にロマンチックな世界を演出してくれます。

約1,100種もの貴重なコレクション

園内は大きく「Rose botaniche(植物のバラ)」「Rose antiche(古代のバラ)」「Rose moderne(現代のバラ)」の3つのエリアに分かれています。なだらかなアヴェンティーノの丘の斜面に植えられたバラは、写真のように品種毎にプレートが下げられているので、気になったものを写真に収めておいて、後でじっくり調べるのがオススメ。19世紀初めに誕生した貴重種から最新種まで、園内では約1,100種ものバラが管理されています。

古代遺跡とのコラボレーション

ローマ市立バラ園ならではの光景といえば、古代遺跡とのコラボレーションです。写真はスグ近くに控える”ドムス”と呼ばれる、古代ローマ時代の上流階級の人々が住んでいた住居跡。西暦81年から92年頃整えられた風景を一緒に写真に収めれば、ローマらしさ満点の一枚となること請け合いです。別アングルから撮れば、修道院などとのコラボショットも可能(冒頭小見出し内写真ご参照)。

園内に設けられた可愛らしい噴水

こちらは園内に設置された噴水。1929年にローマ進軍の7周年を記念してアドルフォ・マリーニ(Adolfo Marini)によって制作されたもので、元々別の場所(Spina di Borgoというエリア)にあったものを、1978年にこの地に移設しました。吹き出し口にあしらわれているのはイルカ。園内の南側(丘の下の方)にあるので、ぜひ探してみてください。

バラ以外の花々

元々は1931年にローマ市長の発案でバラを含む約300種類の植物を扱う庭園として整えられたローマ市立バラ園。現在でもバラ以外の植物も健在で、特に4~6月は様々な種類の花々を楽しむことが出来ます。写真はイタリアの国花であるマーガレット(デイジー)。ちょうど春バラが最盛期を迎える5月~6月頃に見頃を迎えますので、春にバラ園へ行かれる方は要チェックです!

ローマ市立バラ園 近くまで行ったら是非食べてほしい逸品

Giselda

「ジゼルダ」は、ローマ市立バラ園から20分ほど歩いた川向うに広がるトラステヴェレ地区のおしゃれなベーカリーカフェ。朝7時台からやっていて、気軽にパンやドリンクをつまむことが出来ます。トラステヴェレ地区はローマの下町エリアで、地元の人たちが多く集う場所。街中の観光スポットと比較して、よりローマの「生」の姿を覗き見出来るエリアなので、機会があれば是非遊びに行ってみてください。

ローマ市立バラ園 ワンポイントアドバイス

「Premio Roma per Nuove Varieta di Rose」
ローマ市立バラ園では年に一度「ローマバラ国際コンクール(プレミオ・ローマ・ペル・ヌオーヴォ・バリエタ・ディ・ロゼ)」が行われ、世界中から大きな注目を浴びます。1933年から続く世界最古のコンテストのひとつ。新種のバラ(ヌオーヴォ・バリエタ・ディ・ロゼ)に対して贈られる賞で、5月の3週目頃に開催され、受賞作品はその後園内で他の花々と一緒に楽しむことが出来ます。

ローマ市立バラ園での注意点

ローマ市立バラ園での注意点
  1. 入口は「Via di Valle Murcia, 6」にあります。
  2. 入場無料です。
  3. 期間限定開園です。

ローマ市立バラ園は、毎年ローマの建国記念日(4月21日)に開園〜6月中旬(11日~13日頃)迄と、10月の約2週間開園しています。8時半から19時半迄オープン。詳細は年度や状況如何で多少変動することがあるので、気になる方はHPや現地でご確認の上、お出かけください。

まとめ

ローマ市立バラ園は、長年、中高年の方々や女性に人気の観光スポットでした。しかし近年はYouTuberやインスタグラマーの男性や、若者にも、フォトジェニックなスポットとして人気を集めています。無料で入れるのでチケットなどを買う手間や気疲れもなし!ヨーロッパの景色とバラは最高に相性抜群ですので、近くまで行ったらぜひ観に行ってみてください。

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