センス抜群で気分はお姫様!ミラノ、パラッツォ・モランド

センス抜群で気分はお姫様!ミラノ、パラッツォ・モランド|イタリア観光ガイド

パラッツォ・モランドに行ってきました!

ミラノの「パラッツォ・モランド(モランド宮殿)」は、ミラノの中でも高級ショップが軒を連ねるノーブルな地区に佇むお屋敷。館内が一般開放されており、なんと無料で見学できちゃうんです!

パラッツォ・モランドとは?絶対行くべき理由ベスト3

おすすめのポイント
  1. ミラノの繁華街をセットで楽しめる点。
  2. 無料で見学できる点。
  3. ミラノの貴族の暮らしぶりを覗ける点。

「パラッツォ・モランド(Palazzo Morando)」は、ミラノの中心部に16世紀に整えられたお屋敷。最後の家主(モランド家)が亡くなった後は、ミラノ市の所有する施設になっており、誰でも中を自由に見学することが出来ます。センス抜群な館内の雰囲気はどこを写真に収めても絵になること間違いなし!無料で見学できる点も魅力です。

パラッツォ・モランド押さえておくべき魅力とは?

高級ブティック街に面したお屋敷の姿

高級ショップが右に左に軒を連ねる「サンタンドレア通り(Via Sant’Andrea)」の一角に立つ「パラッツォ・モランド」。”パラッツォ”は”お屋敷”という意味を持つイタリア語で、”モランド”の名は、お屋敷の最後の所有者であった、リディア・カプラーラ・モランド(Lydia Caprara Morando)に由来しています。

バロック様式の建物の外観

モランド家がこの地を所有していたのは1945年迄。その後、お屋敷はミラノ市に寄贈されたのですが、建物自体の歴史はかなり長く、何世紀にもわたって、様々な貴族たちが所有してきました。現在の外観や内装の礎を築いたのは、モランド家の3代前にお屋敷を所有していた「ヴィラ家」。ジョヴァンニ・ヴィラ(Giovanni Villa)によって、当時流行していたバロック様式の雰囲気に整えられました。

Sala dell’Olimpo

こちらは「オリンポスの広間(サラ・デッロリンポ)」。ジョヴァンニ・ヴィラが1762年、マリア・プステリア(Maria Pusterla)と結婚式を挙げた場所として知られており、広間の名前はミラノで活躍した画家、ジョバンニ・アントニオ・クッキ(Giovanni Antonio Cucchi)の天井画のオリュンポス十二神に由来しています。

Sala d’Ercole

こちらも美しい天井画が名物の「ヘラクレスの間(サラ・デルコレ)」。ジョヴァン・バッティスタ・ロンチェッリ(Giovan Battista Ronchelli)が、当時お屋敷を所有していたデ・クリストフォリス家の為に描いた作品で、パステルカラーを基調としたロココ調の内装の雰囲気も他の部屋と違って、いいアクセントになっています。

Sala Dhò

こちらはモランド家がダイニングルームとして使用していた「ドーの間(サラ・ドー)」。部屋の名前は、マリア・サラ・アノニ(Maria Sara Annoni)が夫のジャンルカ・ドー(Gianluca Dhò)を偲んで名付けました。室内では彼女が寄贈した大理石の彫像や、モランド家が食事の際に使っていたお皿などのコレクションを一緒に楽しむことが出来ます。

パラッツォ・モランド 是非食べてほしい逸品

Eppol

「エッポル」はパラッツォ・モランドから15分ほど北側に進んだところにあるおしゃれなレストラン。モーニングからディナーまであらゆる用途に使うことが出来、内装の雰囲気もあいまって、ミラノの若者で一日中にぎわっています。モーニングやランチのセットが10ユーロ程度~。イタリアっぽさには少々欠けますが「旅の思い出に一度はイマドキっぽいお店に行きたい!」という方はぜひチェックしてみてください。

パラッツォ・モランドワンポイントアドバイス

「パラッツォ・モランド美術館」
パラッツォ・モランドは2階を中心に美術品が多く展示されているかつ、頻繁に芸術関連の特別展が行われていることから、日本のガイドブックなどでは「パラッツォ・モランド美術館」として紹介されていることが多いです。特別展の情報は公式HPからチェック可能。基本的に入場無料ですので、時間が許す限り、あわせてお楽しみください。

パラッツォ・モランドでの注意点

パラッツォ・モランドでの注意点
  1. 火曜から日曜の10時から17時半迄開いています。
  2. 最終入場時刻は17時です。
  3. 入場無料です。

最寄り駅は地下鉄サン・バビラ(San Babila)駅(降車後、徒歩約3分)。入場料は無料ですが、場合によっては入館に際し事前予約が必要な場合がありますので、現地やHPにてご確認の上お出かけください。

まとめ

イタリアでは昔の貴族たちのお屋敷を市や州が買い取って、一般公開しているケースが多々あります(但し、無料なのはレア!)。しかし、ひとくちに「イタリア貴族のお屋敷」と言っても、地方によってその姿がばらっばらなのが面白い所。フィレンツェやジェノヴァなどの貴族のお屋敷とガラリと趣の異なるミラノの貴族たちのお屋敷。ぜひ美術品とセットでご堪能ください。

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