音楽ファンの方以外も絶対楽しい!ボローニャ国際音楽博物館

音楽ファンの方以外も絶対楽しい!ボローニャ国際音楽博物館|イタリア観光ガイド

ボローニャ国際音楽博物館に行ってきました!

サングイネッティ家より寄贈されたお屋敷を使って整えられた「ボローニャ国際音楽博物館」。「国際」の名にふさわしく、館内ではイタリア国内外の音楽家たちが育んだ、豊かな音楽文化をたっぷりと味わうことが出来ます。

ボローニャ国際音楽博物館とは?絶対行くべき理由ベスト3

おすすめのポイント
  1. イタリア国内外の偉大なる音楽家たちの人生に触れられる点。
  2. 貴重な楽器を目の前で鑑賞できる点。
  3. 展示品が多岐にわたる為、お気に入りのコーナーが見つかりやすい点。

ボローニャ国際音楽博物館はイタリアでは「Museo internazionale e biblioteca della musica(ムゼオ・インテルナツィオナーレ・エ・ビブリオテカ・デッラ・ムージカ/国際音楽博物館&図書館)」と呼ばれています。もちろん図書館も大変魅力的なのですが、メインはやっぱり「音楽博物館」!館内では、かつてボローニャの街で音楽を学んだ誰もが知ってる偉大なる音楽家たちの足跡を存分に辿ることができます。

ボローニャ国際音楽博物館 押さえておくべき魅力とは?

エントランスのだまし絵

元貴族のお屋敷を利用した博物館だけに、展示品以外でもワクワクドキドキするような景色は随所に広がっています。こちらはエントランス付近に描かれたルイジ・ブサッティ(Luigi Busatti)のだまし絵。そこまで大きな中庭ではないのですが、この絵がひとつあるだけで、どこまでも奥行きがあるように感じられるのですから、不思議なものです。

滝の中にいるような美しい階段

次に多くの人が足を止めるのが、展示室へと続く大階段の天井部分です。滝の中にいるかのような幻想的な風景は、1569年、このお屋敷を購入した貴族のエルコーレ・リアリオ(Ercole Riario)によって整えられたもの。これ以降18、19世紀にも大きな改装が行われており、1986年、この場所を博物館として市に寄贈したエレオノーラ・サングイネッティ(Eleonora Sanguinetti)の名を取って、博物館は「サングイネッティ宮」の名でも親しまれています。

多岐にわたる展示品

館内は楽器、楽譜、肖像画等、音楽にまつわる様々なアイテムが飾られています。こちらは普段あまり音楽に触れる機会のない方にも楽しめそうな楽譜のコーナー。写真はモーツァルトが14歳の時に突破した試験の回答用紙で、その他にもアントニオ・ヴィヴァルディ(Antonio Vivaldi) 、 ジュゼッペ・ヴェルディ(Giuseppe Verdi)など偉大なる作曲家たちの楽譜に触れることができます。イタリア語は基本ローマ字読みなので、案内版を見れば誰の楽譜かすぐに分かる点が◎

貴重な肖像画たち

こちらはモーツァルトの21歳の時の肖像画。21歳にしてはかなりの貫禄!ですが、普段私たちが教科書でよく見る肖像画と違った姿になんだか心惹かれます。14歳の時にボローニャにやってきたモーツァルト。有名な音楽機関「アカデミア・フィラルモニカ・ディ・ボローニャ」の試験も同年に合格し(通常は20歳以上でないと受験資格すらありません)ますます音楽界での地位をあげることとなります。

ユニークな楽器の展示

こちらはアメリカのギターメーカー、フェンダー(Fender)社がボローニャをイメージして制作したギター(ストラトキャスター)。よく見るとボディ部分にボローニャの街並み、ネック部分にボローニャの紋章が描かれているのがわかります。ボローニャ国際音楽博物館の魅力は、展示されている楽器の種類が多岐にわたる所。コンサートに関しても、クラシックだけでなく、エレキギターのコンサートなどが開催されることもあります。

ボローニャ国際音楽博物館 是非食べてほしい逸品

Spoja lorda

「スポア・ロルダ」はシリアルのような可愛らしいラビオリパスタ。中に「ストラッキーノ(Stracchino)」という脂肪分少なめのフレッシュチーズが入っていて、生地にもナツメグがほんのり効いています。シンプルにお出汁の効いた透明なスープ(日本でいうブイヨンスープ、コンソメスープ等)に浸して食べるのが定番。胃が疲れている時にも優しい味わいで、食べやすいです。

ボローニャ国際音楽博物館ワンポイントアドバイス

「動画サイトを上手に活用」
ボローニャ国際音楽博物館は、館内で毎月様々なコンサートが開かれています。いずれもチケットを購入すれば誰でも鑑賞することが出来ますが、半日~数日間のボローニャ旅行では、なかなかコンサートに出くわすチャンスがないことも…。そんな時は、主催する団体の名前などをヒントに是非、動画サイトなどで彼らのコンサートをチェックしてみてください。博物館の様子もわかるので◎

ボローニャ国際音楽博物館観光での注意点

ボローニャ国際音楽博物館観光での注意点
  1. 火曜から金曜の11時から13時半、14時半から18時半迄開いています。
  2. 土日祝日は11時から18時半迄開いています。
  3. 入場料は5ユーロです。

毎週月曜日、および元旦、メーデー、クリスマスはお休みです。また、クリスマスイブと大晦日は14時閉館となります。図書館は開館時間が異なるのでご利用予定の方はご注意ください。

まとめ

ボローニャ国際音楽博物館は、ボローニャ市内にいくつかある音楽関連の博物館の中で、最も大きなもののひとつ。ゆえに、展示品のバランスが良い為、普段あまり音楽に触れる機会のない方でも、なじみやすい展示品が多いと思います。学生時代に教科書や音楽室で見た、アントニオ・ヴィヴァルディの「あの」肖像画も館内にあります!是非探してみてください。

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。