ボローニャの玄関口、モンタニョーラ公園

ボローニャの玄関口、モンタニョーラ公園|イタリア観光ガイド

モンタニョーラ公園に行ってきました!

ボローニャの陸の玄関口、ボローニャ中央駅を出るとまもなく眼前に広がるモンタニョーラ公園。イタリアらしいその風景に、誰もが「ナニコレ素敵!」と大興奮間違いなしだと思います。

モンタニョーラ公園とは?絶対行くべき理由ベスト3

おすすめのポイント
  1. 駅前にある好アクセススポットである点。
  2. ボローニャの人たちの日常を垣間見ることが出来る点。
  3. 美しい彫刻を心ゆくまで鑑賞できる点。

モンタニョーラ公園は、ボローニャの陸の玄関口「ボローニャ中央駅(Bologna Centrale/ボローニャ・チェントラーレ)」を出ると、まもなく目の前に見えて来る大きな緑地です。入口にある優雅な噴水付の階段や、アンティーク調の街灯。傍らに鎮座するお城の遺跡など、どれもこれも気になるものばかり!奥に進むと美しい彫刻があしらわれた噴水を観賞することも出来ます。

モンタニョーラ公園 押さえておくべき魅力とは?

Scalinata Del Pincio

駅方面からお越しの場合、モンタニョーラ公園の玄関口でお出迎えしてくれるのが「スカリナータ・デル・ピンチョ」です。まるでシンデレラ城の前の部分だけ、ポコっと駅前に飛び出してきたかのような、優雅なその風景に誰もが圧倒されることでしょう。ウンベルト1世と奥様、マルゲリータ女王を迎え入れるべく整えられた劇場のような階段(スカリナータ)。ティト・アッゾリーニ(Tito Azzolini)とアッティリオ・ムッジャ(Attilio Muggia)の代表作の一つです。

階段にあしらわれた、モニュメント

スカリナータ・デル・ピンチョ(ピンチョの階段)には、美しいモニュメントがたくさんあしらわれています。最も目を引くのが、中央の噴水の部分。ノーベル賞文学賞受賞者であり、ボローニャ大学の教授でもあった詩人、ジョズエ・カルドゥッチのソネット(詩の一種)から着想を得た物語が展開されていて、タコに襲われたニンフ(ギリシャ神話に登場する聖霊)が躍動感たっぷりに描かれています。

階段横の遺跡

モンタニョーラ公園に向けて階段をあがっていくと、なにやらお隣に遺跡のようなものがあることに気付きます。こちらは「ガッリエーラ城(Castello di Galliera)」の遺跡。お城は14世紀初めにローマ教皇一派が建てた要塞なのですが、教皇領になることを嫌がったボローニャ市民らによってその後何度も破壊されました。最後に破壊されたのは1511年(なんと5度目!)。現在の遺跡はその当時のものが中心です。

公園のシンボル、噴水

さて、モンタニョーラ公園へ入ると、中央にまたしても美しい噴水が見えてきます。こちらは1888年にボローニャで行われた大博覧会に合わせ、ディエゴ・サルーティ(Diego Sarti)が整えたもの。当初は、会場のあったマルゲリータ庭園(Giardini Margherita)に設置されていましたが、その後約2.5キロ離れたここ、モンタニョーラ公園へと移設されました。

Monumento ai caduti del VIII Agosto 1848

市内中心部からモンタニョーラ公園へ行く際の入口に鎮座するのが、こちらのモニュメント。イタリア統一運動の流れの中で、1848年8月8日(VIII Agosto 1848)にボローニャで起こった戦いにまつわるモニュメントで、当時ボローニャを支配していたオーストリアに対してボローニャ市民が勝ったことを記念し、1903年に彫刻家、パスクアーレ・リッツォーリ(Pasquale Rizzoli)によって制作されました。

モンタニョーラ公園 是非食べてほしい逸品

Gelateria Galliera 49

「ジェラテリア・ガリエラ・クアランタノーヴェ」は、イタリア国内のジェラートランキングなどにもしょっちゅう名を連ねる超人気店。決して大きなお店ではないのですが、それが逆に興味をそそります。ノリノリの店員さんが提供してくれるジェラートは、どれも絶品!お味もちょっと珍しいものがちょこちょこあるので、滞在中、何度も足を運んでしまいたくなる一店です。

モンタニョーラ公園ワンポイントアドバイス

「モンタニョーラ公園で、彫刻を楽しむ」
モンタニョーラ公園には彫刻がいっぱい。特に中央にどーん!と設置された噴水は、親しみやすいモチーフが中心なので、私たち日本人にも楽しめると思います。噴水の真ん中には2匹の亀、周りには「バッファローを打ち負かしたライオン」「大蛇を捕らえたライオン」「人魚」と言ったモチーフが並んでいます。

モンタニョーラ公園観光での注意点

モンタニョーラ公園観光での注意点
  1. 夏季は6時半から24時迄開いています。
  2. 冬季は6時半から21時半迄開いています。
  3. 入場無料です。

モンタニョーラ公園の入口は2つ。スカリナータ・デル・ピンチョ側(ピアッツァ・ヴェンティ・セッテンブレ通り)と、戦勝記念碑側(イルネリオ通り)となります。ご来訪時ご留意ください。

まとめ

ヨーロッパ最古の大学があり、現在も多くの学生が滞在するボローニャには美しい公園がたくさんあります。グルメ・歴史・芸術…あまりの見どころの多さに、初回のボローニャ旅行では「公園でのんびり…」とはいかないかもしれませんが、もし、少しでも時間があれば是非足を運んでみて下さい。駅前に鎮座するモンタニョーラ公園。広大な敷地は誰もが一度は中を覗きたくなる魅惑的なスポットだと思います。

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