彫刻が必見。モンツァ、サンタ・マリア・アル・カッロービオロ教会

彫刻が必見。モンツァ、サンタ・マリア・アル・カッロービオロ教会|イタリア観光ガイド

サンタ・マリア・アル・カッロービオロ教会に行ってきました!

ミラノ近郊の街モンツァ。駅から徒歩15分ほどの所にある「サンタ・マリア・アル・カッロービオロ教会」は、モンツァで教会巡りを楽しみたい方にぴったりのスポットです。

サンタ・マリア・アル・カッロービオロ教会とは?絶対行くべき理由

おすすめのポイント
  1. モンツァの街中にあり徒歩でアクセスしやすい点。
  2. 周辺が繁華街で、買い物と観光をセットで楽しめる点。
  3. 美しい彫刻作品を楽しめる点。

「サンタ・マリア・アル・カッロービオロ教会(Chiesa di Santa Maria al Carrobiolo/キエーザ・ディ・サンタ・マリア・アル・カッロービオロ)」は、ミラノ郊外の都市、モンツァの街中にある教会です。駅からは少し距離がありますが、街中に位置する為、他のスポットとセットで観光しやすい教会。建物内外で楽しめる彫刻作品も見どころです。

サンタ・マリア・アル・カッロービオロ教会 魅力とは?

開放感あふれるカッロービオロ広場

カッロービオロ広場(Piazza Carrobiolo)に立つ教会。周辺は繁華街になっており、街のシンボル、モンツァ大聖堂へも歩いて5分ほどでアクセス出来ます。写真、向かって左がサンタ・マリア・アル・カッロービオロ教会で右が付属施設であるバルナビティ修道院(Convento dei Barnabiti)。まずは開放感たっぷりの広場と共に、趣の異なる2つの外観をお楽しみください。

彫刻が見事な教会の外観

サンタ・マリア・アル・カッロービオロ教会は近くで見ると、ところどころにアクセントとして据えられた彫像たちの美しさにハッとします。扉上の聖母マリアは、ジョヴァンニ・バッティスタ・ブルネッティ(Giovanni Battista Brunetti)の作品。横に控える天使たちは、カルロ・アルテッリ(Carlo Artelli)の作品でいずれも18世紀に設置されました。

教会横の修道院

サンタ・マリア・アル・カッロービオロ教会は元々すぐ隣に控えるバルナビティ修道院(コンヴェント・デイ・バルナビティ)の付属施設として16世紀に建設されたもの。バルナビティ修道院のシンボル、扉上の聖パウロのメダリオン(円形の肖像)は、1731年にエリア・ヴィンチェンツォ・ブッツィ(Elia Vincenzo Buzzi)によって追加されました。

中央祭壇の美しい彫刻たち

背面がパステル調の彫刻で彩られた印象的な中央祭壇。1848年に設置されたもので、たくさんの天使に囲まれ、聖母マリアが天に召される場面(いわゆる”聖母被昇天”)が描かれています。手前の大きな大理石の主祭壇は1750年にカルロ・ナヴァ(Carlo Nava)によって手掛けられたもの。上部のドーム部分や側面に描かれたフレスコ画も必見です。

左右に並ぶ礼拝堂たち

中央祭壇の左右に連なる礼拝堂もそれぞれ趣が異なるので見ていて飽きません。右手4番目の礼拝堂内にある羊飼いの礼拝(イエスさまの誕生を祝うべく羊飼いがやってくるシーンを表した絵画)の絵は、元々中央祭壇に飾る予定だったもの。その隣には修道院への入り口があり、対になる左手の礼拝堂内には、16世紀の貴重な十字架(作:バッティスタ・ダ・サロンノ/Battista da Saronno)があります。

サンタ・マリア・アル・カッロービオロ教会 是非食べてほしい逸品

Luganega

「ルガネガ」はモンツァのあるロンバルディア州や周辺地域、スイスなどでよく食べられているソーセージ。特にモンツァではサフラン味のリゾットと組み合わせる「リゾット・アッラ・モンゼーゼ(Risotto alla monzese)」が定番です。リゾットももちろんオススメなのですが、蚊取り線香のようになが~いルガネガのフォルムも必見。もしルガネガのグリル(Luganega alla griglia)などがあれば、是非そちらもチェックしてみてください。

サンタ・マリア・アル・カッロービオロ教会 ワンポイントアドバイス

「サーキットの聖地モンツァ」
モンツァは旅行ガイドなどではあまり紹介されることがない為「聞いたことがない」という人がいる一方「人生で一度は行ってみたい!」という人も少なくない場所のひとつです。理由は「サーキットの聖地」だから。市内には、F1イタリアグランプリが行われる「モンツァ・サーキット」があり、F1の開催日ともなれば、普段の何倍もの人が街に押し寄せます。

サンタ・マリア・アル・カッロービオロ教会での注意点

サンタ・マリア・アル・カッロービオロ教会での注意点
  1. 火曜から土曜の6時45分から11時半、15時半から19時15分迄開いています。
  2. 日曜日は9時から12時半、15時半から19時半迄開いています。
  3. 月曜は午後のみ(15時半から19時15分)見学可能です。

館内は入場無料。開館時間は長いですが、ミサなどが頻繁に行われる地元の方向けの教会なので、ミサ中などはマナーを守って見学or時間を改めて来館するようにしましょう。

まとめ

モンツァはミラノから電車で10分ほど。私は最初、F1のレースを見るためにモンツァに行きましたが、意外にも見どころが多く、その後はミラノに遊びに来た友達と半日観光がてら足を延ばすことも多くなりました。最も有名なのはモンツァ大聖堂ですが、周辺の教会も装飾が美しく、どれも見ごたえがあります。是非モンツァにいらした際は穴場の教会巡りも楽しんでみてください。

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