絶対行くべき!ピエモンテ州ヴェルチェッリ、サンテウゼビオ大聖堂

絶対行くべき!ピエモンテ州ヴェルチェッリ、サンテウゼビオ大聖堂|イタリア観光ガイド

サンテウゼビオ大聖堂に行ってきました!

イタリア2大工業都市、ミラノとトリノのちょうど間あたりにある街「ヴェルチェッリ」。街で最も重要な宗教施設にあたる「サンテウゼビオ大聖堂」に行ってまいりましたので、必見ポイントをご紹介します☆

サンテウゼビオ大聖堂とは?絶対行くべき理由ベスト3

おすすめのポイント
  1. 街で最も重要な宗教施設である点。
  2. 街の守護聖人、聖エウゼビオについての理解を深められる点。
  3. ヴェルチェッリの宝物が一堂に会している点。

ピエモンテ州の都市ヴェルチェッリ。街で最も重要な宗教施設(いわゆる”ドゥオーモ”)にあたる「サンテウゼビオ大聖堂(Duomo di Sant’Eusebio/ドゥオーモ・ディ・サンテウゼビオ)」は、開放感抜群の広場に面していて、大きなクーポラ(丸屋根)やその手前に並ぶ彫像、館内の絢爛豪華な礼拝堂など、その魅力は、枚挙に暇がありません。

サンテウゼビオ大聖堂押さえておくべき魅力とは?

目の前に広がる広大な緑地

駅から500メートルほどの所にあるサンテウゼビオ大聖堂。道中「ケネディー公園(Parco Kennedy)」と「ドン・セコンド・ポッロ庭園(Giardini Don Secondo Pollo)」という、のヴェルチェッリが誇る2大緑地を通り過ぎる為、春~秋の天気のよい時はデトックスしながら気持ちよく現地へ向かえることでしょう。

クーポラトレードマーク、ダイナミックな外観

サンテウゼビオ大聖堂の目印は大きなクーポラ(丸屋根)。建物自体の起源は4世紀頃まで遡りますが、現在私たちが見ることの出来る聖堂の姿は1570年にグイド・ルカ・フェレロ(Guido Luca Ferrero)枢機卿(ローマ教皇の最高顧問にあたる人物)からの指示で整えられたものがベースで、その後19世紀迄かけて、徐々に増強されていきました。

クーポラの前に並ぶ彫像

1860年にジョヴァンニ・ラルギ(Giovanni Larghi)の設計によって整えられたクーポラ。同じタイミングでファサードの上部にはイエスさまを中央にし、十二使徒(最後の晩餐に登場するイエスさまの弟子たち)の彫像が追加されました。右手奥に見えるレンガづくりの建物もサンテウゼビオ大聖堂の一部。12世紀に整えられた鐘楼で、再建前のサンテウゼビオ大聖堂の名残を残す、貴重な場所の1つです。

オットー朝美術の傑作、十字架

館内では中央祭壇前に掲げられた、10世紀頃につくられた十字架を見逃すわけにはいきません。縦約3.27メートル×横約2.36メートルの巨大な十字架。10世紀半ば頃からドイツで流行しはじめた”オットー朝美術”という美術様式でつくられた作品の中の、傑作のひとつと言われており、ドイツからほど近い北イタリアの街ヴェルチェッリだからこそ見られる宝物のひとつとして、多くの人を魅了しています。

Cappella del Beato Amedeo IX di Savoia

中央祭壇の両サイドには美しい礼拝堂が並んでいます。その中で最も重要なものの1つが右手にある「祝福されたサヴォイア公アメデーオ9世の礼拝堂(カペッラ・デル・ベアト・アメデオ・ノーノ・ディ・サヴォイア)」。絢爛豪華な装飾もさることながら、ここには現在のイタリアの礎を築いたトリノの王家、サヴォイア家の重要人物たちが多数眠っているため、イタリア全体から見ても、とても重要な場所となっております。

サンテウゼビオ大聖堂 近くまで行ったら是非食べてほしい逸品

Paniscia

「パニッシャ」はインゲン豆がたっぷり入ったリゾット。ヴェルチェッリ周辺の名物のひとつで、土地土地でちょっとずつ材料は異なりますが、ヴェルチェッリのものはあまりたくさんの種類の具が入っていないシンプルレシピのものが定番です。寒い日に食べれば身体が温まる&タンパク質もしっかり摂れる優れもの!大鍋でつくられたパニッシャは絶品ですので、是非レストランで食べてみてください。

サンテウゼビオ大聖堂ワンポイントアドバイス

「隣接する宝物館」
サンテウゼビオ大聖堂の南側には「宝物館(Museo del Tesoro del Duomo/ムゼオ・デル・テゾーロ・デル・ドゥオーモ)」が併設されています。大聖堂の中央祭壇に飾られている十字架のオリジナルバージョンや市内の教会から集められた宝物などが見学可能。入場料は5ユーロですので、ご興味のある方は是非セットで足を運んでみてください。

サンテウゼビオ大聖堂での注意点

サンテウゼビオ大聖堂での注意点
  1. 水曜から金曜、日曜は15時から18時迄開いています。
  2. 土曜は10時から12時、15時から18時迄開いています。
  3. 入場無料です。

サンテウゼビオ大聖堂の正式名称(伊語)は「Cattedrale Metropolitana di Sant’Eusebio(カテドラーレ・メトロポリターナ・ディ・サンテウゼビオ)」ですので、こちらも覚えておくと安心です。

まとめ

人口が数百人~千人程度の小さな集落が密集しているピエモンテ州。その中でヴェルチェッリは、実は人口が46,000人以上いる比較的大きな都市になります。トリノやミラノのベットタウン的存在。交通の便も良く、市内にはレストラン・お店やさんも比較的豊富に並んでいますので、もしイタリアのローカルな街の魅力に触れてみたい!というお気持ちがある方は、ゼヒゼヒ訪ねてみてください。

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