トリノいち大きな祈りの場、サン・フィリッポ・ネリ教会

トリノいち大きな祈りの場、サン・フィリッポ・ネリ教会|イタリア観光ガイド

サン・フィリッポ・ネリ教会に行ってきました!

トリノの街中にあるサン・フィリッポ・ネリ教会(Chiesa di San Filippo Neri)。世界遺産のトリノ王宮などからもスグのところにあるトリノいち大きな祈りの場の魅力に、トコトン迫ります。

サン・フィリッポ・ネリ教会とは?絶対行くべき理由ベスト3

おすすめのポイント
  1. 繁華街にあってアクセス抜群である点。
  2. 大きな正面口が入りやすい雰囲気である点。
  3. 広々とした館内で、ゆっくり見学が出来る点。

「サン・フィリッポ・ネリ教会(キエーザ・ディ・サン・フィリッポ・ネリ)」はトリノの街のど真ん中にある教会。トリノ最大の礼拝施設で、正面口も開放感があって、入りやすい雰囲気です。中も広々していて、あまり観光客でごった返すことがないので、ゆっくり教会と向き合いたい方には特にオススメ。見学前後は人気店が連なる周辺エリアでお買い物もお楽しみください♪

サン・フィリッポ・ネリ教会 押さえておくべき魅力とは?

トリノいち大きな建物本体

聖フィリッポ・ネリを祀るサン・フィリッポ・ネリ教会は、トリノで最も大きな礼拝施設です。街中に建っている為、わかりにくいですが、正面口前に建つと迫力感が凄い!縦約37メートル×横約69メートルもあり、等間隔に建てられた円柱がさらに開放的な雰囲気を醸し出しています。中々遠くから全体を入れたショットを取るのは難しいですが、真下からであれば撮影しやすいハズ。是非中に入る前に1枚とっておきの写真を撮っておきましょう。

神殿のような入口

サン・フィリッポ・ネリ教会の建設がスタートしたのは1675年。しかし、その後、戦乱続きだったトリノ。正面口は1823年になって、ようやく完成しました。その当時主流だったネオクラシック様式を織り交ぜて建てられた外観。、ネオクラシック様式は、昔のイタリア建築の良い点を取り入れる建築様式で、サン・フィリッポ・ネリ教会も古代ローマ時代の神殿のような雰囲気が特徴的です。

陽の光が差し込む、大きな窓と装飾

17世紀の建設開始以降、時代ごとに数々の売れっ子芸術家たちが力を尽くしたサン・フィリッポ・ネリ教会。建設に携わった人物たちの中で、最も有名なのがフィリッポ・ユヴァラ(Filippo Juvarra)です。彼はトリノにある有名建築には欠かせない人物。サン・フィリッポ・ネリ教会の近くでは、世界遺産のマダマ宮殿等が彼の作品にあたり、天井部分は、特に似たような雰囲気を感じることができます。

豪華な中央祭壇

奥行もあるサン・フィリッポ・ネリ教会。入口から祭壇までは約70メートルあり、長い通路の先には美しい祭壇があります。祭壇を手がけたのは、アントニオ・ベルトラ(Antonio Bertola)。実はサン・フィリッポ・ネリ教会は、1706年にフランス軍からの攻撃で、大きな損傷を受けてしまったのですが、祭壇自体はそれ以前に完成したものを、そのまま引き継ぐことが出来ました。

MIAAO

さて、再び教会の外に出ると、正面右手になにやらネコの顔のようなロゴの看板が目に入ります。このロゴはアルファベットの「MIAAO」を組み合わせたもの。「MIAAO(ミアーオ)」は、もともと”オラトリオ(Oratorio)”と呼ばれる、信者さんたちが祈りを捧げるべく集う場所(祈祷室)を利用してつくられた展示スペース。主に現代アーティストたちの展示会などが催されています。

サン・フィリッポ・ネリ教会 是非食べてほしい逸品

Guido Castagna

「グイド・カスターニャ」はチョコレートが美味しいことで有名なトリノの中でも、とりわけ有名なお店のひとつ。タブレットチョコが1,000円弱ほどする、いわゆる高級チョコレートなので、みなさんとっておきの日にいただきます。イタリア国内でも数々のコンテストで金賞受賞経験がある名店。こちらのショップ袋を持って歩いているだけで「お店はどこ!?」なんて聞かれることもあるくらいです。

サン・フィリッポ・ネリ教会ワンポイントアドバイス

「イタリア各地にあるサン・フィリッポ・ネリ教会」
イタリア各地にあるサン・フィリッポ・ネリ教会。中でも聖フィリッポ・ネリが生涯のうちの多くの時間を過ごした首都ローマや、生誕地であるフィレンツェのものなどは有名です。検索する際は「トリノ(Torino)」を加えて検索することをお忘れなく。住所は「マリア・ヴィットーリア通り(Via Maria Vittoria)」是非遊びに行ってみてください。

サン・フィリッポ・ネリ教会観光での注意点

サン・フィリッポ・ネリ教会観光での注意点
  1. ミサの時間は静粛に。
  2. 教会は入場無料です。
  3. 博物館(MIAAO)は3ユーロです。

毎日行われるミサの時間は静粛に。博物館、MIAAOは教会本体とは違う施設になるため別途入場料が必要です。チケットは入口で簡単に買えるので催し物などをチェックして興味があれば是非行ってみてください。

まとめ

サン・フィリッポ・ネリ教会は観光ガイドなどでは大きく紹介されない、ローカルな教会。しかし、トリノいち大きな教会は、見どころも多く、特にイタリアを代表する建築家フィリッポ・ユヴァラが生み出した美しい館内の風景は必見です。祭壇横にある大きなパイプオルガンは土日のミサにいると美しい音色を奏でることも…。是非足を延ばしてみてください。

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