天井画が見事!北イタリア アルバのサンタ・マリア・マッダレーナ教会

天井画が見事!北イタリア アルバのサンタ・マリア・マッダレーナ教会|イタリア観光ガイド

サンタ・マリア・マッダレーナ教会に行ってきました!

ワインやトリュフの産地として名高い北イタリアの都市アルバ。街の中心部にある美しい天井画などが自慢の教会、サンタ・マリア・マッダレーナ教会について詳しくご紹介します。

サンタ・マリア・マッダレーナ教会とは?絶対行くべき理由ベスト3

おすすめのポイント
  1. アルバ中心部にあり、徒歩でらくらくアクセス出来る点。
  2. 美しい天井画を楽しめる点。
  3. 聖マグダラのマリアについての理解を深められる点。

「サンタ・マリア・マッダレーナ教会(Chiesa di Santa Maria Maddalena/キエーザ・ディ・サンタ・マリア・マッダレーナ)」は、北イタリア・ピエモンテ州のアルバという街にある教会です。アルバといえばワインやトリュフが世界的に有名。秋にワイナリー巡りやトリュフ祭りに来た際に市内観光をする予定の方にも、もってこいのスポットです。

サンタ・マリア・マッダレーナ教会 押さえておくべき魅力とは?

ビスケットのような「外観」

サンタ・マリア・マッダレーナ教会の外観はちょっと不思議。レンガの凹凸を活かした模様が、なんだか焼き菓子のような…とにかく教会とは思えない、なんとも奇妙な風貌なんです。実はコレ、未完成なことが原因。カトリックの教会はイエスさまのいる一番奥が一番大事!中央祭壇等は絢爛豪華な教会でも、正面口は未完成のまま…なんてことは少なくありません。

聖マグダラのマリアの「祭壇画」

館内でまず見るべきは、中央祭壇に飾られた、ジョヴァンニ・バッティスタ・ビスカッラ(Giovanni Battista Biscarra)による美しい祭壇画です。描かれているのは教会のシンボル、聖マグダラのマリア(サンタ・マリア・マッダレーナ)。聖書に登場する人物で、長い髪が特徴。イタリア絵画のモチーフとしてもたびたび登場する人物ですので、是非これを機に特徴をチェックしてみてください。

雰囲気満点の「彫像」

中央祭壇の両側にはいくつかの礼拝堂が並んでおり、いずれも美しい絵画や彫像で彩られています。写真は入口入ってすぐ、左手に飾られたリマの聖ローザ。小さい彫像ながら岩壁の中に飾られている点が珍しく興味をそそります。手前にはろうそくが灯されており、なんとも厳かな雰囲気。天井の淡い色彩と、地上の厳かな雰囲気とのギャップも、サンタ・マリア・マッダレーナ教会の大きな魅力です。

晴れやかな「天井画」

サンタ・マリア・マッダレーナ教会で最も華やかなスポットが天井です。まるで屋根を取り払ったかのような、晴れ渡る青空の風景。ミケーレ・アントニオ・ミロッコ(Michele Antonio Milocco)という、イタリア王国の最初の首都、トリノにある王宮の天井画なども手掛けた偉大な芸術家で、本作では聖マグダラのマリアに関する物語を描いています。

教会奥に広がる「世界」

教会の奥(内陣の後ろ)には、聖職者たちが祈りを捧げる為のスペース(Coro)が設けられており、中央祭壇等とは違った、重厚感のある美しさを味わうことが出来ます。壁に添って並ぶ48つの椅子はくるみの木でできたもの。背もたれの部分にあるモチーフやアームレストの曲線が特徴的で、48脚並ぶ姿は圧巻です。特別展示などが行われることもあるスペース。是非こちらもお見逃しなく。

サンタ・マリア・マッダレーナ教会 是非食べてほしい逸品

Uova al tartufo

「ウオヴァ・アル・タルトゥーフォ」は直訳すると「卵とトリュフ」。日本ではあまり見ない組み合わせですが、イタリアでは割とよく食べられています。卵の調理方法は目玉焼きが定番ですが、スクランブルエッグなどで作る場合も…。アルバの秋に出回るトリュフは香りが強い為、一緒に食べるとトリュフの高貴な香りが絶妙に卵と絡んで、まろやかなハーモニーを生み出してくれます。

サンタ・マリア・マッダレーナ教会ワンポイントアドバイス

「各地にあるサンタ・マリア・マッダレーナ教会」
サンタ・マリア・マッダレーナ教会は直訳すると「聖マグダラのマリアの教会」。ということで、ここアルバ以外にもイタリア各地に同名の教会があります。ネットなどで情報収集する際は「Alba(アルバ)」の文字を添えるのをお忘れなく!また、イタリア周遊予定の方は、是非各地のサンタ・マリア・マッダレーナ教会に赴いて、違いや共通点を見つけてお楽しみください。

サンタ・マリア・マッダレーナ教会での注意点

サンタ・マリア・マッダレーナ教会での注意点
  1. 7時半から18時迄開いています。
  2. 車いす等の方も入場可能です。
  3. 秋のトリュフ祭りのシーズンは少し人出が増えます。

アルバはトリュフ祭りのシーズン(10月初旬~11月下旬)になると世界中からたくさんの観光客が押し寄せます。ごった返すほどではないですが、レストランの席確保等が多少大変になるので、頭の片隅に入れておくと◎

まとめ

サンタ・マリア・マッダレーナ教会のあるアルバは電車の便が良く、街もコンパクトなので、レンタカーやバスなどを使わなくとも観光を満喫することが出来ます。特に秋のトリュフ祭り(Fiera Internazionale del Tartufo Bianco d’Alba)の際は、メイン会場から教会までも100メートル足らずなのでセットでの観光にも最適。是非足を延ばしてみてください。

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