たまには趣向を変えて…♪フィレンツェ自然史博物館に行ってみた!

たまには趣向を変えて…♪フィレンツェ自然史博物館に行ってみた!|イタリア観光ガイド

フィレンツェ自然史博物館に行ってきました!

ルネサンス文化発祥の地フィレンツェで、恐竜やマンモスがいた時代にタイムスリップできちゃう「フィレンツェ自然史博物館」。いったいどのような所なのか!見どころをご紹介します。

フィレンツェ自然史博物館とは?絶対行くべき理由ベスト3

おすすめのポイント
  1. イタリアで普段と違った内容の展示物に触れられる点。
  2. 街中にあり、他の観光スポットと一緒に巡りやすい点。
  3. コンパクトで巡りやすい点。

「フィレンツェ自然史博物館(Museo di Geologia e Paleontologia/ムゼオ・ディ・ジェオロジーア・エ・パレオントロジーア)」は、ダビデ像で有名なアカデミア美術館から徒歩約3分。フィレンツェ大学の一角にある地質学(ジェオロジーア)、古生物学(パレオントロジーア)に特化した博物館です。ルネサンスの絵画や彫刻とはまた違った魅力に触れられる点が◎

フィレンツェ自然史博物館 押さえておくべき魅力とは?

道しるべとなる大きな教会

ジョルジョ・ラ・ピーラ(Via Giorgio La Pira)通り沿いにある「フィレンツェ自然史博物館」。ここはすぐ南側にあるフィレンツェ大学の付属施設のひとつで、通りはお手頃なカフェ、レストランも多く、若者たちの活気に満ちています。道しるべになるのが、すぐ目の前にある有名観光スポット「サン・マルコ教会(Basilica di San Marco)」。フィレンツェを代表する教会のひとつですので、時間があればぜひセットで立ち寄ってみてください。

博物館のシンボル、ティラノサウルス

フィレンツェ自然史博物館は通りに面した出入口を抜けた先に建物があります。建物の前に広がる中庭にいる皆のアイドルが「ティラノサウルス・レックス(Tirannosauro Rex/ティラノサウロ・レックス)」の親子の複製。ここまでなら無料で入ることができますので、時間がない方も是非写真だけでも撮りに立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

トスカーナ州にいた、大型動物たちの展示エリア

館内で最もインパクトがある展示が、長い牙が特徴的な「マストドン(Mastodonte,ゾウの祖先でマンモスより少し小さな動物)」の化石です。周辺はフィレンツェのあるトスカーナ州に住んでいた大型動物たち(ゾウ、ライオン、トラ、マンモスなど)の化石がずらりとならんでおり、その中で高さは約4メートルのマストドンは、とにかく度肝を抜かれます。

Sezione degli equidi

こちらはウマ科の動物たちの化石が並ぶエリア(セツィオーネ・デッリ・エクイディ)。エオヒップス(Eohippus)→メソヒップス(Mesohippus)→メリキップス(Merychippus)→エクウス(Equus)といった、ウマのご先祖様たちの化石が時代ごとに並んでおり、細かな名前や時代区分ははわからなくとも、感覚的に動物の進化の流れを感じ取ることができます。

Storie di una balena

こちらは新しく追加された「クジラの物語(ストーリエ・ディ・ウナ・バレーナ)」と呼ばれる展示エリア。照明の雰囲気や展示方法、音楽が近未来的でカッコイイ!一歩足を踏み入れるだけで、海の中にいるような気持ちにさせてくれます。中央に置かれた化石は、約300万年前のクジラの化石。かつて周辺一帯が海だったことを私たちに教えてくれる貴重な資料です。

フィレンツェ自然史博物館 是非食べてほしい逸品

Bietola

「ビエトラ」は、日本で”スイスチャード”や”フダンソウ”などの名前で時々売られている葉物野菜。見た目も味もほうれん草に似ていて、調理方法もソテーにしたり、ペーストにしたり、スープに入れたり…ほうれん草と同じような感覚で扱うことが出来ます。お肉やお魚料理の付け合わせにもピッタリ。クセがなくて食べやすいので、是非現地で味わってみてください。

フィレンツェ自然史博物館 ワンポイントアドバイス

「場所間違いにご用心」
フィレンツェ市内には”自然史博物館”の名を冠する博物館がいくつかあります。いずれもイタリア語にすると全然違う内容の博物館であることがわかるのですが、日本語のガイドブックでは一括りに”自然史博物館”と表記されているため、注意が必要。特にピッティ宮殿の近くにある「スペーコラ美術館(La Specola/ラ・スペーコラ)」は、日本のガイドブックや地図で”自然史博物館”と書いてあることがしばしばなので、ご注意ください。

フィレンツェ自然史博物館での注意点 押さえておくべき事項3選

フィレンツェ自然史博物館での注意点
  1. 火曜から日曜の9時から17時迄開いています。
  2. 入場料は6ユーロです。
  3. 毎週月曜、元旦、復活祭、メーデー、クリスマスはお休みです。

博物館にはセット券があります。「Museo di Antropologia e Etnologia」「Orto botanico」とのセットで、3か月有効。お値段10ユーロでですので、気になる方はぜひご検討ください。

まとめ

カトリック文化やルネサンス文化に触れることの多いフィレンツェ旅行。私は今回、小さな子連れファミリーのアテンドで初めてフィレンツェ自然史博物館を訪れたのですが、館内は親子連れが多く、特にちびっこたちが恐竜の複製や、マンモスの化石などに釘付けになっていたのが印象的でした。いつもと趣向を変えたアクティビティをお望みの方にぴったりの場所!ぜひチェックしてみてください。

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