一生に一度見てほしい名画!イタリア・ミラノの「最後の晩餐」

一生に一度見てほしい名画!イタリア・ミラノの「最後の晩餐」 | イタリア観光ガイド

ミラノの「最後の晩餐」を見に行ってきました!

ミラノ滞在経験もありながらミラノの至宝「最後の晩餐」をこれまで、1度も見たことがなかった私。あまりに「見たことある?」と聞かれるので、このたび、一念発起して行ってまいりました!ここではその時の感動を皆さまにお伝えします♡

「最後の晩餐」とは?絶対見るべき理由ベスト3

おすすめのポイント
  1. とにかく「見ようと思わないと見られない」激レア作品である点
  2. レオナルド・ダ・ヴィンチの貴重な「完成品」である点
  3. 描かれた場所「込み」の「美」を味わえる点

最後の晩餐は、なぜそれほどまでにレアなのか。1つは、作者レオナルド・ダ・ヴィンチの貴重な「完成作品」であるという点にあります。また、絵の劣化を防ぐため、現在入場が厳しく制限されており「見ようと頑張らないと、なかなか見られない」点にもあります。「だったら、わざわざ生で見なくてもイイヤ…」なんて思わないで!一目、生で見たら、やはり飾ってある場所込みでの美しさは格別!是非、頑張ってでも現地で見てほしい名画です。

「最後の晩餐」鑑賞にあたって、押さえておくべき点とは?ベスト5

とにかく「レア」がいっぱいの作品である点

ダ・ヴィンチは、生涯それほど多くの絵画作品を残していない上に、完成品は超ごくわずかと言われています。ということで、ダ・ヴィンチの完成作品が見られることは、かなり「レア」。加え、作品の鑑賞時間はたった15分、1回に35人までしか見ることが出来ない点も「レア」です。ミラノまで来た方は、少しでも作品に興味があれば、絶対観に行くべき作品。それが「最後の晩餐」なのです。

「最後の晩餐」が描かれた「場所」の魅力

最後の晩餐は「サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会(伊:Chiesa di Santa Maria delle Grazie/キエーザ・ディ・サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ)」の食堂の壁に直接描かれています。教会自体にも入ることが出来ますので、時間があればセットで見学してみてください。イタリアの名だたる教会と比べるとこじんまりしたものですが、観光中心地から少し距離があるだけに、ゆっくりと過ごすことができます。厳かな静寂の中で、教会本来の魅力をぜひ味わってみてください。

英知の結晶!最新の「修復技術」

現在私たちが見られる「最後の晩餐」は、実のところダ・ヴィンチが書いた箇所は、ほぼ残されていません。彼が1498年に作品を完成させたのち、幾度の修復作業が行われ、現在のバージョンは1978~99年までかけて修復されたものとなっています。想像以上に急速に劣化が進んでしまったことは悔やまれますが、その分、名画の中には、人類の英知の結晶がぎゅっと詰め込まれています。顕微鏡や科学実験を駆使して行われた、修復技術にも想いを馳せながら、とくと作品をご覧ください。

実は「反対側」にも名画がある点

最後の晩餐の向かい側には実は、もう一つ大きな絵画があります。ドナート・モントルファノの「キリストの磔刑(クロチフィッシオーネ/Crocifissione)」という作品。ダ・ヴィンチの描いた最後の晩餐の日の翌日の光景を描いたもので、最後の晩餐の3年前の1495年の作品です。こちらも大変大きく、見応えアリ。登場人物も多く、それぞれの表情から服装まで、とても細やかに描かれていて必見です。

実はイタリア各地にある!「最後の晩餐」との比較を楽しめる点

最後の晩餐はレオナルド・ダ・ヴィンチだけが描いたものではありせん。このテーマ自体は、新約聖書の中の1コマなので、同名の絵画や彫刻作品がイタリア国内外に存在します。同じテーマでも、作者によって異なる表現の仕方がなされる為、見比べるのもオツですよ!写真はフィレンツェの「サン・マルコ美術館(Museo di San Marco)」にある最後の晩餐。イタリア周遊予定の方は、是非行く先々で、最後の晩餐モチーフのものを探してみてください。

「最後の晩餐」周辺オススメグルメ! 近くまで行ったら是非食べて!

ショコラ・ミラノのジェラートアイス

「ショコラ・ミラノ」は、最後の晩餐のあるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の最寄り駅「Milano Cadorna(ミラノ・カドルナ)」からスグの所で見つけたジェラート店。チョコレートフレーバーが中心の、ミラノらしいとてもお洒落なお店で、お土産に良さそうなトリュフチョコなども売られていました。イスとテーブルもあるので、小休憩にももってこい。是非チェックしてみてください。

「最後の晩餐」鑑賞にお役立ちの「一品」とは?

「ダ・ヴィンチ・コード」
日本でも大ヒットした本・映画「ダ・ヴィンチ・コード」。「最後の晩餐」の中に、ダ・ヴィンチからのメッセージが隠されている…といった内容を含むフィクション作品で、本で読んだり、映画を観たりした方もいらっしゃることと思います。フィクションではありますが、最後の晩餐を観に行く前に、もう一度おさらいしておくと、最後の晩餐を観る目がまた変わって、面白いと思います。是非、時間があればお試し下さい。

「最後の晩餐」鑑賞での注意点 押さえておくべき事項3選

最後の晩餐観光での注意点
  1. 予約ナシで絵画を観るのはほぼ困難。
  2. 教会の場所が分かりにくいので、ご注意ください。
  3. 入場は15分入れ替えのため、「早め早め」行動を心がけましょう。

最後の晩餐は予約しないで鑑賞するのはほぼ困難。公式HPからも、最近ではほとんど空枠がありませんので、旅行会社経由等でチケット手配を試みてください。当日は、予約時刻に遅れると鑑賞が難しくなってしまいます。教会の場所もわかりにくいので、安全に留意しながら、早め早めの行動を心がけましょう。

まとめ

最後の晩餐は、ミラノ生まれミラノ育ちのイタリア人ですら「観たことない」という人がいるほど、なかなか観るのが難しい作品です。その一方で、予約さえすれば確実に見られる作品でもあるので、「観たい!」という方は、まずは混雑状況をチェック。それ如何で、イタリア旅行のスケジュールを組み立ててもよいでしょう。素敵な名画との出会いがトキメキ溢れるひとときとなりますように…★

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。