ヨーロッパ映画の世界観!トリノ・トリノ王立図書館をご案内♪

ヨーロッパ映画の世界観!トリノ・トリノ王立図書館をご案内♪| イタリア観光ガイド

トリノ王立図書館に行ってきました!

ヨーロッパの歴史ある重厚感たっぷりな図書館の雰囲気が大好きな私。本日は、中でもイチオシの北イタリアの都市、トリノの中心街にある「トリノ王立図書館」についてご紹介します♪

トリノ王立図書館とは?絶対行くべき理由ベスト3

おすすめのポイント
  1. イタリアの世界遺産のひとつである点。
  2. 観光中心地ど真ん中でアクセス抜群な点。
  3. 意外にも穴場で、静か!のんびり過ごすことが出来る点。

「トリノ王立図書館(Biblioteca Reale/ビブリオテカ・レアーレ)」は、北イタリアの都市トリノにある図書館。私たちのような外国人観光客でも中に入ることが出来ます。トリノの街の中心地ど真ん中にある為、アクセスも◎意外にも一年を通じて混雑していることが少ないので、図書館らしいゆとりのある落ち着いた雰囲気を、体いっぱい感じることができます。

トリノ王立図書館 押さえておくべき魅力とは?

トリノ王宮のすぐお隣にある好立地

トリノ王立図書館は、昔、この地を治めていた王族「サヴォイア家」の関連施設として使われていたもの。ということで、現在でも、トリノ王宮(写真正面の白亜の宮殿)のすぐ隣にあり、トリノ王宮への入場チケットで、あわせて見学することができます。上の写真の右手に広がる茶系の建物が図書館。手前に入口があるのですが、わかりにくいためか、王宮に比べると一年を通じてそこまで込み合うコトがなく、のんびりと館内の雰囲気を楽しむことが出来ます。

20万を超える蔵書

トリノ王立図書館の入口は、びっくりするほどこじんまりとしたものなのですが、一歩中に足を踏み入れると思わず…唖然!見渡す限り、本・本・本!本の森が広がっています。現在でも蔵書数は20万を超えるそう。中には15世紀、16世紀のものなどもあり、内容はわからなくとも、異国情緒たっぷりの本の背表紙を眺めるだけで好奇心がかきたてられます。

図書館をさらに引き立たせる調度品

トリノ王立図書館の中には図書以外にも思わず写真におさめたくなる素敵な調度品がたくさんあります。天球儀(写真)、古地図、彫刻、巻物、ポスター…等々。展示品は、1階と地下フロアに展示されているので博物館や美術館に行くような気分で図書館に行くのもアリですよ!特に地下フロアは観光客向けに整備されているので、私たち日本人でも見学しやすくオススメです。

美しい天井の装飾

ついつい本の山や、貴重な調度品の数々に目を奪われてしまいがちですが、館内では天井にもご注目!かまぼこ型の白亜の天井には、なんとも美しい装飾が施されています。これは当時、王室関連の施設を多く手掛けていたペラージオ・パラージ(Pelagio Palagi)のデザインをもとに、マルコ・アントニオ・トレフォリ(Marco Antonio Trefogli)とアンジェロ・モヤ(Angelo Moja)が描いたもの。この装飾が図書館全体の雰囲気を、さらに明るく神聖なものにしています。

貴重なデッサンの数々

トリノ王立図書館の目玉の一つが「デッサン画」です。全てがいつでも見られるわけではないのですが、ここにはイタリアの中でもかなり貴重な作品が数多く所蔵されており、特別公開日ともなればイタリア国内はもちろん、国外からも、多くの人が足を運びます。写真はミケランジェロのデッサン画。あの、バチカン市国にあるシスティーナ礼拝堂の天井画に関するデッサン画の1つです。

トリノ王立図書館 近くまで行ったら是非食べてほしい逸品

Guido Gobino

「グイド・ゴビーノ」はトリノで最も人気のチョコレートショップの1つで、トリノ王立図書館から5分ほど歩いた所に路面店を構えています(住所: Via Giuseppe Luigi Lagrange, 1)。小さなお店の中にはチョコレートがずらり!ドアを開けた瞬間にふわっと香る上品なカカオの匂いは、甘党の方にはたまらないハズです。写真は夏季限定のスティックアイス。夏に観光予定の方は、お見逃しなく!

トリノ王立図書館 ワンポイントアドバイス

「Autoritratto di Leonardo da Vinci(アウトリトラット・ディ・レオナルド・ダ・ヴィンチ)」
運が良ければ生きている間に!?特別公開のチャンスがやってくる、トリノ王立図書館きっての重要所蔵品が「レオナルド・ダ・ヴィンチの自画像」です。ここ最近は、奇跡的に数年おきに見られるチャンスが巡ってきたのですが、劣化防止の観点から基本的にはかなり観るのが難しいレアな展示品です。ということで、もし、次回チャンスが巡ってきたら、公開日に合わせトリノ旅行を計画してみるのも良いかもしれません。

トリノ王立図書館観光での注意点 押さえておくべき事項3選

トリノ王立図書館観光での注意点
  1. 「Musei Reali Torino(15ユーロ)」で中に入れます。
  2. 土曜の午後~日曜はお休みとなります。
  3. 入り口の場所は王宮と異なるので事前に地図で確認しておきましょう。

トリノ王立図書館は、トリノ王宮内にある「トリノ王宮博物館(Musei Reali Torino)」へのチケットで同時入場可能。チケット売り場もトリノ王宮内にありますが、入口の場所、開館スケジュールは異なるのでご注意ください。

まとめ

トリノ王立図書館は読書室のみの利用であれば、無料で入ることもできます(但し、日本人の私たちは、基本的には観光客とみなされる為、チケット購入が無難です)。市民にも愛されている現役の図書館は、中で勉強や読書をしている人も多く、トリノっ子たちの日常生活を垣間見ることもできますよ!30分もあれば十分見学可能ですので、是非機会があれば立ち寄ってみてください。

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