ミラノいちのクーポラに会いたい!サン・カルロ・アル・コルソ教会
サン・カルロ・アル・コルソ教会に行ってきました!
イタリアきっての観光都市ミラノで、最も大きなクーポラ(丸屋根)を持つサン・カルロ・アル・コルソ教会。一瞬、劇場か博物館のようにも見えるド迫力スケールの教会を、詳しくご紹介します。
サン・カルロ・アル・コルソ教会とは?絶対行くべき理由ベスト3
- 街中にあり徒歩で巡りやすい点。
- ミラノナンバーワンのクーポラを堪能できる点。
- シンメトリーの美しさが写真映え抜群な点。
「サン・カルロ・アル・コルソ教会(Basilica di San Carlo al Corso/バジリカ・ディ・サン・カルロ・アル・コルソ)」はミラノきってのショッピングストリート、モンテ・ナポレオーネ通りなどからスグのところにある、とても大きな教会。特にクーポラが有名で、人によっては劇場や博物館などと間違えてしまうほどのインパクトがあります。中も見応え抜群。これほどの傑作を、見逃すワケにいはいきません。
サン・カルロ・アル・コルソ教会 押さえておくべき魅力とは?
美しい「クーポラ」
街に繰り出すと、似たような教会が右に左にとにかくたくさんあるミラノ。…ですが、サン・カルロ・アル・コルソ教会だけは、おそらく誰もが一発で当てることができます。理由は大きな「クーポラ」。直径約32メートルある大きな丸屋根は、あのローマのパンテオンからインスピレーションを受け、カルロ・アマティ(Carlo Amati)によって19世紀に手がけられました。
巨大な「円柱」
サン・カルロ・アル・コルソ教会はクーポラも凄いですが、それらを支える円柱もカッコイイ!その姿は、まるで教会というより神殿のようです。柱は教会の両サイドに広がるヴィットーリオ・エマヌエーレ2世通りへと続くアーケード街にも続いており、圧巻の見応え。花崗岩で出来た大きな柱は全部で36本あり、ローマのパンテオンと同じ技法も取り入れながら、建設が進められました。
ミラノいちの「鐘楼」
あまりにクーポラが大きい為、気付かずに素通りしてしまうかも!?実はサン・カルロ・アル・コルソ教会には、とても大きな鐘楼(鐘つき堂)もあるのです。高さは約84メートル。ミラノで最も高い鐘楼で、フィレンツェの有名観光スポット「ジョットの鐘楼」と全く同じ高さを誇ります。ミラノは高い建物が多いので、もしチャンスがあればドゥオーモの屋上からの写真撮影がgoo。写真右手に見える建物がサン・カルロ・アル・コルソ教会の鐘楼です。
クーポラの「内部」
意外にもすっきりとした教会内部。注目すべきは、なんといってもクーポラの裏側です。小花のように散りばめられた化粧漆喰(スタッコ)の装飾。その下にはたくさんの聖人たちが並んでいます。てっぺんには円形の穴も。外観同様、ローマのパンテオンと似たつくりになっており、丸穴から差し込む光を見ると、誰しも神聖な気持ちになること請け合いです。
ジョヴァンナンジェロ・ポッロの礼拝堂
ジョヴァンナンジェロ・ポッロ(Giovannangelo Porro)は1451年にミラノ近郊で生まれた修道僧。その行いの数々が、多くの人を救済したため、死後、祝福を受け教会内の礼拝堂(Cappella del Beato Giovannangelo Porro)に眠っています。礼拝堂本体は案内板(↑写真)の先。遺体がそのまま安置されているため、ニガテ意識のない方は、是非見学してみてください。
サン・カルロ・アル・コルソ教会 是非食べてほしい逸品
Bastianello
「バスティアネッロ」は教会から300メートルほど(歩いて2-3分)の所にある、1950年創業の老舗菓子店。市内には何店舗か支店があるのですが、教会から最も近いボルゴ―ニャ通り(Via Borgogna)店は、ちょっとしたお茶から食事まで出来て便利です。少しお高めですが、贈答用のしっかりとした箱に入った土産類も充実しているので、目上の方へのお土産などを探している方にもオススメです。
サン・カルロ・アル・コルソ教会ワンポイントアドバイス
「買い物タイムとの調整を念入りに♪」
教会周辺はミラノきってのショッピングスポット。高級ブティックが立ち並ぶモンテ・ナポレオーネ通りも、旬なお店が一堂に会すサン・バビラ地区(San Babila) も、目と鼻の先にあります。ついつい欲しいものが出てくるとお買い物タイムに突入してしまって、あっという間に両手がいっぱいに…なんてことにならないよう、教会見学予定の方は、事前にスケジュールを念入りに練っておきましょう。
サン・カルロ・アル・コルソ教会観光での注意点
- 午前は7時30分から12時00分まで開館しています。
- 午後は16時00分から20時00分まで開館しています。
- 入場無料です、ミサの時間にご注意ください。
教会は毎日開館していますが、12時~16時まではお昼休みとなります。入場無料。但し、ミサの時間(概ね8時、12時、19時頃行われることが多いです)はマナーを守って見学しましょう。
まとめ
サン・カルロ・アル・コルソ教会はミラノきってのショッピングスポットの中にあります。ショウウインドウに気を取られていると、ついついじっくり見るのを忘れてしまいがちですが…モッタイナイですよ!教会は朝早くから開いているので、興味がある方は是非お買い物前にチェックしてみてください♪あらためて、イタリアとカトリックとの深い繋がりを感じることが出来るでしょう。
この記事へのコメントはありません。