ローマ、サンタ・マリア・デランジェリ・エ・デイ・マルティーリ聖堂

ローマ、サンタ・マリア・デランジェリ・エ・デイ・マルティーリ聖堂|イタリア観光ガイド

サンタ・マリア・デランジェリ・エ・デイ・マルティーリ聖堂に行ってきました!

ローマにある一風変わったサンタ・マリア・デランジェリ・エ・デイ・マルティーリ聖堂(サンタマリアデッリアンジェリ教会)。知らないと、教会だとわからずに通り過ぎてしまうかも!?是非中まで見て頂きたい!魅惑的な教会の全貌をご紹介します。

サンタ・マリア・デランジェリ・エ・デイ・マルティーリ聖堂とは?

おすすめのポイント
  1. 一見教会に見えない、独特の外観が味わえる点。
  2. 名画がてんこもりの館内を無料で見学できる点。
  3. 教会×現代アートの融合を楽しめる点。

「サンタ・マリア・デランジェリ・エ・デイ・マルティーリ聖堂(Basilica di Santa Maria degli Angeli e dei Martiri/バジリカ・ディ・サンタ・マリア・デランジェリ・エ・デイ・マルティーリ)」はローマ・テルミニ駅から街に繰り出すと、早速目の前に飛び込んでくるなんとも奇妙な建造物。一見、教会に見えない不思議な外観と名画がひしめく美しい内部とのギャップは、世界広しと言えど、ここでしか味わえないのではないでしょうか?現代アートとの見事な融合も、見逃せません。

サンタ・マリア・デランジェリ・エ・デイ・マルティーリ聖堂 魅力とは?

教会らしからぬ「外観」

聖堂は古代ローマ時代のディオクレティアヌス浴場(Terme di Diocleziano)の一部を使って作られたもの。ゆえに、初めて見た方は「壊れてる!?」なんて思われるかもしれません。しかし、実はもう何百年もこの姿のまま。ポイントは真ん中の凹んだ部分で、ここがちょうど、かつての浴場の凹面にあたるそうです。想像するだけで、なんだかロマンが掻き立てられます。

見ごたえたっぷりの「絵画の競演」

教会内に一歩足を踏み入れると、先ほどの景色はどこへやら…。そこに広がる神聖な雰囲気に、なんだか心が安らぎます。驚くべきは外のゴツゴツした岩肌をまるで忘れさせてくれるかのような、美しい絵画たちの競演。こちらは、礼拝堂内に飾られているジョヴァンニ・オダッツィ(Giovanni Odazzi)の作品(Apparizione della Vergine a San Bruno/聖ブルーノへの聖母の御出現)で、聖母の柔らかな雰囲気が印象的です。

ステンドグラスの「オクルス」

美しい絵画とともに、是非チェックして欲しい、面白いものがあります。それが、ステンドグラスで出来たオクルス(Luce e tempo)。有名なステンドグラスデザイナーの、ナルシサス・クアグリアータ(Narcissus Quagliata)氏が2001年に手掛けたもので”オクルス(伊: Oculo)”と呼ばれるクーポラのてっぺんに開いた丸穴の部分に、直径約5メートルの美しいステンドグラスがはめ込まれています。

生活に欠かせなかった「子午線」

天井を見た後は、床の上にもご注目。聖堂の床には、たった200年弱前まで、毎日の暮らしに無くてはならなかった重要なものがあるのです。それは…子午線。現在私たちはグリニッジ子午線を基準に生活していますが、1884年までは統一基準がありませんでした。ローマでは1703年に日時計を作成。その後、1846年まで、これを使ってローマの標準時間を測り続けていました。

融合する「現代アート」

306年につくられたディオクレティアヌス浴場を上手に利用した聖堂。実は現代アートが楽しめる場所としても知られています。写真はポーランド人アーティスト、イゴール・ミトライ(Igor Mitoraj)の「Testa di San Giovanni Battista(洗礼者聖ヨハネの首)」。2006年に設置されたもので、これ以外にも興味深い彼の作品がいくつも飾られています。

サンタ・マリア・デランジェリ・エ・デイ・マルティーリ聖堂の逸品

SAID dal 1923

「サイド」はローマのチョコレート専門店。ヨーロッパのチョコレートは一般に北の方が美味しいと言われていますが、中央イタリアも負けていませんよ!サイドはなんと、ロンドンやドバイにも進出しているほどの人気店。特にカップにひたひたに注がれるホットチョコレート(Cioccolata calda/チョコラータ・カルダ)は見た目も楽しい一品で、オススメです。

聖堂 観光ワンポイントアドバイス

「ミケランジェロだけじゃない!?何人もいる、聖堂の設計者たち」
ディオクレティアヌス浴場を使ってつくられた聖堂。1562年、教会を整えるにあたって、最初に白羽の矢が立ったのが、イタリアの誇る巨匠ミケランジェロ・ブオナローティです。残念ながらミケランジェロは聖堂の完成を見ずして逝去。その後、約200年近い時を経て、18世紀末にナポリ出身の建築家、ルイジ・ヴァンヴィッテリ(Luigi Vanvitelli)の手によって本聖堂は完成に至りました。

サンタ・マリア・デランジェリ・エ・デイ・マルティーリ聖堂 注意点

聖堂での注意点
  1. 交通量が多いエリアなので、車の往来にはご注意ください。
  2. 夏は熱中症等にご注意ください。
  3. 日曜日は19時30分(他は19時迄)開館しています。

聖堂周辺は交通量が非常に多いです。道路は気を付けて通行しましょう。周りに高い建物がないので、夏は直射日光にもご注意を。夜は19時(日曜は19時30分)迄開いているので、夏場は、日が陰ってからの観光もアリです。

まとめ

お恥ずかしながら実は私、過去何回もこの教会の前の道を通ったことがあったのですが、まさかれっきとしたカトリックの教会だとは知らず、アトラクションか何かだと勘違いしていました…(涙)斬新すぎるほど斬新な教会は、ローマ観光の思い出に、新しいエッセンスを与えてくれることでしょう。駅からも5分ほどで着くので、旅程にも組み込みやすいハズ。是非立ち寄ってみてください♪

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