八角形の塔が目印！ミラノ、サン・ゴッタルド・イン・コルテ教会

サン・ゴッタルド・イン・コルテ教会に行ってきました！

セット券を買えば、ドゥオーモへの入場チケットでセットで見学できる「サン・ゴッタルド・イン・コルテ教会（サン・ゴッタルド教会）」。ここでは思わず行きたくなってしまうような、見所の数々をご紹介します♪

サン・ゴッタルド・イン・コルテ教会とは？行くべき理由ベスト３

「サン・ゴッタルド・イン・コルテ教会（Chiesa di San Gottardo in Corte/キエーザ・ディ・サン・ゴッタルド・イン・コルテ）」はミラノいち有名な観光スポット、ドゥオーモの目と鼻の先にある教会です。映画「塔の上のラプンツェル」に登場しそうな美しい塔がトレードマーク。中も静謐な空間が広がっており、大都会の真ん中で、ほっと一息つくことができます。

サン・ゴッタルド・イン・コルテ教会 押さえておくべき魅力とは？

ドゥオーモの横の好立地

サン・ゴッタルド・イン・コルテ教会があるのはなんと、ドゥオーモのすぐ横！写真の右に写り込んでいるゴシック様式の白い教会がドゥオーモです。現地では、ドゥオーモとの共通入場チケット「Combined Tickets」も販売されているので、初めてのミラノ旅行でも観光しやすいですよ！ドゥオーモへの見学時間に多くの時間を取られてしまうかもしれませんが、そんな時は、外観だけでも写真に収めてあげてください。

Campanile

サン・ゴッタルド・イン・コルテ教会のトレードマークは、ラプンツェルが住んでいそうなエレガントな鐘楼（カンパニーレ）です。レースのような細かなアーチ模様や、縦長の窓はミラノのあるロンバルディア・ゴシック様式の特徴。てっぺんにある三角の屋根の先には可愛らしい天使の像もいます。ドゥオーモの屋上にあがる予定の方は、お見逃しなく！

洗練された聖堂内

サン・ゴッタルド・イン・コルテ教会の中は、ネオクラシック様式でまとめられています。教会自体が出来たのはドゥオーモの建設開始より前の1336年なのですが、その後、幾度かの修繕、改築が行われ、現在は本スタイルへと生まれ変わりました。宗教画などは少ないですが、その分、壁の白さや突き当りに飾られたステンドグラスの美しさが際立ち、とても洗練された雰囲気となっております。

八角形のAbside

1番目の写真でご紹介した、八角形のレンガ造りの建屋。中は、御覧のような美しい白の世界が広がっています。ここは、教会内の突き当りにある「後陣（伊：アブシデ）」と呼ばれる場所。左手にある彫刻が並んだ場所は、この教会の建設を指示した、時の権力者アッツォーネ・ヴィスコンティ（Azzone Visconti）の墓廟（死者を祀る為のモニュメント）です。

随所にあるヴィスコンティ家の紋章

アッツォーネ・ヴィスコンティの実家、ヴィスコンティ家は、13世紀から15世紀にかけてミラノを支配した名家。サン・ゴッタルド・イン・コルテ教会の内外やミラノの街中には、このヴィスコンティ家の紋章（人を食べる蛇がモチーフ。写真左中ご参照）がたっくさん見て取れます！この紋章、実はイタリアの有名自動車メーカー、アルファロメオにも取り入れられているモチーフ。イタリアの街中でアルファロメオを見た際はエンブレムをチェックしてみてください。

サン・ゴッタルド・イン・コルテ教会 是非食べてほしい逸品

Aperitivo

「アペリティーヴォ」は平たく言うと「時間限定、前菜食べ放題（ドリンク1杯無料付）！」のようなサービス。ミラノが発祥といわれており、サービスを提供している店は、18時～19時30分頃まで店先に看板を出します。お値段はだいたい10ユーロ前後。ドリンクは、最近ではアルコール以外のジュースやコーヒー、紅茶なども取り入れる店も増えてきました。

サン・ゴッタルド・イン・コルテ教会 ワンポイントアドバイス

「Museo del Duomo di Milano」
「ミラノ大聖堂付属博物館（ムゼオ・デル・ドゥオーモ・ディ・ミラノ）」は、ミラノのドゥオーモ（大聖堂）の貴重な彫刻作品や宝物などが展示してある博物館。サン・ゴッタルド・イン・コルテ教会との共通入場チケットとなっているため、一緒に巡ることができます。ドゥオーモへの入場チケットとのセット券もアリ！滞在時間に合わせて、最適なものをチョイスしましょう。

サン・ゴッタルド・イン・コルテ教会観光での注意点 3選

教会のみの入場チケットはありません（ミラノ大聖堂付属博物館とのセット券3ユーロ～）。また、企画展などが開催されている場合、特別チケットも登場します（6ユーロ程度）。ドゥオーモとのセット券（8ユーロ～）も有。

まとめ

ドゥオーモの見学は、時間も体力も使います。セット券を買っても、なかなかサン・ゴッタルド・イン・コルテ教会まで行く時間が取れないかもしれませんが、是非、少しでもよいので立ち寄ってみてください。教会内は、怖めの宗教画などもなく、普段キリスト教にほとんど触れる機会のない方でも、友人の結婚式に参加したような気分で、リラックスして見学できることと思います。