ミラノでデトックス!ヴィットリオ・フォルメンターノ公園
ヴィットリオ・フォルメンターノ公園に行ってきました!
ミラノ有数の大きさを誇るヴィットリオ・フォルメンターノ公園(マリナイ・ディタリア公園)。ドゥオーモから約2キロの所にある、市内屈指の緑豊かな憩いの場を詳しくご紹介します。
ヴィットリオ・フォルメンターノ公園とは?絶対行くべき理由ベスト3
- ミラノ屈指の憩いの場である点。
- 約72,000平方メートルの広大な緑地が広がっている点。
- 遊具やベンチなどが充実している点。
「ヴィットリオ・フォルメンターノ公園は(Parco Vittorio Formentano/パルコ・ヴィットリオ・フォルメンターノ)」は、ミラノのドゥオーモから2キロ強のところにある大きな公園。ミラノ中心部を観光中、あまりの人の多さに疲れてしまった時、小さなお子様とのご旅行で、公園でお散歩や散策を楽しみたい時にも、もってこいの美しい風景が広がっています。
ヴィットリオ・フォルメンターノ公園 押さえておくべき魅力とは?
公園を彩る木々や草花
海外の公園に行くと、ただ、佇んでいるだけで気分が盛り上がるもの。普段日本で見ているような木々や草花も、海外で見るとなんとなく違った風に見えるから不思議なものです。ヴィットリオ・フォルメンターノ公園は、特に春~秋の散策がオススメですが、個人的に大好きなのは「秋」。北イタリアに属するミラノでは、一気に紅葉が進むため、色付く木々が最高に綺麗です。
船乗りたちのモニュメント
公園のシンボル、フランチェスコ・ソマイニ(Francesco Somaini)が手掛けた「イタリアの船乗りたちのモニュメント(Monumento ai Marinai d’Italia/モニュメント・アイ・マリナイ・ディタリア)は見逃せません。第二次世界大戦で命を落としたイタリアの船乗りたちに捧げられたもので、このモニュメントにちなんで公園自体も「マリナイ・ディタリア広場(Largo Marinai d’Italia)」と呼ばれることもあります。ちなみにフランチェスコ・ソマイニの作品は日本の柏市(千葉)にある柏の葉公園通りでも、見ることが出来ます。お近くの方は、是非そちらへも足を運んでみてください。
シンボルを華やかに引き立てる噴水
ヴィットリオ・フォルメンターノ公園は、元々20世紀初頭に市場として使われていた土地を、ミラノ出身の芸術家、ルイジ・カッチャ・ドミニオーニ(Luigi Caccia Dominioni)が主体となって公園へと整備されました。公園に欠かせない「噴水」も、園内のシンボル。特に船乗りたちのモニュメントの周りを囲むように吹き上げる噴水は、水が出るたび、モニュメントの躍動感が最高潮に達します。
ヴィットリオ・フォルメンターノに捧げられたモニュメント
こちらも園内で存在感を放つ「献血者たちのモニュメント(Monumento ai donatori di sangue)」。エヴァ・オラ(Eva Olàh)による作品で、イタリア献血協会(AVIS)の創設者であり公園の名前にもなっている、ヴィットリオ・フォルメンターノ氏に捧げられたものです。抱き合う二人は献血者をイメージしたもの。周辺には子供用の遊具などもあり、開けているので、待ち合わせスポットとしてもオススメです。
Palazzina Liberty
船乗りたちのモニュメントから5分ほど歩いた所にあるクラシカルな建物。これは「パラッツィーナ・リバティ」と呼ばれるもので、現在ではクラシックのコンサートホール等に利用されています。元々は、ここが市場だった時代に、商談の場やカフェ・レストランとして使われていた建物だそう。1908年にアール・ヌーヴォー様式で建てられたホールは、外から見ても思わずうっとりとしてしまいます。
ヴィットリオ・フォルメンターノ公園 是非食べてほしい逸品
Crema frangipane
日本で「フランジパーヌ」と呼ばれているクリーム「クレマ・フランジパーネ」。語源は諸説ありますが、イタリア人のフランジパーニ(Frangipani)氏から来たというのが有力で、ミラノお菓子の材料としてもよく登場します。カスタードクリームとアーモンドクリームを混ぜたクリームはボリューム満点。ケーキなどに使われていますので見かけたら是非召し上がってみてください。
ヴィットリオ・フォルメンターノ公園ワンポイントアドバイス
「イタリア人は公園で何スル?」
週末ともなればたくさんの人で賑わうイタリアの公園。行ってみてビックリするのが、春~夏にかけて、日光浴をしているイタリア人がとにかく多いことです!自宅から折りたたみ式の椅子を持ってきて、読書をしながら日光を浴びたり、そのまま芝生の上にゴロゴロしながら肌を焼いたり様々!是非イタリアの公園に行った際は、日本との楽しみ方の違いもチェックしてみてください。
ヴィットリオ・フォルメンターノ公園観光での注意点
- 入場無料です。
- 特に平日はなるべく複数人で遊びに行くようにしましょう。
- 土日でも明るいウチに訪問を済ませましょう。
平日の午前中などは、やや人が少ないヴィットリオ・フォルメンターノ公園。無職の若者や麻薬中毒者などが集まっている場合もあるので、なるべく家族連れなどがいる場所を選んで歩くようにしましょう。
まとめ
春夏秋冬、それぞれの楽しみ方が出来るヴィットリオ・フォルメンターノ公園。もし近くのホテルにお泊まり予定でしたら、ランニングを楽しむのもオススメです。ミラノはランニング愛好家が多い街。平日でも朝夕を中心にたくさんの人が走っているので、現地でラン仲間が出来るかもしれません!また、リスや犬猫などの動物がお好きな方は現地で可愛い動物たちに出会えるチャンスも…。カメラを忘れず持って行きましょう。
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