人気漫画の聖地!ヴェネツィア、サン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂
サン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂に行ってきました!
ヴェネツィアの中でも指折りの美しい聖堂、サン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂。離島にあるこの場所に、ついに足を踏み入れることが出来ました!その、素敵な全貌をご紹介します。
サン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂とは?絶対行くべき理由ベスト3
- ヴェネツィアでも指折りの美しい聖堂である点。
- サン・ジョルジョ・マッジョーレ島に上陸することが出来る点。
- 付属の鐘楼から素晴らしい運河の景色が望める点。
「サン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂(Basilica di San Giorgio Maggiore/バジリカ・ディ・サン・ジョルジョ・マッジョーレ)」はヴェネツィア本島からちょこっとだけ離れたサン・ジョルジョ・マッジョーレ島の大部分を構成する聖堂。付属の鐘楼は上にあがることも出来、ヴェネツィア本島とはまた違った素敵な思い出を刻むことが出来ます。
サン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂 押さえておくべき魅力とは?
運河越しに望む「外観」
サン・ジョルジョ・マッジョーレ島の大部分を構成するサン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂は、目の前よりも少し離れた場所から撮るのがコツ。水上バスの上、若しくはヴェネツィア本島から運河とのコラボレーションをまずは1枚撮影しておきましょう。本島から撮影する際は、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世の騎馬像(Monumento a Vittorio Emanuele II)の辺りから撮ると、綺麗に撮影できるのでオススメです。
白の眩しい「正面口」
1566年に建設がスタートし1610年に完成を迎えたサン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂。ヴェネツィアの絵葉書などにも引っ張りだこの、とにかくバランスの取れた美しい色・形が自慢です。水上バスが島に近付くと、まず目に飛び込んでくる白亜の正面口は、ヴィンチェンツォ・スカモッツィ(Vincenzo Scamozzi)の作品。ヴェネツィアを代表する建築家の一人で、正面扉右手には、教会のシンボルで聖ゲオルギオス(サン・ジョルジョ)の姿も見られます。
鐘楼からの「眺望」
聖堂とともにどうしても気になるもの…そう、鐘楼!ヴェネツィア本島から見ても圧倒的な存在感を放つサン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂の鐘楼は、なんと上にあがることが出来るんです。チケットは6ユーロ。上からの絶景はパンフレットなどでもよく採用される定番の眺望のため、見た瞬間なんとなく既視感に駆られるかも!?すぐお隣に控えるジョルジョ・チーニ財団の美しい中庭も必見です。
広々とした「館内」
外から見てもその大きさが十分過ぎるほど伝わってくる、サン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂。中に入ると天井が高く、白基調の世界がなんとも開放的です。多くの人が立ち止まるのが、ジローラモ・カンパ―ニャ(Girolamo campagna)らが手掛けた3メートル以上もある巨大なブロンズ像。傍らにはヴェネツィアの美の巨匠、ティントレットの大作も控えています。
贅を尽くした「聖歌隊席」
ブロンズ像のさらに奥には、ブロンズ像完成から約5年後に整えられた聖歌隊席があります。美しい48脚の椅子が連なる風景。聖歌隊席は日頃カトリック文化に触れる機会の少ない私たち日本人には馴染みの薄い存在…。ですが、ミサを初めとする儀式の雰囲気を司る重要な役割を担うスポットであり、大きな教会では特に選りすぐりの材料を用いて、丁寧に制作されます。
サン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂 是非食べてほしい逸品
Moeche
「モエーケ」は脱皮したての小さなカニのこと。春と秋が旬のヴェネツィア名物のひとつで、日本の”ソフトシェルクラブ”のように甲羅が柔らかめなので、そのまま揚げてバリバリかじることが出来ます。モエーケのフライはイタリア語で「Moeche fritte(モエーケ・フリッテ)」。レストラン以外に、テイクアウトのお店でも提供していることがありますので、街歩きの際チェックしてみてください。
サン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂ワンポイントアドバイス
「”ジョジョの奇妙な冒険”の聖地」
日本の大ヒット漫画「ジョジョの奇妙な冒険」。作品の中でサン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂が登場することはファンの間ではとても有名な話です。ヴェネツィア本島から船で渡る必要があるため、初めてのヴェネツィア観光の方にはちょこっとだけ難易度の高い、サン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂…。にも関わらず、聖地巡礼するファンは少なくないのだとか。私は読んだことがないのですが、チャンスがあればすぐにでも読んでみたいとうずうずしています!
サン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂での注意点
- 教会は無料、鐘楼は有料です。
- 4月から10月は9時から19時迄開いています。
- 11月から3月は8時半から18時迄開いています。
サン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂の鐘楼に上る予定の方は、館内でチケットを購入する必要があります。普段はそこまでごった返すことはありませんが、エレベーターが小さい為(6人乗り)、朝イチの方が待たずに上に上がれます。
まとめ
ヴェネツィアに2回、3回と訪れたことがある方も、なんとなく行く機会が少ないのがサン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂。ヴェネツィア本島からもその美しい姿は十分望むことが出来るのですが、目の前から見る姿はまた格別です。是非次回ヴェネツィアに行った際は足を延ばしてみてください。高い所がお好きな方は鐘楼からの眺望もオススメです。
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