ヴェネツィア、サンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ聖堂★

ヴェネツィア、サンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ聖堂★| イタリア観光ガイド

サンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ聖堂に行ってきました!

ヴェネツィアにある「サンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ聖堂(Basilica di Santa Maria Gloriosa dei Frari/バジリカ・ディ・サンタ・マリア・グロリオーザ・ディ・フラーリ)」はヴェネツィアまで来たからには是非立ち寄って欲しいスポットのひとつ。その魅力をご紹介します。

フラーリ教会とは?絶対行くべき理由ベスト3

おすすめのポイント
  1. ヴェネツィアで最も大きな教会である点。
  2. 教会内に潜む名画、彫刻作品を堪能できる点。
  3. イタリアを代表する著名人たちが眠っている点。

「サンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ聖堂(以後”フラーリ教会”に省略)」は、ヴェネツィアで最も大きな教会。街の中心部にあり、開放感抜群の明るい館内には、イタリアを代表する名画や彫刻作品が多数所蔵されています。また、著名人たちのお墓が多数あることでも有名。「運河」とはまた違ったヴェネツィアの魅力に出会えること、お約束します★

フラーリ教会 押さえておくべき魅力とは?

ひときわ大きく、厳かな正面すがた

はじめてフラーリ教会を訪れた方のほとんどが「なんて地味な見た目!」と、カナリ驚かれることでしょう。フラーリ教会は、ヴェネツィア最大の教会!しかし、その外観は、サン・マルコ寺院(ヴェネツィア)等と比べると、驚くほど質素です。これは、当時のヴェネツィアで多く採用された建築様式(ゴシック様式)の特長なのだそう。赤レンガの味わいのある正面姿を、まずはじっくりと御覧ください。

光指す、開放感抜群の主祭壇

「外観が地味…」だからといって、そのまま素通りしてしまうのはモッタイナイ!フラーリ教会の中は、一言でいうと「宝の山」。イタリアの中でも大変貴重な絵画・彫刻作品が多数設置されています。入口を抜けるとまずは、その抜群の開放感に度肝を抜かれることでしょう。高さ約28メートル、長さ約102メートルの光指す館内は、その場に入った瞬間から「来てよかった」と思えること請け合いです。

ヴェネツィアの名家、ペーザロ家の足跡

光が多く取り込まれた館内は、両サイドに小さな礼拝堂がいくつも設置されており、その1つ1つが美しく、個性的な魅力を放っています。写真は入口入ってすぐ、向かって左手にある、ヴェネツィアの将軍、ジョヴァンニ・ペーザロのお墓。ヴェネツィアきっての名家、ペーザロ家(Pesaro)ゆかりの品々は、このほかにも多数あり、かつてのヴェネツィアでの一族の栄華が偲ばれます。

アントニオ・カノーヴァのお墓

「Monumento funebre a Canova(モヌメント・フーネブレ・ア・カノーヴァ)」はイタリアを代表する彫刻家、アントニオ・カノーヴァのお墓です。神話をモチーフにしたピラミット型の大変珍しい作品。実は、フラーリ教会は、いわゆる日本の青山霊園や雑司ヶ谷霊園のような所でもあり、イタリア、特にヴェネツィアの著名人たちのお墓が館内のいたるところにございます。

ティツィアーノの「聖母被昇天」

ティツィアーノ・ヴェチェッリオ(Tiziano Vecellio)の描いた「Assunta アッスンタ/聖母被昇天)」は、もしフラーリ教会で1分しか時間がなかったとしても、これだけは見て帰って欲しい!というほど、超有名な作品。館内突き当りにあり、圧倒的な存在感を放っています。フラーリ教会の、主祭壇の為に描かれた約7メートル×約3.6メートルの巨大絵画。躍動感のあるダイナミックなタッチに感動必至です。

フラーリ教会 近くまで行ったら是非食べてほしい逸品

Magnum Pleasure Store

ベルギー発のアイスブランド「Magnum(マグナム)」。世界中で大人気のマグナムのアイスクリームのトッピングを、自分でカスタマイズ出来るお店が「マグナム・プレジャー・ストア」です。正直ヴェネツィア以外でも買えるチャンスはあるのですが…イタリアでは主要都市にしか進出していない為、店はいつ行っても大繁盛。美味しくて面白いアイスクリーム。是非現地で試してみてください♪

フラーリ教会 ワンポイントアドバイス

「名前にまつわるエトセトラ」
サンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ聖堂は直訳すると「フラーリ地区にある、輝かしい聖母マリアのための聖堂」といった意味のイタリア語。しかし、現地の人たちも普段は正式名称は使わず、省略した名前で呼んでいます。よく使われるのは「I Frari(イ・フラーリ)」や「Basilica dei Frari(バジリカ・ディ・フラーリ)」といった呼び方。看板なども省略名が用いられていることもあるので、ご留意ください。

フラーリ教会観光での注意点 押さえておくべき事項3選

フラーリ教会観光での注意点
  1. 迷子にならないようにご注意。
  2. 明るいウチに訪問しましょう。
  3. 歩くと少し距離があります。

フラーリ教会は駅から歩いて1キロ弱(15分ほど)。ヴェネツィアの中心部は車やタクシーでアクセスすることが出来ないので、時間に余裕を持って向かいましょう。一本道ではありますが、ヴェネツィアは道が入り組んでいますので地図アプリなどがあると安心。出来たら治安の良い、明るいウチに訪問しましょう。

まとめ

ヴェネツィアきっての有名観光スポット、サン・マルコ寺院などと比べると、まだまだそこまで日本人の間で知られていないフラーリ教会。ですが、その大きさや館内の魅力は、サン・マルコ寺院に引けを取りません。特にヴェネツィアを代表する画家の、ティツィアーノの祭壇画は、いわずもがな、門外不出!館内は無料で見学可能ですので、是非立ち寄ってみてください。

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  1. みっふぃ

    フラーリ教会は2023年11月現在5€の入場料がかかります。しかし、大変素晴らしいのでお金を払ってでも入る価値はあると思います。