お宝ざっくざくでびっくり!ボローニャ、市立考古学博物館

お宝ざっくざくでびっくり!ボローニャ、市立考古学博物館|イタリア観光ガイド

市立考古学博物館に行ってきました!

ボロネーゼパスタ(ミートソースパスタ)などの故郷として知られる、北イタリアの都市ボローニャ。街の中心部にある「市立考古学博物館」は団体ツアーなどで訪れることも多い、人気の観光スポットです。

市立考古学博物館とは?絶対行くべき理由ベスト3

おすすめのポイント
  1. 街の中心部にあり、道に迷わずアクセスできる点。
  2. 世界的にも貴重な考古学資料が集まっている点。
  3. 元お屋敷を利用した美しい建物の中にある点。

「市立考古学博物館(Museo Civico Archeologico/ムゼオ・チヴィコ・アルケオロージコ)」は、ボローニャの街の中心部にある、アクセス抜群の観光スポット。イタリアの考古学(アルケオロージコ)にまつわる多岐にわたる展示を楽しめる点が魅力で、イタリア史やカトリックなどにあまり興味関心がない方でも楽しむことが出来ます。

市立考古学博物館 押さえておくべき魅力とは?

元宮殿を改装した建物

ガルヴァーニ宮(Palazzo Galvani)を改装して1881年にオープンした「市立考古学博物館」。建物はお屋敷となる前は病院としても使われていた、非常に長い歴史を持つものです。現在は私たちが見ることの出来る姿は主に1565年にアントニオ・モランディが改装したもの。中庭に設置されたステファノ・ガレッティ(Stefano Galletti)作のワイン用の革袋を茶目っ気たっぷりに踏みつけるプット(赤ちゃん天使)がチャームポイントです。

古代エジプト時代のミイラたち

館内は時代や、地域によって展示エリアが細かく分類されています。中でも多くの人が時間をかけて見学に訪れるのが「エジプトコレクション(Collezione egizia)」。こちらは紀元前664年から紀元前525年頃の王様のミイラで、他にもネコのミイラ(Mummia di gatto)などのユニークなコレクションも飾られています(※展示室の中には、骸骨などもあるので、苦手な方はご注意ください)。

紀元前につくられた彫刻たち

こちらは「アメンホテプとメリトの像(Statua di Amenhotep e Merit)」。紀元前1539年~1190年(エジプト第18~19王朝)頃制作されたもので、長いスカートのようなものを履き、死者の象徴であるヒゲをたくわえたアメンホテプ(右)と、女性らしい体つきの妻メリト(左)。紀元前の夫婦の愛のかたちを垣間見ることの出来る貴重な資料として、人気があります。

皇帝ネロの胸像

こちらは、西暦1世紀頃に制作された「ローマ皇帝ネロ(37年~68年)の像(Statua dell’imperatore Nerone)」。既出の古代エジプト時代の作品たちと比べるとだいぶ精度が高く、特に細やかに描かれた衣装に圧倒させられます。お腹の辺りに描かれているのは古代ギリシャ時代、魔除けとして用いられた、ギリシャ神話の登場人物「ゴルゴーン(Gorgone)」です。

ボローニャゆかりの、ネプチューンの像

最後は考古学…とは関係ないものの、ボローニャにとって、とてもゆかりのある品「ネプチューンの像(Statua del Nettuno)」です。こちらは言わずと知れたボローニャのシンボル、ネットゥーノ広場に設置されたネプチューンの噴水の中心に据えられた像のコピー。1907年に制作されたレプリカで、ドーム屋根の幻想的なフロアのもとで、私たちを出迎えてくれます。

市立考古学博物館 是非食べてほしい逸品

Regina Sofia

「レジーナ・ソフィア」は市立考古学博物館のすぐ横にあるレストラン。とにかくメニューの量が豊富で、伝統的なボローニャ料理はもちろん、私たちが「イタリア料理」と聞いて想像するメニューは一通り頂くことが出来ます。デザートが充実している点もポイント高し。店内も明るく、清潔感たっぷりで、カトラリーやお皿も可愛らしいので要チェックです。

市立考古学博物館 ワンポイントアドバイス

「よく似た名前の”アルキジンナジオ”」
市立考古学博物館(ムゼオ・チヴィコ・アルケオロージコ)のすぐ南側には「アルキジンナジオ(Archiginnasio)」という、とってもよく似た名前の観光スポットがあります。アルキジンナジオは古代ギリシャ語で”最初の大学”という意味。考古学を意味する”アルケオロージコ(Archeologico)”と綴りがとってもよく似ているので地図などをご覧になる時などはご注意ください。

市立考古学博物館 での注意点

市立考古学博物館での注意点
  1. 入場料は6ユーロです。
  2. 月水木金は9時から18時迄開いています。
  3. 土日祝日は10時から18時半迄開いています。

見学可能時刻は現在頻繁に変更しています。最新情報は現地や公式HPなどに掲載されていますので、気になる方は来館前にご確認ください。火曜、元旦、メーデー、クリスマス、大晦日はお休みです。

まとめ

芸術や学問の街としても知られるボローニャ。市内には、とにかくたくさんの美術館や博物館があります。市立考古学博物館は、その中で街の中心部にある&世界的にも貴重な資料が多数展示されている点が特長。初めてのボローニャ旅行の方にも巡りやすい場所のひとつだと思いますので、本記事を通じて、少しでも興味のある展示品があった方は是非足を運んでみてください!

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