感動が止まらない!ローマ、マルクス・アウレリウスの記念柱

マルクス・アウレリウスの記念柱に行ってきました!

ローマのコロンナ広場の中心に鎮座する巨大な円柱の塔「マルクス・アウレリウスの記念柱」はとにかくすごいんです!その理由とは…。感動必至の理由を、詳しくご紹介します★

マルクス・アウレリウスの記念柱とは?絶対行くべき理由ベスト3

おすすめのポイント
  1. 古代ローマの神秘を感じられる点。
  2. 開放感あるヨーロッパらしい広場に設置されている点。
  3. 観光中心地にあり、好アクセスな点。

「マルクス・アウレリウスの記念柱(Colonna di Marco Aurelio/コロンナ・ディ・マルコ・アウレリオ)」は、ローマのコロンナ広場(Piazza Colonna/ピアッツァ・コロンナ)の中央に建つ大きな柱。美しい白色と、細かな装飾が、広場の雰囲気をさらにクラスアップさせています。観光中心地にありアクセスも◎時間がない方にも是非立ち寄って欲しい絶景が、広がっています。

マルクス・アウレリウスの記念柱 押さえておくべき魅力とは?

2世紀後半から変わらない「風景」

「マルクス・アウレリウス」とは2世紀後半にローマを治めた皇帝。マルクス・アウレリウスの記念柱は、彼の戦勝記念として在位中~死後、建設されたと言われています。驚くべきはこの柱が完成した2世紀後半(西暦180年頃)から現在まで、この場所にあり続けているということ。何百年も変わらない風景を目にするにつけ、ローマの歴史の雄大さをひしひしと感じます。

古代ローマ人の技術の結晶「レリーフ」

マルクス・アウレリウスの記念柱に近づくにつれ、さらに驚きと感動は止まりません。写真は記念柱に刻まれたレリーフ。マルクス・アウレリウスの武勇伝が言葉を交わさずとも一目でわかるように、精巧に刻み込まれています。見れば見るほど、その細やかさに脱帽!内容についてはいまだに研究が続けられていますが、大きく2つの戦いについて刻まれていると言われています。

みんなが気になる記念柱の「内部」

レリーフをじっくり鑑賞していると2つのことに気付きます。1つめは、ところどころに開いた小さな穴。もう1つは、螺旋状の文様です。これらの構造の秘密は実は柱の中にアリ!実は、マルクス・アウレリウスの記念柱、中が螺旋階段になっているのです(平たく言うと穴が窓、文様が螺旋階段部分です)。残念ながら私たちが上ることは出来ませんが、見学の際は、是非、中の構造にも思いを馳せてみてください。

近くにあるそっくりな「記念柱」

マルクス・アウレリウスの記念柱から10分ほど歩くと、マルクス・アウレリウスの記念柱にそっくりな円柱(イタリア語で”コロンナ”)が眼前に現れます。こちらは「トラヤヌスの記念柱(Colonna Traiana/コロンナ・トライアーナ)」。2世紀前半につくられ、マルクス・アウレリウスの記念柱のモデルとなった柱と言われています。

記念柱のてっぺんに立つ「銅像」

マルクス・アウレリウスの記念柱のてっぺんには、ある人の銅像が飾られています。当然、マルクス・アウレリウス!かと思いきや…正解は「聖パウロ(San Paolo)」。実はこれ、もともとはマルクス・アウレリウスが置かれていたものの、16世紀にキリスト教の聖人へと改造されてしまったそう。何百年も前のことですが、いまだにこのデザインには納得がいかないイタリア人も多いのだとか(笑)。

マルクス・アウレリウスの記念柱 近くまで行ったら食べてほしい逸品

Galleria Alberto Sordi内のレストラン

「ガッレリア・アルベルト・ソルディ」はマルクス・アウレリウスの記念柱の立つ、コロンナ広場のすぐ横に伸びるアーケード街。ローマの長い歴史の中では比較的最近つくられたもの(1922年)ですが、ヨーロピアンな雰囲気がなかなか素敵です。入っているテナントもお手頃価格な所が多く、軽食が出来るレストラン「Vanni(ヴァンニ)」もアリ。テラス席で気楽に食事を楽しむことができます。

マルクス・アウレリウスの記念柱 ワンポイントアドバイス

「コロンナ」
「コロンナ」は「円柱」を意味するイタリア語。ローマには「コロンナ」の名が付くものがたくさんあります。「コロンナ広場」「コロンナ美術館」「コロンナ宮殿」「コロンナ家」等々。これらは全て「柱」にゆかりのある場所や人。ローマの地理や歴史を理解する際の一助になるかと思いますので是非、頭の片隅に入れておいてください♪

マルクス・アウレリウスの記念柱での注意点 押さえておくべき事項3選

マルクス・アウレリウスの記念柱での注意点
  1. 夏は直射日光にご注意。
  2. イタリア語では「マルコ・アウレーリオ」。
  3. 明るいウチに観光を済ませましょう。

広場は直射日光を遮る高い建物がありません。照り返しも酷く、近くに自販機等もないので特に夏場は熱中症等にお気を付けください。(とはいえ、観光は日中に行うのが安心安全です)。マルクス・アウレリウスは、イタリアでは「マルコ・アウレーリオ」と発音します。こちらも覚えておきましょう。

まとめ

ローマの観光名所は、他のイタリアの都市と比べ”もう一昔前(古代)”の史跡が多く残されており、それらに触れる度に私たちは先人たちの知恵や発想力、技術力の高さに圧倒されます。残念ながら1度のローマ観光では、全て見尽くせないかもしれません。そんな時は、是非何度でも足を運んで、ローマの「感動名所」を隅々まで見学してみてください!

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