トリノ最大のクーポラ!扶助者聖マリア大聖堂がとにかくスゴイ

トリノ最大のクーポラ!扶助者聖マリア大聖堂がとにかくスゴイ|イタリア観光ガイド

扶助者聖マリア大聖堂に行ってきました!

ミラノに次ぐ経済都市、ピエモンテ州トリノ。中心部から少し離れたところに、見応えのある大変大きな教会が建っています。名前は「扶助者聖マリア大聖堂」。その正体とは!?詳しくご紹介します。

扶助者聖マリア大聖堂とは?絶対行くべき理由ベスト3

おすすめのポイント
  1. トリノきっての大きなクーポラ(丸屋根)が見られる点。
  2. 一風変わった教会の雰囲気を味わえる点。
  3. 穴場の教会で、ツウならではの旅行が出来る点。

「扶助者聖マリア大聖堂(Santuario di Maria Ausiliatrice/サントゥアーリオ・ディ・マリア・アウシリアトリーチェ)」はトリノの街の中心部から20分ほど歩いた所にあります。観光客もまばらなローカルエリアを歩いていると突然現れる大きなクーポラに誰もが驚くこと請け合い。他の教会と少し違った趣を持つ点も興味深く、いつもと違ったイタリア旅行を楽しみたい方にはぴったりです。

扶助者聖マリア大聖堂 押さえておくべき魅力とは?

トリノ最大のクーポラ

扶助者聖マリア大聖堂を最初に見た時、おそらく誰もが驚くのがクーポラの大きさなのではないでしょうか?扶助者聖マリア大聖堂のクーポラはとにかく大きい!直径19メートルあり、トリノではナンバーワン、イタリア全体で見ても23番目の大きさを誇ります(余談ですが、1位はもちろん?!ローマのパンテオンです)。手前が駐車場で、ひらけているので、館内に入る前に是非遠景で1枚撮影しておきましょう。

扶助者聖マリアの祭壇画

「扶助者聖マリア」に付いた「扶助者」という言葉。これは、私たちを神様の方へとお導き(扶助)下さるマリアさまを表現する言葉です。扶助者聖マリアの像は、他の教会で見る聖母像といくつか異なる特徴がある点が見どころ。最もわかりやすいもののひとつが、金の冠を被っている点で、扶助者聖マリア大聖堂の中央にある祭壇画では、たっぷりとその姿を見ることができます。

ドン・ボスコの祭壇

ドン・ボスコ(聖ヨハネ・ボスコ)は扶助者聖マリア大聖堂の建設を進めた人物。死後、聖人(カトリックにおける模範となるようなことをした人物に贈られる称号)となった偉大な人物です。館内には「ドン・ボスコの祭壇(Altare di don Bosco)」もあり、棺に納められた遺骨も見ることが出来ます。異教徒の私たちにとっては少々不気味に感じるかもしれませんが、ニガテでなければ是非見学してみてください。

壮大なクーポラの天井画

外から見ても印象的なクーポラですが、中に入って見上げると、さらにさらに!感動することが出来ます。麗しいフレスコ画を手掛けたのはトリノ近郊の町で生まれ、トリノで活躍していた画家のジュゼッペ・ロリーニ。元々ドン・ボスコの弟子だった人物で、天井画を通じて、ドン・ボスコへの想いや、美しい天国の世界を描いています。金の冠を被ったマリアさまもお見逃しなく!写真下方向に描かれています。

大聖堂前のモニュメント

扶助者聖マリア大聖堂の前には、ドン・ボスコらの銅像が建っています。手がけたのは、ガエタノ・チェリーニ(Gaetano Cellini)。子どもたちに囲まれたドン・ボスコが表現されたもので、ドン・ボスコが立ち上げたサレジオ会の会員らの寄付によって1920年に完成しました。柔らかい表情のドン・ボスコが印象的。後ろには彼の功績に関する碑文もあります。

扶助者聖マリア大聖堂 是非食べてほしい逸品

Toma piemontese

「トーマ・ピエモンテーゼ」はピエモンテ州を代表する、牛と羊のミルクから出来た円盤型のチーズ。アルプスのふもとに位置するピエモンテ州はもともとチーズが美味しいことで知られていますが、中でもトーマ・ピエモンテーゼは歴史あるチーズとして有名です。土日を中心に行われる青空市などで買って食べてもいいですし、レストランでニョッキやフォンデュ料理として食べても最高です!

扶助者聖マリア大聖堂ワンポイントアドバイス

「レジーナ・マルゲリータ通り(Corso Regina Margherita)にご注意」
レジーナ・マルゲリータ通りはトリノ王宮などのある中心部から扶助者聖マリア大聖堂へと行く際に通る大通り。非常に大きな道路で、車以外に路面電車も走っています。もちろん歩道や信号、横断歩道はしっかりとあるので交通ルールを守っていけば大丈夫!但し、中心部に比べると少々治安が悪いため、お手回り品に十分注意して向かってください。

扶助者聖マリア大聖堂観光での注意点

扶助者聖マリア大聖堂観光での注意点
  1. 朝夕のラッシュ時は、交通事故に十分お気を付けください。
  2. 12時から14時30分はお昼休みです。
  3. ミサの最中はマナーを守って見学しましょう。

交通量の多い場所にあるため、車や路面電車に十分お気を付けください。12時から14時30分はお昼休みのため、閉まっている場合があります。また、ミサが多い為、もし見学時間と重なってしまった場合はマナーを守って見学しましょう。

まとめ

ドン・ボスコはサレジオ会の創立者であり、出版関係者たちにとっての守護聖人(守り神)としても崇められています。日本でも彼の名前を耳にしたことがある方は少なくないのではないでしょうか?扶助者聖マリア大聖堂では、教会自体の美しさを堪能するもよし、普段とは違ったカトリック文化に触れるのも良いと思います。是非足を運んでみてください。

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。