ユニークな形は必見!ローマ、サン・ジャコモ・イン・アウグスタ教会

ユニークな形は必見!ローマ、サン・ジャコモ・イン・アウグスタ教会|イタリア観光ガイド

サン・ジャコモ・イン・アウグスタ教会に行ってきました!

ローマの旬が揃う、コルソ通り(Via del Corso)にある「サン・ジャコモ・イン・アウグスタ教会」。初めてのローマ観光でも楽しめる見どころを、厳選してご紹介します。

サン・ジャコモ・イン・アウグスタ教会とは?行くべき理由ベスト3

おすすめのポイント
  1. ショッピングと一緒に楽しむことが出来る点。
  2. 楕円形のユニークな天井画を堪能出来る点。
  3. 大通りに面しているので、迷わずアクセス出来る点。

「サン・ジャコモ・イン・アウグスタ教会(Chiesa di San Giacomo in Augusta /キエーザ・ディ・サン・ジャコモ・イン・アウグスタ)」は、ローマの人気ショッピング通り、ヴィア・デル・コルソ(コルソ通り)にある教会。ユニークな天井画が見どころで、観光とショッピングをセットで楽しめる点も大きな特長。大通り沿いなので、道に迷わず行けることと思います。

サン・ジャコモ・イン・アウグスタ教会 押さえておくべき魅力とは?

「楕円形の天井画」

サン・ジャコモ・イン・アウグスタ教会のシンボルでもあるイエスさまの弟子、大ヤコブ(ゼベダイの子のヤコブ)にまつわる天井画は、立ち寄りついでに教会内に入った方にも是非ご覧いただきたいもののひとつ!1862年から63年にかけてシルヴェリオ・カパローニ(Silverio Capparoni)によって手がけられたもので、教会のユニークな楕円形の形にあわせ、見事な情景が描かれています。

「大ヤコブの彫刻」

上から見ると、まるで亀のような形をしたサン・ジャコモ・イン・アウグスタ教会。入口を抜けると、楕円形の空間に沿って、小さな礼拝堂がいくつも並んでいます。その中で、左手2番目にある大ヤコブに捧げられた礼拝堂は、この教会ならではなので必見。中央にはイッポリート・ブジオ(Ippolito Buzio)が手掛けた大ヤコブの彫刻が飾られています。聖人であることを示す、頭上の光輪がポイント。

壮大な「中央祭壇」

中央祭壇を手掛けたのは、ローマの有名スポットの多くを設計した芸術家のカルロ・マデルノです(ちなみにカルロ・マデルノはフランチェスコ・カプリアーニから引き継いで、全体の設計にも携わっています)。左右の窓から絶妙な具合で陽の光が注がれ、なんとも神聖な雰囲気!大きな祭壇画はフランチェスコ・グランディの作品で、カトリックの三位一体の教えについて説いています。

ユニークな礼拝堂の「彫刻」

館内右手、真ん中の礼拝堂も見逃せません。中央に飾られた大理石の大きなレリーフは、パオラの聖フランチェスコにまつわる物語を刻んだもの。流れるような曲線が美しい、ピエール・ル・グロ(Pierre LeGros)の晩年の作品です。ピエール・ル・グロはフランスで生まれ、ローマで活躍した彫刻家。ローマ市内には、彼の傑作がいくつもあります。

「奇跡の聖母子像」

パオラの聖フランチェスコ像の視線の先にある1枚の聖母子像。こちらは館内でも特に貴重な宝物です。1325年6月20日、すぐ近くを流れるテヴェレ川で子供が溺れた際、壁にあったこの絵に祈ったところ、子供が助かったという大切な一枚で、当初はコルソ通りの終点に位置するサンタ・マリア・デイ・ミラーコリ教会(その名も”奇跡の聖母教会”)にあったのですが、1590年よりこちらに移されました。

サン・ジャコモ・イン・アウグスタ教会 是非食べてほしい逸品

Vignarola

「ヴィニャローラ」は一言でいうと春野菜の炒め煮。グリーンピースやアーティチョーク、ロメインレタスなどを炒めたベーコンと合わせて出汁で煮ていきます。家でも出来そうな一品なのですが、やはり美味しいお店で食べると格段に美味しい(涙)!生野菜がニガテな方は、旅行中の野菜補給にもオススメですし、食物繊維も豊富なので、食べると身体全体が整います。

サン・ジャコモ・イン・アウグスタ教会ワンポイントアドバイス

「コルソ通りを歩いてみよう!」
コルソ通りはポポロ広場とヴェネツィア広場とを結ぶ、約1.6キロの大通り。日本にも進出している世界の有名ブランドや、美味しいレストラン、観光スポット(ゲーテの家等)など、見どころがたくさんあります。もし体力に余裕があれば、歩いて見るのがオススメ!ローマの街の賑わいを全身で感じることができます。

サン・ジャコモ・イン・アウグスタ教会観光での注意点

サン・ジャコモ・イン・アウグスタ教会での注意点
  1. 12時から16時30分までは昼休みです。
  2. 毎日開いています。
  3. ミサの間は中に入ることはできません。

教会は毎日開いていますが、12時から長い昼休みがあります。大通りに面しているのでわかりやすい場所にあるのですが、なんとなく入るのを躊躇ってしまう方もいるかも…。ドアが開いていれば基本的には中に入って大丈夫です♪

まとめ

日本で「教会に行く!」というと、なんだか緊張してしまいますが、まちの神社やお寺に参拝しに行くよううな感覚で、是非リラックスして足を運んでみてください(但し、服装は節度あるものを心がけましょう)。館内に広がる天井画や奇跡の聖母子の絵画は、わざわざ遠くから見に来る方もいるほどの傑作。ローマの旅の思い出に華を添えてくれることと思います。

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