ローマで南米テイスト?!サンタ・マリア・アッドラータ教会

ローマで南米テイスト?!サンタ・マリア・アッドラータ教会|イタリア観光ガイド

サンタ・マリア・アッドラータ教会に行ってきました!

ブエノス・アイレス広場にある「サンタ・マリア・アッドラータ教会」はローマで最も早くに出来た、南米の人たち向けの教会。ちょっぴり異国情緒アリの不思議な空間について、詳しくご紹介します。

サンタ・マリア・アッドラータ教会とは?絶対行くべき理由ベスト3

おすすめのポイント
  1. ローマ初の南米人向けの教会である点。
  2. 美しいモザイク画が鑑賞できる点。
  3. イタリア以外の国の異国情緒を味わうことが出来る点。

「サンタ・マリア・アッドラータ教会」は、悲しみの聖母(サンタ・マリア・アッドラータ)に捧げられた教会。同名の教会はイタリア各地に存在するため「Chiesa di Santa Maria Addolorata a piazza Buenos Aires(ブエノス・アイレス広場にある悲しみの聖母教会)」と呼び分けられることもあります。この「ブエノス・アイレス広場」という名前が今回のキーワード。教会のルーツに密接に関わり合う重要ポイントなのです。

サンタ・マリア・アッドラータ教会 押さえておくべき魅力とは?

教会のあるブエノス・アイレス広場

サンタ・マリア・アッドラータ教会のある、ブエノス・アイレス広場。ローマの人たちからは「クアドラータ広場(Piazza Quadrata)」と呼ばれていた場所なのですが、南米人たちが多く住むようになり、アルゼンチンの首都の名を冠した呼び名へと変化しました。周辺は20世紀前半の都市開発でたくさんの大使館が置かれたエリア。歩いていると、どことなく建物や行き交う人達からイタリア以外の異国情緒を感じることが出来ます。

モザイクが美しい外観

教会の特徴はなんといっても華やかな外観のモザイク画。初期のキリスト教様式を踏襲したスタイルで建てられていて、中段に3組ずつ4箇所に描かれている可愛い羊たちは、十二使徒(イエスさまの12人の高弟子たち)を意味しています(ちなみにヤシの木は勝利や平和を意味しています)。羊はカトリックでは神に従うものの象徴。「迷える子羊」といった言葉は、この慣習から来ています。

入り口上の、アルゼンチン国旗

入り口の上には、ブエノス・アイレスを首都に持つアルゼンチンの国旗のモザイク画があります。アルゼンチン人の宗教関係者らの寄付によって建てられたサンタ・マリア・アッドラータ教会。アルゼンチン独立100周年を記念し1910年に建設がスタートし、1930年に完成しました。(なお、教会としての運営は建物の完成以前からスタートしており、1915年から長らくアルゼンチンの国立教会としての役割を担ってきました)。

貴重な品々が並ぶ、館内

現在はアルゼンチンの聖職者たちによって運営されているサンタ・マリア・アッドラータ教会。館内では、毎月決まった日程でスペイン語のミサも行われています。真っ白な大理石の柱とシンプルな木製の天井とのコントラストが見事。正面口すぐ裏手には1920年に設置されたパイプオルガンがあり、館内唯一の礼拝堂では、アルゼンチンの守護者である「ルハンの聖母像」を見ることも出来ます。

中央祭壇を彩る、モザイク画

中央祭壇のゴージャスなモザイク画も見逃せません。中央祭壇後ろのくぼみ部分(アプス)に描かれたモザイク画は、ジョヴァンニ・バッティスタ・コンティ(Giovanni Battista Conti)によるもの。教会のシンボルである「悲しみの聖母」にちなんで、ピエタ(イエスさまが亡くなった直後の様子をテーマにした芸術作品)が描かれています。

サンタ・マリア・アッドラータ教会 是非食べてほしい逸品

Occhi di Bue

「オッキ・ディ・ブーエ」は「牛の目玉」という面白い名前の付いたクッキー。日本で「ステンドグラスクッキー」などの名前で呼ばれているものと一緒で、真ん中に色とりどりのジャム(イタリアではヌテラなども入っています)が入った、見た目も可愛い一品です。ローマ以外でも見かけますが、特に朝のバールなどに行くと食べている人がたくさん!見かけたら是非つまんでみて下さい。

サンタ・マリア・アッドラータ教会ワンポイントアドバイス

「Quartiere Coppedè」
サンタ・マリア・アッドラータ教会の目と鼻の先に広がる「コッペデ地区(クアルティエーレ・コッペデ)」。ここは建築家のジーノ・コッペデ(Gino Coppedè)が20世紀前半に開発に携わった場所で、彼の豊かな才能が、街の隅々にまで溢れています。ローマ中心部の遺跡群や、中近世の建物とはまた一味違ったユニークな建物たちを是非チェックしてみてください。

サンタ・マリア・アッドラータ教会観光での注意点

サンタ・マリア・アッドラータ教会観光での注意点
  1. 9月から6月は7時から20時迄開いています。
  2. 7月と8月は7時から20時半迄開いています。
  3. 入場無料です。

サンタ・マリア・アッドラータ教会は、近くに地下鉄の駅がありません(最寄り駅は2-3つありますが、いずれも徒歩20分ほど離れています)。ご来訪の際はスケジュール調整にご注意ください。

まとめ

「モザイク画」という、初期カトリック文化の中で流行った様式を、ふんだんに取り入れたサンタ・マリア・アッドラータ教会。モザイク画は中近世に描かれたフレスコ画等と比べると、デフォルメされていて、どことなく可愛らしいものが多いので、宗教画がニガテな方にも楽しめるのではないかと思います。周辺のコッペデ地区のユニークな雰囲気も必見。是非足を延ばしてみてください。

 

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