噴水が好きなら絶対ハマる。ローマ、シャッラ公園

噴水が好きなら絶対ハマる。ローマ、シャッラ公園|イタリア観光ガイド

シャッラ公園に行ってきました!

ローマの南西側にある「シャッラ公園(シャッラ荘公園)」。2度め、3度めのローマ旅行の方に是非行ってほしい、噴水が織りなす美しい憩いの場についてご紹介します。

シャッラ公園とは?絶対行くべき理由ベスト3

おすすめのポイント
  1. 美しい噴水たちを堪能できる点。
  2. ジャニコロの丘とセットで観光できる点。
  3. ローマに潜む豊かな自然と触れ合える点。

「シャッラ公園(Villa Sciarra/ヴィラ・シャッラ)」は、ローマの南西部にある約6.4ヘクタールの大きな公園。ローマの下町、トラステヴェレ地区から2キロ弱離れているため、決して好アクセスとは言えないのですが、高台に広がる公園は緑豊かで景色も抜群。園内は元々邸宅の敷地だった為、当時のオーナーたちが設置した美しい噴水たちも楽しめます。

シャッラ公園 押さえておくべき魅力とは?

ジャニコロの丘に広がる公園

ローマを構成する7つの丘のうちの一つ、ジャニコロの丘の上にあるシャッラ公園。周辺には美しい邸宅やジャニコレンジの壁(Mura gianicolensi)という古代ローマ時代の城壁が連なっており、ローマの中心部とはまた違った風情があります。こちらはダンドロ通り(Via Dandolo)通り沿いの入り口。中に入ると美しい草花や木々が早速お出迎えしてくれます。

園内南にある邸宅

まずは園内南にある「バルベリーニ邸(Casino Barberini/カジノ・バルベリーニ)」をチェック。現在の公園の名前はシャッラ家に由来したものですが、元々この地はバルベリーニ家の所有物。オリジナルのものは17世紀に建てられ、その後建築家のアルベルト・カルツァ・ビーニ(Alberto Calza Bini)とマリオ・デ・レンツィ(Mario De Renzi)によって20世紀に現在の姿に整えられました。

Fontana dei Putti

バルベリーニ邸のすぐ前には、美しい噴水がいくつも設置されています。その中で特に印象的なのが「プッティの噴水(フォンターナ・デイ・プッティ)」。20世紀初めにこの地のオーナーだったジョージ・ワシントン・ワーツ(George Washington Wurts)によって設置されたもので、赤ちゃんの姿をした天使(プッティ)がたくさん舞う、可愛らしい雰囲気がたまりません。

アンティーク調のTempietto

バルベリーニ邸から西にちょっとだけ進んだ所に広がる高台の上に設置されたテンピエット(小神殿)も、プッティの噴水と双璧をなすロマンチックなスポットとして人気。さらに西側にあるジョージ・ワシントン・ワーツが設置した大きな鳥小屋(鳥かご)のモニュメント(Grande Uccelliera/グランデ・ウッチェリエーラ)も同じようなアンティーク調の”映え”スポットですので、3つセットでお見逃しなく!

Fontana dei Satiri

鳥小屋のモニュメントのすぐ傍には「サテュロスたちの噴水(フォンターナ・デイ・サティリ)」という、これまた大きな噴水があります。これはヴィスコンティ家のお屋敷から、ジョージ・ワシントン・ワーツによって移設されたもの。プッティの噴水もサテュロスの噴水も彫刻のモチーフの中に蛇が隠れているのは、ヴィスコンティ家の紋章に由来するものです(後ほど詳しくご紹介します)。

シャッラ公園 近くまで行ったら是非食べてほしい逸品

Coromandel

「コロマンデル」は、シャッラ公園からは少し距離があるものの、ローマの観光地中心部から好アクセス(ナヴォーナ広場から徒歩約5分)のレストラン。ローマではやや?珍しい、朝ごはん専門カフェで、パンケーキやフレンチトーストなど、アメリカのドラマに出てきそうなおしゃれなメニューがハイセンスな空間の中で楽しめます。ホテルに朝食が付いていない方や女子旅でローマを観光予定の方に特にオススメ。

シャッラ公園 ワンポイントアドバイス

「ヴィスコンティ家の紋章」
13世紀から15世紀にかけてミラノを支配していた貴族、ヴィスコンティ家。彼らの紋章には「ビショーネ(Biscione)」と言う、人を食べる蛇があしらわれていることで有名です。園内の装飾品の多くは、ロンバルディア州ブリニャーノ・ジェーラ・ダッダ(Brignano Gera d’Adda)にあったヴィスコンティ家のお屋敷から遠路はるばる移設されたもの。ゆえに、ヴィスコンティ家モチーフ付きのものがちらほらありますので、園内巡りをする時には是非、注目してみてください。

シャッラ公園での注意点 押さえておくべき事項3選

シャッラ公園での注意点
  1. 朝7時から日没まで開いています。
  2. 入口の数が限られているのでお気をつけください。
  3. 夏場は日焼け、虫除け対策をお忘れなく。

入口は数か所に限られています。ニコラ・ファブリッツィ通り(Via Nicola Fabrizi)とカランドレッリ通り(Via Calandrelli)とのT字路にある入り口が大きくてオススメ。

まとめ

古代遺跡、教会、美術館…とにかく見どころだらけのローマ。なかなか半日から一日かけてゆっくりと公園巡りをするのは難しいかもしれません…が、朝のランニングやお散歩がてら、ちょっとだけ足を延ばしてみるのもオススメ。高台から望むローマ市内のパノラマビューは、一日のスタートに見る景色としてもってこいですよ!(傾斜があるのでちょっと大変ですが)いい運動もなります。

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