祭壇が必見!ローマ、サンティ・ボニファチョ・エ・アレッシオ聖堂

祭壇が必見!ローマ、サンティ・ボニファチョ・エ・アレッシオ聖堂|イタリア観光ガイド

サンティ・ボニファチョ・エ・アレッシオ聖堂に行ってきました!

ローマ七丘のひとつ、アヴェンティーノの丘(Colle Aventino)に建つ「サンティ・ボニファチョ・エ・アレッシオ聖堂」。知られざる魅力の数々をご紹介します。

サンティ・ボニファチョ・エ・アレッシオ聖堂とは?絶対行くべき理由

おすすめのポイント
  1. アヴェンティーノの丘をさらに満喫できる点。
  2. 美しいコズマーティ様式の世界に浸れる点。
  3. ユニークな階段付きの祭壇を見学出来る点。

「サンティ・ボニファチョ・エ・アレッシオ聖堂(Basilica dei Santi Bonifacio e Alessio/バジリカ・デイ・サンティ・ボニファチョ・エ・アレッシオ)」はローマの七つの丘のひとつ、アヴェンティーノの丘に建つ聖堂。道路沿いからは少しわかりにくい場所にあるのですが、勇気を出して中に進むと…素晴らしい世界が広がっています。

サンティ・ボニファチョ・エ・アレッシオ聖堂 魅力とは?

ちょっとわかりにくい「正面口」

アヴェンティーノの丘(Aventino)に建つサンティ・ボニファチョ・エ・アレッシオ聖堂。入口はテヴェレ川の反対側。サン・タレッシオ通り(Via di Sant’Alessio)の突き当たりにあります。手前にそびえたつ淡いオレンジ色の修道院の門をくぐると中庭の先に聖堂を発見!少々わかりにくい場所にありますが、冒険家気分で楽しみながら向かってみて!

聖堂の横から広がる「庭園」

入り口右手には、緑豊かなサンタレッシオの庭園(Giardino Di Sant’ Alessio)が広がっています。庭園では聖人の彫像や噴水。ローマ教皇ホノリウス3世の時代に造られたレンガ造りの鐘楼などを目の前で鑑賞することが出来ます。ちなみに写真は1954年に寄贈された、ジャンヌ・ダルク像。奥に進むと、アヴェンティーノの丘からの眺望も独り占め出来ますよ!

ローマ教皇の「モニュメント」

館内に入る前にピロティ(伊:ポルティコ)の右側にご注目。そこにはローマ教皇ベネディクトゥス13世の美しい彫像が飾られています。4~5世紀からあったと言われるサンティ・ボニファチョ・エ・アレッシオ聖堂。1750年代に大きな改修が行われ、その際この像が贈られました(なお、聖堂は1852年から1860年にかけて、再び大きな改修を行っています)。

「サンタレッシオの礼拝堂」

白を基調とした建物の中にセンス良くあしらわれた芸術作品たち。中でも、中央祭壇以上に目を引くのはこちらのサンタレッシオの礼拝堂(Cappella di Sant’Alessio)です。ベルニーニの弟子でもあった、アンドレア・ベルゴンディ(Andrea Bergondi)によって18世紀につくられた礼拝堂。真ん中に取り付けられた階段付木のレリーフがとてもユニークで、しばしその場から離れたくないと感じる魅力があります。

センス抜群の「床」

サンティ・ボニファチョ・エ・アレッシオ聖堂のもうひとつの名物が「床」!コズマーティ様式というローマ名物のスタイルがセンスよく取り入れられており、教会全体の華やかさを一段と高めてくれています。日本の寄木細工を彷彿とさせるモザイクたち。お洒落な若者たちからの注目度も高く、スマホを床に向け、写真撮影するインスタグラマーさんたちも多いです。

サンティ・ボニファチョ・エ・アレッシオ聖堂 是非食べてほしい逸品

Zucchine fritte

「ズッキーニのフリット(ズッキーネ・フリッテ)」はこれぞ王道シンプルレシピ!といったお料理。家でも作れそうな一品なのですが、やはりお店で一気に高温で揚げるフリッテには適いません。ポテトチップスのようにうす~くスライスして揚げたものから、フライドポテトのように細切りにして揚げたものまで、種類も様々!旅行中、生野菜に不安がある方にもぴったりです。

サンティ・ボニファチョ・エ・アレッシオ聖堂ワンポイントアドバイス

「名前の由来とは」
サンティ・ボニファチョ・エ・アレッシオ聖堂の名前は2人の聖人、聖ボニファチオ(ボニファチョ)と聖アレッシオに由来します。当初は聖ボニファチオを祀っていた聖堂。その後、聖アレッシオを祀るようになったのですが、再び聖ボニファチオも加わり、今日の名称になりました。聖アレッシオはステファーノ・ランディ(Stefano Landi) 作のオペラ「Sant’Alessio(サン・タレッシオ)」の主人公としても有名。見れば祭壇に飾られた階段の秘密もわかります。

サンティ・ボニファチョ・エ・アレッシオ聖堂観光での注意点

サンティ・ボニファチョ・エ・アレッシオ聖堂観光での注意点
  1. 入り口の場所が分かりにくいので、事前に再度ご確認ください。
  2. 夏季は8時半から12時半、15時半から20時迄開いています。
  3. 冬季は8時半から12時半、15時半から18時半迄開いています。

サンティ・ボニファチョ・エ・アレッシオ聖堂の入口は奥まった所にあるため、聖堂のファサード以外に、手前にある修道院の外観や、通りの名前(Via di Sant’Alessio)もチェックしておくと安心です。

まとめ

サンティ・ボニファチョ・エ・アレッシオ聖堂のあるアヴェンティーノの丘は、聖堂の周辺にも観光スポットがいっぱいあります。特に聖堂のすぐお隣にあるマルタ騎士団の館の「鍵穴(Buco Della Serratura)」などは、近年インスタ映えスポットとして長蛇の列をなすこともあるほどの人気スポットです。是非、アヴェンティーノの丘でローマの思い出をたくさん作ってください。

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。