男前すぎてウットリ。ジェノヴァ・サン・ロレンツォ大聖堂
サン・ロレンツォ大聖堂に行ってきました!
ジェノヴァの街でもっとも重要な教会である「サン・ロレンツォ大聖堂(サン・ロレンツォ教会)」は、とにかく男前でカッコイイ大聖堂なんです!その魅力とは!?この後、たっぷりご紹介します。
サン・ロレンツォ大聖堂とは?絶対行くべき理由ベスト3
- ジェノヴァのシンボルの一つである点。
- ジェノヴァらしい建築のひとつである点。
- 観光スポット密集エリアにあり、アクセス抜群な点。
「サン・ロレンツォ大聖堂(Cattedrale di San Lorenzo/カッテドラーレ・ディ・サン・ロレンツォ)」はジェノヴァのシンボル。いわゆる「ドゥオーモ(Duomo)」と呼ばれる、街の中で、最も重要な教会に当たります。とにかくカッコイイ外観と、とにかく艶やかな内部が魅力。観光スポット密集エリアにあるため、他の観光スポットとも、セットで巡りやすいです。
サン・ロレンツォ大聖堂観光 押さえておくべき魅力とは?
そびえたつ正面口
教会の顔ともいえる正面口(ファサード)。サン・ロレンツォ大聖堂の正面姿はとにかくオーラ抜群でカッコイイです。高さ約60メートル×幅約40メートルの建物は、通りにそびえたつように建っており白黒の大理石が特徴的。この白黒のしましま模様の大理石は、ジェノヴァ周辺の建物でよく見られるものですので、ジェノヴァ観光の際は是非、ポイントにしてみてください。
なぜにアシメトリー?!サイズ違いの2本の塔
サン・ロレンツォ大聖堂は両サイドにそびえる2本の塔が、建物全体をより華やかなものへといざなってくれています。ですが…よく見ると、そのうちの1本がちょっとだけ低い!実はこれ、工事が中断されたままになってしまっている為だそうです。ちなみに高い方の塔の高さは約60メートル。ジェノヴァのあるリグーリア州で最も高い鐘楼の一つです。
入り口でお出迎えしてくれるかわいいライオン
大聖堂のふもとに目を向けると、入口に2匹の愛嬌たっぷりのライオンがいます。これは地元ジェノヴァ出身の彫刻家、カルロ・ルバット(Carlo Rubatto)の作品で、1840年にこの場所に設置されました。イタリアの教会の入口には、このようにライオンの彫刻が飾られていることがしばしば。「Stiloforo(スティロフォロ)」といい、教会の守り神的存在として置かれています。なんだか日本の狛犬みたいですよね♪
サン・ロレンツォさんのお姿も拝見!
教会の名前にもなっている「サン・ロレンツォ」。正式には「聖ラウレンティウス」と言い、キリスト教における良い行いをした人(聖人)の一人です。聖ラウレンティウスはたくさんいる聖人たちの中でも特に重要人物の一人。イタリア(ヨーロッパ)中に彼ゆかりの宗教施設がありますので、サン・ロレンツォ大聖堂の入口前まで来たら是非彼の姿を確認しておきましょう。横たわっている彫刻の人物が、聖ラウレンティウスです。
美しい館内
男前な外観とはうってかわって、女性らしい優雅な館内もサン・ロレンツォ大聖堂の大きな見どころのひとつです。教会内自体は無料で入ることが出来、特に開放感たっぷりの高い天井が魅力的です。写真は中央祭壇上に描かれたラッザーロ・ダヴァローネという画家のフレスコ画。艶やかな色彩が、教会全体をさらに明るく神聖な場所へと演出してくれています。
サン・ロレンツォ大聖堂 近くまで行ったら是非食べてほしい逸品
Eataly Genova
日本でも人気の高級グルメデパート「イータリー」。ジェノヴァ店はサン・ロレンツォ大聖堂から海側向かって500メートルほど歩いたところにあります。わかりやすい場所にある上に、お土産購入から休憩・お食事まで楽しめる点が魅力。上階にあるダイニングエリアからは、御覧の通りリグーリア海を一望することが出来ます。チェーン店だからといって侮ることなかれ。名物のジェノヴェーゼソースは、ほっぺたが落ちるほどの美味しさです。
サン・ロレンツォ大聖堂 ワンポイントアドバイス
「聖遺物」
「ドゥオモ」と呼ばれるその街の最も重要な教会では、カトリックゆかりの宝物(聖遺物)が保管されていることがしばしばあります。ここ、サン・ロレンツォ大聖堂では、あの”最後の晩餐”で使ったとされる聖杯「Sacro Catino(サクロ・カティーノ)」があり、有料エリアで見物することが出来ます。興味のある方は是非合わせてお立ち寄りください!
サン・ロレンツォ大聖堂観光での注意点 押さえておくべき事項3選
- 教会内は無料、宝物館は有料です。
- 12時から15時は昼休みです。
- 宝物館は、日曜午前は見学不可です。
教会内は宝物館(Museo del Tesoro)のみ有料(6ユーロ)です。昼休憩あり。また、教会は毎日ミサの時間がありますのでその際は状況に応じて、見学を控えましょう。宝物館は日曜は午後のみの営業となります。
まとめ
いまでこそミラノやローマ、フィレンツェなどに人気を奪われてしまっている(?!)港湾都市ジェノヴァ。ですが、街の中にはかつての海運大国時代の栄華の面影が、そこかしこに見て取れます。街もコンパクトで徒歩でも巡りやすいです。日本からの直行便が就航しているミラノからも電車で2時間弱ですので、是非機会があれば、足を延ばしてみてください。
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