色合い最高スギ★ミラノ、サン・エウフェミア教会
サン・エウフェミア教会に行ってきました!
赤レンガのシンメトリーな外観と、ロイヤルブルーのモザイク画が織りなすハーモニーが、とにかくセンス抜群のミラノ、サン・エウフェミア教会。大好きな教会の魅力をたっぷりご紹介します★
サン・エウフェミア教会とは?絶対行くべき理由ベスト3
- 美しいモザイク画が楽しめる点。
- 街中にありアクセス抜群である点。
- シンメトリーの美しい外観。
「サン・エウフェミア教会(Basilica di Sant’Eufemia/バジリカ・ディ・サン・エウフェミア)」はミラノ市街地にある教会。ドゥオーモから歩いて約10分でアクセスできます。街中にありながら、周辺には芝生も広がっていて、なんとも穏やかなムードな点もオツ。シンメトリーの美しい外観の先には、まばゆいばかりの蒼の世界が広がっています。
サン・エウフェミア教会 押さえておくべき魅力とは?
レンガ造りの可愛らしい外観
オリジナルのものは5世紀後半に建てられ、その後数度再建され現在に至るサン・エウフェミア教会。今日、私たちが見ることの出来る建物は、1870年以降に再建されたものです。赤茶色のレンガの中に、ヴィチェンツァから取り寄せた真っ白の大理石が差し色となった外観は、どこかかわいらしさの残る点が魅力。再建当時流行したネオ・ロマネスク様式の美をたっぷりとご鑑賞ください。
アクセントのバラ窓
女性の聖人、聖エウフェミアを祀ったサン・エウフェミア教会。外観にあしらわれたお花のような繊細なバラ窓(丸い窓)が、さらに教会全体を可憐な雰囲気に仕上げています。大きく取られた3つのバラ窓。最も大きな真ん中のバラ窓の周りには、目を凝らすと4人の福音伝道者(イエスの教えを宣べ伝える人)マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの姿が見て取れます。
教会をさらに引き立てる、真横の建物
聖エウフェミア教会の真隣にぴたっと寄り添うように建っている、真っ白な建物。これは元聖パオロ・コンヴェルソ教会(Chiesa di San Paolo Converso)で、現在は教会としての役目を終え、コンサートやイベント会場などに使われているものです。時々テレビなどでも登場するので、せっかくの機会、ぜひ外観だけでも写真に収めておきましょう。
ラヴェンナ由来のモザイク画
エミリア=ロマーニャ州の都市ラヴェンナ。ここは、モザイク画の美しい教会群が世界遺産にも認定されるほど有名な都市です。聖エウフェミア教会はこのラヴェンナのモザイク画からインスピレーションを受けているのだそう。特にガッラ・プラキディア廟堂(Mausoleo di Galla Placidia)という建物が、本当によく似ているので現地で見比べてみても面白いかもしれません。
モザイク画をさらに引き立てるフレスコ画
聖エウフェミア教会は、中に入るとモザイク画とフレスコ画との最強コラボレーションを楽しむことができます。中央祭壇の上に描かれているのは、ルイージ・カヴェナーギ(Luigi cavenaghi)のフレスコ画。館内全体はネオゴシック様式で整えられており、このフレスコ画のちょうど対面する位置(写真の場所)には、1909年に設置された見事なパイプオルガンを見つけることができます。
サン・エウフェミア教会 是非食べてほしい逸品
Sbrisolona
「ズブリゾロ―ナ」は一風変わった名前のミラノ周辺でよく食べられている郷土菓子。オートミールクッキーの超巨大版!といった雰囲気の一品です。「粉々にする(ズブリチョラーレ)」という意味のイタリア語に由来するお菓子で、大きく焼いて、バリバリに砕いて食べるのがお約束。日持ちする上、途中で砕けても問題なし!なので、日本へのお土産にももってこいです。
サン・エウフェミア教会ワンポイントアドバイス
「音響の良さから録音スタジオに!?」
聖エウフェミア教会は1950年代に、歴史的オペラ歌手、マリア・カラスの歌の録音場所になったことがあります。1953年に「清教徒(I Puritani)」と「カヴァレリア・ルスティカーナ(Cavalleria Rusticana)」、1957年に「夢遊病の女(La sonnambula)」を収録しており、CDの録音場所などを見ると、聖エウフェミア教会の名が記されていますよ!機会があったらチェックしてみてください♪
サン・エウフェミア教会観光での注意点
- イベント等に使われている場合があります。
- ミサの時間はマナーを守って見学しましょう。
- 12時から15時30分頃にかけてお昼休みがあります。
聖エウフェミア教会は現在でも1日に何度もミサが行われるような神聖な場所。マナーは守って見学しましょう。ドアが閉まっている場合は、昼休みorイベントの為見学不可の場合があります。
まとめ
聖エウフェミア教会でモザイク画の魅力に魅せられた方は、是非、世界遺産のラヴェンナなどにも足を運んでみてください。モザイク画は、フレスコ画などが出来る前に整えられた画法。宗教画なども、モザイク画になると柔らかい雰囲気が増し、より見やすいものに仕上がっていますよ!教会巡りはイタリア旅行の醍醐味!是非ミラノで様々な種類の教会を見て、知見を広めましょう。
この記事へのコメントはありません。