カラフルたまらん!ピエモンテ州、ラ・モッラの「ブルナーテ礼拝堂」

カラフルたまらん!ピエモンテ州、ラ・モッラの「ブルナーテ礼拝堂」| イタリア観光ガイド

ブルナーテ礼拝堂に行ってきました!

アルバやバローロといった最高級イタリアワインの故郷が密集するピエモンテ州クーネオエリア。このクーネオの中にある小さな村「ラ・モッラ(La Morra)」には、あっと驚く礼拝堂があるのです。そのすがたとは…。

ブルナーテ礼拝堂とは?絶対行くべき理由ベスト3

おすすめのポイント
  1. 近未来を思わせる奇抜な外観。
  2. インスタ映え抜群のビビットカラー。
  3. ワイン好きにはたまらない、一大ワイン生産地にある点。

「ブルナーテ礼拝堂(Cappella delle Brunate/カッペッラ・デッレ・ブルナーテ 若しくはCappella del Barolo/カッペッラ・デル・バローロ)」はイタリアきってのワイン生産地、ピエモンテ州のクーネオエリアにあります。丘陵地を進むと突如現れる奇抜な外観に誰もがびっくり!外だけでなく建物内も斬新な世界が広がっており、最近ではインスタ映えスポットとしても、名をあげています。

ブルナーテ礼拝堂 押さえておくべき魅力とは?

ハッと目を引く外観

ブルナーテ礼拝堂を見て、誰もがびっくりするのは、その奇抜な見た目!「礼拝堂(カッペッラ)」の名に似つかわしくない鮮やかな色彩をまとった建物は、まるで近代美術館のようです。もともと「サンティッシマ・マドンナ・デッレ・グラツィエ礼拝堂(Cappella di Santissima Madonna delle Grazie)」として街の人に愛されていた施設を、1999年にイギリス人アーティスト、デイヴィッド・トレムレットらが華麗にお色直しさせたのだそう。まずは目の前で1枚写真を撮って!見学に行きましょう。

インスタ映えするのは外だけではありません

ブルナーテ礼拝堂は、無料で中に入ることができます。「礼拝堂」という名前ではありますが、正式なものではない為、中は基本的には宗教画も祭壇もナシ!しかし、その分気軽に写真をたくさん撮ることが出来、ミサなどの時間も気にせず見学することができます。建物内にもビビットカラーの世界観は広がっており、インスタ映え抜群。どのようなアングルで写真を撮るか、事前にSNSなどで予習しておくと良いでしょう。

可愛らしい十字架

基本的には”芸術作品”としての要素が強い、ブルナーテ礼拝堂ですが、ちゃんと礼拝堂らしい側面も持ち合わせています。それがこの「十字架」。建物の側面にあり、一見模様のような雰囲気になっています。ちなみに外観は、ぐるっと反対側にまわると、正面とはまた違った、丸みを帯びたやわらかな表情をしています。是非、目の前まで行ったら、ぐるっと360度見学してみてください。

周辺にもある!奇抜なモニュメントシリーズ

ブルナーテ礼拝堂周辺は、実はビビットカラーの現代アートが近年、どんどん設置されています。中でも人気なのが「赤の巨大ベンチ(Panchina Gigante Rossa/パンチーナ・ギガンテ・ロッサ)」。写真だとわかりにくいですが、このベンチ、高さ約2メートル×長さ約3.5メートルの超ビッグサイズなんです!普通のベンチとして上ったり座ったりしてオッケー!ブルナーテ礼拝堂から車で10分ほど(5キロ強)のところ(住所:Borgata Roggeri, 3, 12064 Alba CN)にあるので、合わせて足を運んでみてはいかがでしょうか?

周辺に広がる世界遺産の絶景

建物自体も一度見たら心を掴んで離さない!そんな、ブルナーテ礼拝堂ですが、実はココから見る景色も「一生モノ」です。ラ・モッラ周辺はなんと世界遺産認定地区。「ピエモンテの葡萄畑の景観」として2014年に、悲願の世界遺産入りを果たしました。特に春~秋の夕方頃は、光る丘の景色が本当にキレイ。イタリアは夏の日照時間が長いので、遅くまでその姿を存分に味わい尽くすことが出来ます。

ブルナーテ礼拝堂 近くまで行ったら是非味わってほしい逸品

Vino

ブルナーテ礼拝堂周辺に広がるクーネオ県の村々は、どこもワイン(伊:ヴィーノ)の産地として世界的に有名です。もしお酒が飲める方は現地で是非ご賞味あれ。ドライバーの方は、お土産やさんで買って帰るのも良いでしょう。おそらく日本の6-7割、場合によっては半額程度の値段で買えるかと思います。お酒が飲めない方は、ジェラートのフレーバーなどを通して、味わうことも出来ますよ♪

ブルナーテ礼拝堂 ワンポイントアドバイス

「Chiesetta della Beata Maria Vergine del Carmine」
「キエゼッタ・デッラ・ベアタ・マリア・ヴェルジネ・デル・カルミネ」は、ブルナーテ礼拝堂を手掛けたデイヴィッド・トレムレット(David Tremlett)さんの別の作品。ブルナーテ礼拝堂と同じ、ピエモンテ州にあり、車で30~40分で行くことができます。こちらはブルナーテ礼拝堂よりも、より大きく、色味も全く異なります。是非時間があれば、セットで足を運んでみてください。

ブルナーテ礼拝堂観光での注意点 押さえておくべき事項3選

ブルナーテ礼拝堂観光での注意点
  1. 写真撮影は譲り合って行いましょう。
  2. ランチやディナーを予定している方は予約が○
  3. 車酔いしやすい方は酔い止めがあると安心です。

ブルナーテ礼拝堂は、近年インスタ映えスポットとして観光客がグッと増えました。写真撮影の際は譲り合って行いましょう。現地で昼食や夕食を取りたい方は、あまりレストランが多くないので事前に予約をしていった方が安心です。また途中、丘陵地が続く為、車酔いしやすい方は日本から飲み慣れている薬を持って行きましょう。

まとめ

今は奇抜に見えるブルナーテ礼拝堂。ですが、これから何百年と時を経て、未来の人たちにアンティークなものとして愛される日が来ることを想うと、なんだか感慨深いものがあります。ラ・モッラは小さな村ですが、ピエモンテ州のワイナリー巡りをする方は、必ずこの村やこのすぐそばを、何度も通ることと思います。是非ドライブのついでに、立ち寄ってみてください。

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