ヴェネツィアいち美しい階段、ボーヴォロの階段に上ってみたい!
ボーヴォロの階段に行ってきました!
水の都ヴェネツィア。水辺を華やかに彩るコンタリーニ・デル・ボーヴォロ宮殿に設置されている「ボーヴォロの階段」は、一度見たら忘れられない美の極致ですよ!魅力を詳しくお伝えします★
ボーヴォロの階段とは?絶対行くべき理由ベスト3
- いつまでも見ていたくなる、美しい螺旋階段である点。
- 小路の一角にあり、秘密の花園ムード満点である点。
- 上にあがればヴェネツィアの街を一望できる点。
「ボーヴォロの階段(スカーラ・コンタリーニ・デル・ボーヴォロ/Scala Contarini del Bovolo)」はヴェネツィアの名家、コンタリーニ家のお屋敷に設置された階段です。15世紀後半にサン・ルカ運河沿いに設置された、美しい螺旋階段。上にあがることも可能で、頂上まで上がればヴェネツィアの美しい風景を、独り占めすることが出来ます。
ボーヴォロの階段 押さえておくべき魅力とは?
Campo Manin
ボーヴォロの階段があるのはサン・ルカ運河付近のとっても小さな一区画。ゆえに、ここに向かうにあたって、マニン広場(カンポ・マニン)はとても重要な目印となります。広場の名前の由来は、イタリアの政治家、ダニエーレ・マニン(Daniele Manin)から。広場中央にはイタリア人彫刻家、ルイジ・ボッロ(Luigi Borro)による、彼の像が建てられています。足元に鎮座するヴェネツィアの有翼のライオンが可愛いので必見。
小路に面した入口
ボーヴォロ階段のある場所は、とにかくわかりにくいです!Calle de la vida o de le locandeという通りを進むと、壁に小さな案内版があるので、まずはそれを見つけましょう。小路を進むと柵で囲われた敷地の先に美しい階段がどーん、と鎮座しています。異国の地で地図を頼りに歩いた末、美しい階段を見つけられた時の感動は、何ものにも代えがたいものがあります。
階段前に広がる庭園
階段の前はちょっとした芝生庭園になっています。中央に写っているのは井戸。中に入ることは出来ませんが、ここから改めて上を見上げると、階段をよりしっかりと愛でることが出来ますよ!注目すべきは、螺旋階段に沿って続くアーチ窓が、上に行くほど小さくなっていること。この視覚効果が建物全体をより上品なものへとクラスアップさせています。
美しい柱と螺旋階段
ボーヴォロ(Bovolo)はヴェネツィアの方言で「かたつむり」のコト。この言葉の指す意味は館内の螺旋階段を上り始めるとより深く実感できます。というのも、昔はこの階段の内壁と外壁にフレスコ画が描かれており、ところどころでその面影を見て取ることが出来るからです。いにしえのド派手!なかたつむりに想いを馳せながら、楽しく頂上を目指しましょう。階段は、道幅が割と広く、案外歩きやすいです。
頂上から望むヴェネツィアの街並み
螺旋階段と直線階段が織り交ざったボーヴォロ階段。約30メートル弱(ビルの8階程度)上にある頂上まで上がると、水の都ヴェネツィアを一望することが出来ます。写真に写っている塔は、サン・マルコ広場にある鐘楼。毎日夜18時までオープンしているので、季節によっては日の入りのヴェネツィアの絶景を楽しむことも出来ますよ!階段の途中でも様々なヴェネツィアの風景が次々と眼前に現れるので気が抜けません。
ボーヴォロの階段 是非食べてほしい逸品
Tiramisù
世界で最も有名なイタリアンデザートのひとつ「ティラミス」。発祥地は諸説ありますが、ヴェネツィアのあるヴェネト州という説が有力で、ヴェネチアでも多くの店が、とっておきのティラミスを振るまっています。個人的には、日本のものより濃くてクリームに重みがあるティラミスが多い印象。是非レストランやカフェで見つけた際は、食べ比べてみてください。
ボーヴォロの階段ワンポイントアドバイス
「ティントレットの間」
ヴェネツィアを代表する16世紀に活躍した画家のティントレット。ボーヴォロ階段から続く宮殿の3階(イタリア式数え方の場合Secondo piano,2階)には「Sala Tintoretto/サラ・ティントレット」という美術館フロアがあります。共通チケットで見学することが出来るので是非立ち寄ってみてください。
ボーヴォロの階段観光での注意点
- 館内は螺旋階段+直線階段のみで構成されています(エレベーターはありません)
- 30分毎の入れ替え制です。
- 予約制(ネットから可能)です。
階段にはエレベーターが付いていません。上に上がりたい場合は7ユーロのチケットを購入し、歩いて上へあがりましょう。入場に関しては完全予約制+30分毎の入れ替え制になっています。(但し、その時々で変わる可能性有)
まとめ
ボーヴォロの階段はヴェネツィアの運河の風景や、教会群、広場とはまた違った美しさがあります。入り組んだ小路の中にあるので何度来ても、見つけるのに苦労しますが、その分、目的地にたどり着いた時の感動はひとしお。イタリアの中でもかなり珍しいその姿形は、一生の忘れられない思い出になることでしょう。時間があれば是非、足を延ばしてみてください。
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