大きな時計が目印!ヴェネツィア、サン・ジャコモ・リアルト教会

大きな時計が目印!ヴェネツィア、サン・ジャコモ・リアルト教会| イタリア観光ガイド

サン・ジャコモ・ディ・リアルト教会に行ってきました!

サン・ジャコモ・ディ・リアルト教会はヴェネツィアで最も古い教会。パッと見の派手さは少ないものの、奥から湧き上がるような圧倒的なオーラがあります。ここではサン・ジャコモ・ディ・リアルト教会の魅力について、詳しくご紹介します。

サン・ジャコモ・ディ・リアルト教会とは?絶対行くべき理由ベスト3

おすすめのポイント
  1. ヴェネツィアいち古い教会である点。
  2. 有名なリアルト橋とセットで観光出来る点。
  3. 比較的観光客が少ない為、ゆっくり観光出来る点。

「サン・ジャコモ・ディ・リアルト教会(Chiesa di San Giacomo di Rialto/キエーザ・ディ・サン・ジャコモ・ディ・リアルト)」はヴェネツィアいち有名な橋「リアルト橋(Ponte di Rialto/ポンテ・ディ・リアルト)」のたもとにある可愛らしい教会です。リアルト橋とセットでの観光もオススメ。教会内も無料で見学出来、ヴェネツィアいち古い教会をじっくりと味わうことが出来ます。

サン・ジャコモ・ディ・リアルト教会 押さえておくべき魅力とは?

愛らしい「外観」

サン・ジャコモ・ディ・リアルト教会が私たちを惹きつけてやまないのは、その可愛らしい外観のせいではないでしょうか。小さなものや、親愛を表すときに使うイタリア語「ーetto/エット」を使って、街の人たちは「 サン・ジャコメット(San Giacometto)」と呼び、古くから大切にしています。まずは他の建物とは一線を画す、愛らしい外観をじっくりと御覧下さい。

大きくて立派な「時計」

サン・ジャコモ・ディ・リアルト教会のチャームポイントの2つめは「大きな掛け時計」です。可愛らしい外観には不釣り合いなほど、ビックサイズの時計!中世の人たちが時計を見る重要な目的の一つが「宗教活動」であり、当時、この教会の周辺で生活する人たちにとって、サン・ジャコモ・ディ・リアルト教会の時計は、祈りの時間にちゃんと教会へ行くために、欠かせないものだったそうです。

時計の上の「鐘」

イタリアで「鐘」といえば、サン・マルコ広場にある鐘楼のような、背の高い塔の上に鐘が付いたものが浮かびます。ですが、サン・ジャコモ・ディ・リアルト教会の鐘は、教会と一体型。時計の上に、可愛らしい3つの鐘が付いていて、私たちに時を知らせてくれます。イタリアの古い教会や小さな教会ではよく見られる一体型のスタイル。こちらもじっくりと御覧ください。

教会内部に飾られた「楽器」

教会内部は無料で見学可能。外観だけ見て次の目的地に向かってしまう人が多いためか、教会内は意外にも穏やかな静寂の世界が広がっています。特筆すべきは祭壇前等に飾られた、さまざまな中世の楽器たち!サン・ジャコモ・ディ・リアルト教会は「楽器博物館(Museo della musica)」としての役割も担っており、イタリアの有名なコレクター、アルテミオ・ヴェルサーリ(Artemio Versari)氏の貴重なコレクションが多く所蔵されています。

教会前の「広場」

可愛らしい教会の前には可愛らしい広場も広がっています。ここで是非チェックしてほしいのが上の写真のモニュメント。「リアルトのせむし男の像(ゴッボ・ディ・リアルト/Gobbo di Rialto)」と言う、なんだか見ているだけで苦しくなってしまいそうな像なのですが…、この台座が、中世にこの広場で宣言文などが読まれる際に使われた、大変貴重なものとなっております。

サン・ジャコモ・ディ・リアルト教会 是非食べてほしい逸品

Hotel Savoia & Jolandaのカフェ

「ホテル・サヴォイア・エ・ヨランダ」はサン・ジャコモ・ディ・リアルト教会から10分ほど歩いた所にあるホテル。ヴェネツィアがリアルト地区とともに誇る歴史地区「サン・マルコ広場」からスグの所にあります。庶民的な雰囲気のリアルト地区とはガラリと雰囲気の異なるサン・マルコ地区。テラス席でのんびり運河を眺めながらお茶をすれば、ヴェネツィアの持つまた違った一面を知ることができます。

サン・ジャコモ・ディ・リアルト教会 ワンポイントアドバイス

「リアルトとは」
教会の名前や「リアルト橋」などに付いている「リアルト(Rialto)」という言葉。これは、これらの場所がある地区の名前で、日本では「リアルト地区」などと訳されています。リアルト地区は、ヴェネツィア本島にとって、とても重要な場所。ヴェネツィア本島は、11世紀にこのリアルト地区から街が栄え、大国へと発展していきました。

サン・ジャコモ・ディ・リアルト教会での注意点 3選

サン・ジャコモ・ディ・リアルト教会での注意点
  1. スリ、ひったくりなどの軽犯罪にご注意を。
  2. 出来るだけ写真は仲間ウチで撮り合いましょう。
  3. 出来るだけ小路を避け、人がたくさんいるところを歩きましょう。

教会の周辺、特にリアルト橋は、残念ながらスリやひったくりのメッカです。お手回り品には十分ご注意を。写真撮影も出来たら現地の人にカメラを渡して撮ってもらうより、自分たちで撮影し合った方が安心です。また、人混みも注意が必要ですが、人気(ひとけ)のない所はもっと危険!出来るだけメイン通りを歩くようにしましょう。

まとめ

名だたる観光スポットがひしめき合うヴェネツィア。ついついガイドブックに大きく載っている場所ばかりスタンプラリーのように巡ってしまいますが、道中、なんとなく心惹かれた建物が、意外にも街の重要な建物だったりすることもあります。感性の赴くままに、気になったものは写真に撮りためて、2度め、3度めのヴェネツィア旅行でぜひまた会いに行ってみてください。より、ヴェネツィアを深く知ることが出来、愛情も増すことと思います。

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。