夏に行きたい!カプリ島、サン・ミケーレ・アルカンジェロ教会

夏に行きたい!カプリ島、サン・ミケーレ・アルカンジェロ教会|イタリア観光ガイド

サン・ミケーレ・アルカンジェロ教会に行ってきました!

世界的に有名な「青の洞窟」がある、南イタリアの「カプリ島」。荒天時でも美しい世界を独り占めできる「サン・ミケーレ・アルカンジェロ教会」は、カプリ島まで来たら是非立ち寄って欲しい素敵な場所です。

サン・ミケーレ・アルカンジェロ教会とは?絶対行くべき理由ベスト3

おすすめのポイント
  1. アナカプリ地区の風情を楽しめる点。
  2. 美しい床タイルを観賞出来る点。
  3. 荒天時のアクティビティとしても活用できる点。

「サン・ミケーレ・アルカンジェロ教会(Chiesa di San Michele Arcangelo/キエーザ・ディ・サン・ミケーレ・アルカンジェロ)」は「青の洞窟」で知られるナポリの離島、カプリ島の中にある教会。周辺は「アナカプリ」と呼ばれる地区で(もう一つは「カプリ地区」)、南イタリアらしいのんびりとした風情を楽しめますよ!高波の影響などで青の洞窟に入れなかった時の、アクティビティとしてもオススメ。

サン・ミケーレ・アルカンジェロ教会 押さえておくべき魅力とは?

サン・ミケーレ広場に立つ教会

サン・ミケーレ・アルカンジェロ教会があるのは「サン・ミケーレ広場」。開けた空の下に立つ教会の前に立つと、まるで南イタリアや地中海の離島を舞台にした映画のワンシーンに迷い込んだかのような、ロマンチックな気持ちにさせられます。教会が建設されたのは、1719年。それ以前にこの地に立っていたサン・ミケーレ教会(外観の一部は左手に、いまだ健在)にちなんで付けられた広場の名前は、現在でもそのまま踏襲されています。

大天使ミカエルがチャームポイントの外観

1698年から建設がスタートしたサン・ミケーレ・アルカンジェロ教会。外観はバロック様式で整えられており、入り口扉上には、教会のシンボルである大天使ミカエル(サン・ミケーレ)の姿が描かれています。大天使ミカエルは、日本のゲームや占い、タロットカードなどでも登場するキャラクターのため、耳にしたことがある方も多いのでは?!是非この機会にどんな姿かチェックしておきましょう。

小ホールのような館内

館内はギリシャ十字架(いわゆる「プラスマーク」)の形に整えられており、長い中央廊下がない為か、なんとなくお堂のような雰囲気があります。白基調で開放感のある館内はドメニコ・アントニオ・ヴァッカロ(Domenico Antonio Vaccaro)によって設計されたもの。あまりに美しすぎて想像し難いですが、19世紀初め、ナポレオン軍とイギリス軍とが戦っていた時代には、ここはイギリス軍に占領され、弾薬庫として使用されていた過去を持ちます。

教会名物、マヨルカ焼きの床タイル

教会の中でも最も有名な物と言ったら、こちらのマヨルカ焼きの床タイルです。レオナルド・キアネーゼ(Leonardo Chianese)による「原罪と楽園追放」をテーマとした作品。いわゆるアダムとイブが禁断の果実を食べてしまった為、エデンの園から追放されてしまうシーンについて描かれたもので、螺旋階段を上って、少し高台から写真に収めることも出来ます。

礼拝堂の名画たち

美しい床タイルにどうしても心を奪われがちですが、中央祭壇を中心に設置された礼拝堂にも見ごたえのある作品が多数飾られています。こちらは、ナポリを代表する画家パオロ・デ・マティス(Paolo De Matteis)が描いたカルミネの聖母、アヴィラの聖テレサと、ナザレのヨセフ。柔らかいタッチや表情が印象的な一枚。他の礼拝堂には、大天使ミカエルにまつわる作品なども飾られています。

サン・ミケーレ・アルカンジェロ教会 是非食べてほしい逸品

Torta caprese

「カプリ風(カプレーゼ)」の名を冠する、まさにカプリ島伝統のチョコレートケーキこと「トルタ・カプレーゼ」。その昔、オーストリアからやってきた王女様のために、ザッハトルテ(オーストリア伝統のチョコレートケーキ)の代わりに考案された。はたまた、カプリ島でデザートをつくる際、チョコレートケーキに小麦粉を入れ忘れて偶然発明された…などなど諸説ありますが、とにかく味はお墨付き。チョコレートベースの生地にアーモンドやナッツなどを入れて焼いたブラウニーのような食べ物です。

サン・ミケーレ・アルカンジェロ教会ワンポイントアドバイス

「カプリ島を構成する2つの街」
なんとなく東京都と形が似ているカプリ島。かなりざっくり言えば、23区外に当たるエリアが「アナカプリ」、23区内に当たるエリアが「カプリ」です。カプリ島自体は千代田区とほぼ同じサイズなので、アナカプリとカプリは徒歩でらくらく移動可能。アナカプリの中で、最も有名な観光地はやはり「青の洞窟」ですが、それ以外にも見どころがたくさんあります。

サン・ミケーレ・アルカンジェロ教会観光での注意点

サン・ミケーレ・アルカンジェロ教会観光での注意点
  1. 4月から9月は、9時から19時迄開いています。
  2. 10月から3月は、10時から15時迄開いています。
  3. 11月27日から12月8日まではクローズしています。

サン・ミケーレ・アルカンジェロ教会は入館無料。場所柄サンダルやハーフパンツ、タンクトップなどで入館される方も少なくないですが、もし用意があれば、節度ある服装で来館された方がスマートです。

まとめ

なお、ナポリ市内からカプリ島へ行く方は船でのアクセスが便利。カプリ地区に到着してからは、バスまたは徒歩でアナカプリまで行くことが出来ます。両エリアは徒歩で約20分、バスで約10~15分でアクセスすることが出来ますので、気分や体力、お天気などと相談しながらカプリ島散策を楽しんでみてください。アナカプリはカプリに比べ、若干物価が安いので食事や宿泊での利用もオススメです。

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