カプリ島の玄関口にある!サント・ステファノ教会

カプリ島の玄関口にある!サント・ステファノ教会|イタリア観光ガイド

サント・ステファノ教会に行ってきました!

カプリ島を訪れる人のほぼ全員が立ち寄るであろう島の心臓部分にあたる小広場「ピアッツェッタ(Piazzetta)」。ここから階段を数段上がったところにあるのが「サント・ステファノ教会」です。

サント・ステファノ教会とは?絶対行くべき理由ベスト3

おすすめのポイント
  1. 誰もが簡単にアクセスできる好立地にある点。
  2. コンパクトで巡りやすい教会である点。
  3. 南イタリアらしい可愛らしい雰囲気の教会である点。

「サント・ステファノ教会(Chiesa di Santo Stefano/キエーザ・ディ・サント・ステファノ)」は、カプリ島で最も賑わいのある広場「ピアツェッタ」からちょっとだけ横道を進んだところにある教会。真っ白な外観が南イタリア情緒満点で、館内でもゴージャスなパイプオルガンや、宗教画、大理石の祭壇などを観賞することが出来ます。

サント・ステファノ教会 押さえておくべき魅力とは?

Piazzetta

カプリ島の心臓部分に当たる「ピアッツェッタ」。「小さな広場」という意味ですが、島内で最大の賑わいを誇る場所で、正式名称は「ウンベルト一世広場(Piazza Umberto I)」といいます。ナポリからの船が到着するマリーナ・グランデ港前のケーブルカーの終着地点。教会はここからのびる階段を数段上がった先にあり、広場からもその姿を望むことが出来ます。

真っ白な外観

教会があるのは広場からのびるイニャツィオ・チェリオ通り(Via Ignazio Celio)沿い。 ちょうど目の前にあるイニャツィオ・チェリオ博物館(Museo Ignazio Cerio)が、通りの名の由来となっております。残念ながら教会の正面姿を一枚の写真に収めるのは至難の業なので、階段の途中で、横からのショットを一枚撮っておきましょう。教会中央を飾るクーポラ(丸屋根)も、横からだとはっきりと見えます。

外観にあしらわれた碑文

教会の外観をよく見ると側面に碑文のようなものが飾られていることに気付きます。これは「セラフィーナ・ディ・ディオ(Serafina di Dio)」や「セラフィーナ・ダ・カプリ(Serafina da Capri)」などの呼び名で親しまれている聖女に捧げられたもの。彼女は、カプリ島を初め、南イタリア各地に7つの修道院を設立し、地域のカトリックの布教活動に貢献した人物で、島をあげて崇められています。

教会に飾られた宝物たち

教会は最初はフランチェスコ・アントニオ・ピキアッティ(Francesco Antonio Picchiatti)によって設計されましたが、最終的にはマルツィアーレ・アニエッロ・デジデリ(Marziale Aniello Desideri)のもとで完成に至りました。外側から見た時に波線のようになっていた箇所は礼拝堂のあるスペース。左右に4つずつ設置されており、パオロ・デ・マティス(Paolo De Matteis)等ナポリを代表する画家たちの作品を楽しむことが出来ます。

パイプオルガンと大理石の織りなす中央祭壇

中央祭壇は祭壇画の代わりに、美しいパイプオルガンで彩られています。(写真では見えにくいですが)祭壇に使用されている色鮮やかな大理石は、1560年まで大聖堂として存在していた「サン・コスタンツォ教会(サン・コスタンツォ大聖堂)」の大理石の柱を再利用してつくられたもの。サント・ステファノ教会が出来たことで、大聖堂としての役割とともに、この場所へお引越ししてきました。

サント・ステファノ教会 是非食べてほしい逸品

Pasticceria Da Alberto

「パスティッチェリア・ダ・アルベルト」は、教会の真裏!ピアツェッタからのびるローマ通り(Via Roma)沿いにあるオープンカフェです。座ってゆっくりしたり、ジェラートやブリオッシュなどをテイクアウトして食べ歩きすることも可能。カプリ島らしさ満点のムードのあるお店ですので、旅の思い出に是非立ち寄ってみてください。カトラリーやテイクアウトカップなどもお店オリジナルのものなので要チェックです!

サント・ステファノ教会ワンポイントアドバイス

「元サント・ステファノ大聖堂」
サント・ステファノ教会は「元サント・ステファノ大聖堂(Ex cattedrale di Santo Stefano)」と紹介されることもあります。これは1560年から1818年まで大聖堂(平たく言うと、教会が”会社”だとしたら大聖堂は”本社”にあたるもの)としての役割を果たしていた為。1818年を以てその機能は同じカンパニア州のソレントの街に移ってしまいましたが、ガイドブックなどでは時々旧名が使われることもあります。

サント・ステファノ教会観光での注意点

サント・ステファノ教会観光での注意点
  1. ミサの時間前後に教会の正面扉が開きます。
  2. 夏季、冬季で開館時間が異なります。
  3. 入場無料です。

ミサの時間は平日(冬季)は8時と18時、平日(夏季)は8時と19時です。また休日(冬季)は8時、8時15分、11時、18時、休日(夏季)は8時、8時15分、10時半、12時、19時です。

まとめ

サント・ステファノ教会は、初めてのカプリ島旅行でも絶対訪れるであろうピアツェッタからスグのところにあるのが最大の魅力。カプリ島での旅の思い出を増やすのにもってこいの素敵な教会です。現地に着いてから、突然の悪天に見舞われてしまった時、想像以上の人混みに疲れてちょっと静かな場所で落ち着きたくなった時も、是非この教会を思い出してみてください。

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