ミラノのドゥオーモに次ぐ壮大なスケール感!サン・マルコ教会

ミラノのドゥオーモに次ぐ壮大なスケール感!サン・マルコ教会|イタリア観光ガイド

サン・マルコ教会に行ってきました!

ミラノの繁華街にある「サン・マルコ教会」は赤レンガの外観がとってもお洒落。中に入ると奥行きのある空間に、さらに感嘆のため息がこぼれます。ここでは、サン・マルコ教会の魅力をたっぷりとご紹介します。

サン・マルコ教会とは?絶対行くべき理由ベスト3

おすすめのポイント
  1. 可愛らしい赤レンガの外観が楽しめる点。
  2. ミラノで2番目に長い中央廊下を堪能できる点。
  3. 礼拝堂内に隠れた名作が揃っている点。

「サン・マルコ教会(Chiesa di San Marco/キエーザ・ディ・サン・マルコ)」はミラノ中心部にある教会。奥行きがミラノのドゥオーモに次ぐ2番目のサイズを誇ることで有名で、広い館内には知られざる有名絵画がたくさん所蔵されています。周辺に地下鉄の駅も多い為、足が疲れている時も、公共交通機関を使って楽々アクセスできますよ!

サン・マルコ教会 押さえておくべき魅力とは?

赤レンガの可愛らしい「外観」

ミラノ中心部、サン・マルコ広場(Piazza San Marco)にどーん!と鎮座する、サン・マルコ教会。正面口の外枠や窓の辺りにはレースのような美しい装飾がたくさん施されており、それらを見るだけでも、既にテンションは最高潮必至です。今日私たちが見ることの出来る正面口は、カルロ・マチアキーニ(Carlo Maciachini)が19世紀後半に整えたもの。赤レンガのあたたかい雰囲気が愛らしい教会となっております。

正面口に施された「装飾」

建物に近付くにつれ、どんどんはっきりしてくる正面口の装飾たち。特に目を引くのが、中央にあるバラ窓(丸窓)。そして、その下に並ぶ大理石で出来た3体の聖人の像です。さらにその下にある美しいモザイク画も必見。聖母マリアとイエスさまがミラノの守護聖人、聖アゴスティーノと、教会のシンボルである聖マルコとの間に座り、微笑んでいる様子を観賞できます。

長~い中央通路が特長の「メインフロア」

正面から見るとわかりにくいですが、実はサン・マルコ教会は縦に長~い!奥行きはなんと約109メートルあり、ミラノのドゥオーモに次ぐ市内2番目の長さを誇ります。館内の設計もミラノのドゥオーモからヒントを得て、整えられたもの(作:ジョヴァンニ・ルッジェリ/Giovanni Ruggeri)。長い通路の先にある中央祭壇(写真)も、ミラノのドゥオーモのものと、とてもよく似ています。

「Cappella Foppa」

長い通路の左右にある礼拝堂たちも見逃せません。館内右手、手前にある「フォッパの礼拝堂(カペッラ・フォッパ)」は、特に多くの人が集まる有名スポット。お目当てはジョバンニ・パオロ・ロマッツォ(Giovanni Paolo Lomazzo)が1570年に制作した「シモン・マグスの墜落(Caduta di Simon Mago)」という宗教画で、墜落するシモン・マグスから溢れる臨場感は、心震えるものがあります。

「Cappella di San Giuseppe」

フォッパの礼拝堂と並ぶ人気スポットが、サン・ジュゼッペの礼拝堂(カペッラ・ディ・サン・ジュゼッペ)です。ここは特にドーム屋根(クーポラ)の保存状態が良く、見応え抜群。カルロ・ウルビーノ(Carlo Urbino)が16世紀に手掛けた彼の代表作で、八角形の周りを縁取る漆喰の装飾の優雅さもあいまって、館内にあるクーポラの中でもひと際華やかなものとなっております。

サン・マルコ教会 是非食べてほしい逸品

Mostarda

「モスタルダ」はミラノのあるロンバルディア州のクレモナという都市で生まれたジャムです。りんご、すもも、あんずなどのフルーツのシロップ漬けに最後、マスタードを入れて仕上げるなんとも独特な食べ物!レシピだけ聞くと、耳を疑ってしまうかもしれませんが、お肉などとの相性が抜群で、甘じょっぱさが病みつきになります。瓶詰めは日本へのお土産にも◎

サン・マルコ教会ワンポイントアドバイス

「サン・マルコといえば…ヴェネツィア」
サン・マルコ(聖マルコ)を祀る宗教施設と言えば、イタリアではヴェネツィアにあるサン・マルコ大聖堂が有名です。これはサン・マルコ大聖堂が、聖マルコの遺体を所蔵している為。サン・マルコ大聖堂はは西暦828年、エジプトに出かけていたヴェネツィア商人たちが、聖マルコの遺体を盗み、それを祀るため建てられたもので、ミラノのサン・マルコ教会(1245年頃建設開始)より400年程先輩にあたります。

サン・マルコ教会観光での注意点

サン・マルコ教会観光での注意点
  1. 7時から12時、16時から19時迄開いています。
  2. 入り口はサン・マルコ通り(Via San marco)の方にあります。
  3. 最寄り駅はLanza(ランザ)駅です。

地下鉄で向かう方はM2線のLanza(ランザ)駅から歩いて約6分(約500メートル)ですが、M3線のTurati(トゥラーティ)駅からも10分弱(約650メートル)でアクセス可能です。

まとめ

ミラノのサン・マルコ教会は、ヴェネツィアのサン・マルコ大聖堂二比べると知名度は劣りますが、行くと期待をはるかに超える満足感を得られる教会のひとつです。設立年度は古いですが、館内は何度も改修されている為綺麗。少し館内が暗めなので、絵画やクーポラなどをじっくり鑑賞したい方は、晴れた日の日中に行くと良いでしょう。是非立ち寄ってみてください。

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