本日も絶景ナリ。ジェノヴァの山の上に立つ、ダルベルティス城
ダルベルティス城に行ってきました!
ジェノヴァの山の上にそびえるダルベルティス城。なんだか舌を噛んでしまいそうな名前ですが、ポスターや絵葉書などでも引っ張りだこの絶景が見られるスポットとして知られています。
ダルベルティス城とは?絶対行くべき理由ベスト3
- ジェノヴァ有数の絶景スポットである点。
- お城までの道のりも楽しめる点。
- テーマパークにあるような可愛くて美しいお城を探検出来る点。
「ダルベルティス城(Castello d’Albertis/カステッロ・ダルベルティス)」は、ジェノヴァの街の北側に広がる山の上にあるお城。19世紀に個人の居城としてつくられたものが、現在博物館として公開されています。お城自体やそこから見える眺望にも定評あり。あまりにも見どころが多いので、今回は博物館以外の部分にフォーカスしてお城の魅力をご紹介します。
ダルベルティス城 押さえておくべき魅力とは?
モンテガレットのエレベーター
ダルベルティス城があるのは、ジェノヴァの北側に広がる「ガレット山(Monte galletto/モンテ・ガレット)」。エンリコ・アルベルト・ダルベルティス(Enrico Alberto D’Albertis)船長の邸宅として建設されました。ガレット山は徒歩でも上がれますが、さすがにしっかりとした「山」なので、乗り物を使って行くのがオススメ。エレベーターにタイヤが付いたような不思議な乗り物「Ascensore Montegalletto(モンテガレットのエレベーター)」に乗ると、あっと言う間にお城の入口にたどり着くことが出来ます。
可愛くて美しいお城
敷地内はダルベルティス船長が長い航海の末に手に入れたお宝がたくさん飾られています。20代の頃から、ほぼ人生の全てを途切れることなく船に乗り続けたダルベルティス船長。城は彼が40歳の時に建設がスタートし(完成は1892年)最期の日まで個人の邸宅として使用していましたが、ほとんどの時間を船で過ごしていた為、ほとんどお城の中で暮らすことはなかったそうです。
日時計のコレクション
敷地内を散策しているととにかく目に留まるのが日時計のモニュメント。ダルベルティス船長は日時計の制作にも熱心で、生涯を通じて103個もの日時計を制作し、うち11個が城内に設置されています。地面に設置されているものあれば、外壁に取り付けられているものもあるので、宝探し気分で探すと面白い!1つ1つ全く異なる趣をしているので、是非庭園散策の時に見つけてみてください。
想いの詰まったコロンブス像
こちらはお城のシンボル、ジュリオ・モンテヴェルデ(Giulio Monteverde)が手掛けた、若き日のコロンブスの像です。コロンブスを尊敬し、400年前に彼が辿ったルートに従って地中海・大西洋を何度も旅したダルベルティス船長。著名芸術家にコロンブス像をつくらせ、それを城内で最も景色の良い場所に設置していることからも、船長のコロンブスへの情熱がひしひしと伝わります。
お城からの眺望
コロンブス像があるテラスは、まさにジェノヴァで1、2を争う絶景スポット。正直、この場所からの眺望を眺めるためだけに入場料を払って博物館にやってくる人も少なくありません。場所はサラ・コロンビアーナ(Sala colombiana)という展示室の奥に設けられたロッジア(Loggia)と呼ばれるテラスのような場所。ここから見る旧港(Porto Antico/ポルト・アンティーコ)の風景はいつだって「ジェノヴァに来たぞー!」という気持ちにさせてくれます。
ダルベルティス城 是非食べてほしい逸品
Trofie
「トロフィエ」はイタリアに数えきれないほど存在するパスタの種類の1つ。日本でカレーそばや天ぷらラーメンが定番ではないのと同じような感覚で、イタリアの麺類も、ある程度ソースとの組み合わせが確立しており、トロフィエはジェノヴァ名物「ジェノヴェーゼパスタ」の麺として採用されることが多いです。もやしのような見た目で、最初ちょっとびっくりしますが、バジルとの相性は抜群!是非ご賞味ください。
ダルベルティス城ワンポイントアドバイス
「Genova Museum Card」
「ジェノヴァ・ミュージアム・カード」は、15ユーロでジェノヴァ市内にある28の美術館・博物館を巡れるカードです。有効期限は24時間。その間、公共交通機関も無料で利用することが出来るので、1日たっぷり観光にあてる予定の方はお得かもしれません。ウェブ、若しくは主要な美術館、博物館で買うことが出来るので、気になる方は是非ご検討ください。
ダルベルティス城観光での注意点
- 木曜と金曜は、10時から18時迄開いています。
- 土日は10時から19時迄開いています。
- 入場料は6ユーロです。
開館日、開館時間は今後変更となる可能性がございますので、最新情報をご確認の上お出かけください(通常は平日も毎日オープンしています)。外観や庭園のみの見学は、入場無料です。
まとめ
ちなみにダルベルティス城の中には「世界文化博物館(Museo delle culture del mondo/ムゼオ・デッレ・クルトゥーレ・デル・モンド)」「民族音楽博物館(Museo delle musiche dei popoli/ムゼオ・デッレ・ムージケ・デル・ポーポリ)」の2つの博物館が入っています。1つのチケットでどちらも見学することが出来ますので、館内の眺望とともにお楽しみください。
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