フィレンツェとの距離がもっと縮まる!ドゥオーモ付属美術館
ドゥオーモ付属美術館に行ってきました!
フィレンツェのドゥオーモ(大聖堂)こと「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」。すぐお隣にある「ドゥオーモ付属美術館」は、雨の日や冬の寒い日のお立ち寄りスポットにももってこい!絶対見るべき展示品を厳選してご紹介します。
ドゥオーモ付属美術館とは?絶対行くべき理由3選
- 意外にも空いていてゆっくり見学できる点。
- 荒天時のアクティビティとして大活躍してくれる点。
- 想像以上にお宝が密集している点。
「ドゥオーモ付属博物館(Museo dell’Opera di Santa Maria del Fiore/ムゼオ・デッロペラ・ディ・サンタ・マリア・デル・フィオーレ)」は、フィレンツェに数多ある博物館&美術館の中ではやや?マイナーな存在。しかし、フィレンツェの象徴「ドゥオーモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂)」にまつわるお宝が一堂に会しており、知れば知るほど行かずにはいられないとっておきのスポットなんです。
ドゥオーモ付属美術館 押さえておくべき魅力5選
Galleria della Cupola
ドゥオーモ付属博物館は、4階建て。その2階にある「クーポラのギャラリー(ガレリア・デッラ・クーポラ)」は、ドゥオーモの象徴であるクーポラ(丸屋根)のオブジェがあるので見逃がせません。フィリッポ・ブルネレスキ(Filippo Brunelleschi)が手掛けた本物のクーポラを忠実に再現しており、写真に収めるだけで一気に「フィレンツェに来たぞー!」という気持ちにさせてくれます。
Terrazza brunelleschiana
実はドゥオーモ付属博物館には、本物のクーポラを見るのにもうってつけのスポットがあるんです。それが4階の「ブルネレスキのテラス(テラッツァ・ブルネレスキアーナ)」。クーポラ(予約制)に上る時間がない方や、予約が取れなかった方にもオススメの穴場スポット。エレベーターで簡単にあがれるので、小さなお子様やご高齢の方にもオススメです。
館内のお宝ナンバーワン!天国の門
館内で、最も多くの人を集めているのがロレンツォ・ギベルティが約30年かけて、ドゥオーモ横のサン・ジョヴァンニ洗礼堂(カトリック教徒が洗礼を受ける為の施設)の入口を飾るためにつくった「天国の門(Porta del Paradiso/ポルタ・デル・パラディーゾ)」です。扉にあしらわれた10枚のレリーフには、アダムとイブ、モーゼ(モーセ)といった、私たち日本人にも耳なじみのある聖書の登場人物たちが巧みに表現されています。
ミケランジェロのピエタ
ドゥオーモとは直接関係がないものの、お宝として多くの人を魅力しているのが、ミケランジェロの「バンディーニのピエタ(Pietà Bandini/ピエタ・バンディーニ)」です。”ピエタ”とは、十字架から降ろされた時のキリストをテーマにした作品。世界に4つしかないと言われるミケランジェロのピエタですので、是非目に焼き付けておきましょう。
館内最大の展示品
最後は天国の門のお向かいに鎮座する巨大アート。こちらはなんと、昔のドゥオーモのファサード(正面口)を再現したものなんです。2015年に美術館がリニューアルオープンした際に追加された目玉展示。13世紀後半に建築家アルノルフォ・ディ・カンビオ(Arnolfo di Cambio)が手掛けた当時のファサードのレプリカで、上階に行くと、かつてのドゥオーモの姿をジオラマなどで確認することも出来ます。
ドゥオーモ付属美術館で見つけたグルメ!是非食べてほしい逸品
Vin santo
「ヴィン・サント」はイタリア語で「聖なるワイン」の意味を持つ神々しい飲み物。フィレンツェ名物の”カントゥッチ(全土的にはビスコッティといいますが、フィレンツェではカントゥッチやカントゥッチョと呼びます)”を浸してデザートにちびちびたしなみつつ皆で会話を楽しむのがお約束です。フィレンツェのレストランに入ると、24時過ぎまでヴィン・サント片手に盛り上がっているテーブルをたくさん見かけます。お酒や甘いものがお好きな方はぜひ試してみてください。
ドゥオーモ付属美術館 おすすめワンポイント
「各地にある”ドゥオーモ付属博物館”」
”ドゥオーモ”はその街で最も重要な宗教施設を指す言葉。ゆえに、たとえ小さな都市のドゥオーモであったとしても、有名な建築家や芸術家が設計や装飾に携わっていることがしばしばあります。当時のお宝はそのまま飾ってあることもありますが、劣化や盗難などの被害から守るべく”付属美術館”を設けて、そちらで管理していることも…。ドゥオーモに行った際は付属博物館があるかどうかチェックしてみるのもオツかもしれません。
ドゥオーモ付属美術館での注意点
- 1枚のチケットでサン・ジョヴァンニ洗礼堂も見学できます。
- 美術館と洗礼堂は開館時間が異なるのでご注意ください。
- 美術館は10時15分から16時45分まで開いています。
チケットは10ユーロ。1枚のチケットでお隣のサン・ジョヴァンニ洗礼堂(Battistero di San Giovanni,天国の門のレプリカがあります)にも入ることが出来ます。
まとめ
ドゥオーモ付属美術館はドゥオーモのクーポラに上る予約時刻までの立ち寄りスポットや、小休憩スポットとしてもってこい。館内も新しく、エレベーター完備。清潔感たっぷりなので、気持ちよく過ごすことが出来ます。説明パネルはイタリア語、英語表記ではありますが、感覚的に楽しめる作品も多いので、是非足を延ばしてみてください(洗礼堂へのお立ち寄りもお忘れなく!)。
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