ローマ最古の洗礼の場。サン・ジョヴァンニ・イン・フォンテ洗礼堂

ローマ最古の洗礼の場。サン・ジョヴァンニ・イン・フォンテ洗礼堂|イタリア観光ガイド

サン・ジョヴァンニ・イン・フォンテ洗礼堂に行ってきました!

ローマで最も古いカトリック教会「サン・ジョバンニ・イン・ラテラノ大聖堂」。目と鼻の先にある付属施設、サン・ジョヴァンニ・イン・フォンテ洗礼堂の見どころを、厳選してご紹介します。

サン・ジョヴァンニ・イン・フォンテ洗礼堂とは?絶対行くべき理由

おすすめのポイント
  1. サン・ジョバンニ・イン・ラテラノ大聖堂とセットで巡れる点。
  2. ローマで最も古い洗礼堂である点。
  3. 一般の教会・聖堂と遜色ないほど、立派で見ごたえがある点。

「サン・ジョヴァンニ・イン・フォンテ洗礼堂(Battistero Lateranense di San Giovanni in Fonte/バッティステロ・ラテラネーゼ・ディ・サン・ジョヴァンニ・イン・フォルテ)」は、ローマで最も古いカトリック教会、サン・ジョバンニ・イン・ラテラノ大聖堂の付属施設の1つ。大聖堂と同じく、見どころが多い為、ここだけでも街の教会と同じか、それ以上の満足感があります。

サン・ジョヴァンニ・イン・フォンテ洗礼堂 魅力とは?

外観から知る、キリスト教初期建築

洗礼堂とは、カトリック教徒になるためのお清め(洗礼)をするお堂。教会や聖堂の一角に専用の場所が設けられている場合もありますが、別に建物が用意されていることもあります。ローマの中でカトリックの信仰が認められるようになってから、最も早く建設されたサン・ジョヴァンニ・イン・ラテラノ大聖堂。付属施設である洗礼堂も、同時期(4世紀)には整えられ、その後長きにわたってローマ唯一の洗礼堂として重要な役割を担ってきました。

外観にあしらわれた、装飾たち

初期のカトリック建築様式で建てられた洗礼堂は、大聖堂と比較するととても慎ましやか。その中で、外観の見どころは上部にマスキングテープのように飾られた紋章たちです。これは16世紀から始まった大がかりな修復作業の折、1657年に、芸術家のフランチェスコ・ボッロミーニ(Francesco Borromini)によって追加されたもの。時のローマ教皇だったアレクサンデル7世のご実家、キージ家の紋章である6つの山の紋章が等間隔であしらわれています。

館内中央の、洗礼盤

洗礼堂といえば、まずは洗礼盤(洗礼用の聖水を入れて置くための容器)は見逃せません。洗礼盤は、ブロンズの蓋が周りを覆っていて、とても華やか。16世紀から始まった大掛かりな修復作業の中で、内装も大幅に変更され、洗礼盤もチーロ・フェッリ(Ciro Ferri)の手によって、現在のようなとても華やかかつ、存在感のあるものになりました。

館内で存在感を放つ、ハチの紋章

洗礼盤を見たら、そのまま足元に床の模様にご注目。こちらはローマ教皇ウルバヌス8世のご実家、バルベリーニ家の紋章で、可愛らしい3匹のハチの紋章が特徴です。バルベリーニ家の紋章は、洗礼堂のいたるところで登場します。加え、ウルバヌス8世のお姿も…。洗礼堂上部の四角い窓の横にあしらわれたフレスコ画の中に、彼の肖像画があります。絵の上に「Urbano VIII」と添えられているので、ぜひ探してみてください。

華やかな館内の装飾たち

外観からは想像できないほど、華やかなかつ洗練された装飾は天井へも続きます。クーポラ(ドーム屋根)にもバルベリーニ家の紋章!また、中央には、聖霊の象徴である鳩の姿も見られます。その下に八角形の内装に添うように飾られたキャンバス画は、アンドレア・サッキ(Andrea Sacchi)の作品。洗礼者ヨハネの生涯にまつわる物語が描かれています(但し、洗礼堂にあるものはコピーです)。

サン・ジョヴァンニ・イン・フォンテ洗礼堂 是非食べてほしい逸品

Cavolo nero

「カヴォーロ・ネロ」は日本語にすると黒キャベツ。どちらかというとほうれん草やケールのような見た目で、味もキャベツというよりはほうれん草に近いです(と言っても、煮込み料理などに入れられる場合が多いので、ほとんど味は感じられない…というのが正直なトコロ)。フィレンツェが原産のようなのですが、イタリアではどこにいっても普通に手に入るお野菜のひとつ。ローマでもピザやスープなどに入っていることが多いので、是非食べてみてください。

サン・ジョヴァンニ・イン・フォンテ洗礼堂ワンポイントアドバイス

「皇帝コンスタンティヌス1世と洗礼堂との関係」
ローマ帝国の皇帝、コンスタンティヌス1世(在位:306年-337年)は、皇帝の中で初めてキリスト教を信仰した人物。サン・ジョバンニ・イン・ラテラノ大聖堂も彼から譲り受けた土地に建てられたと言われており、サン・ジョヴァンニ・イン・フォンテ洗礼堂も言い伝えによると、コンスタンティヌス1世自身が洗礼を行った場所とされています。

サン・ジョヴァンニ・イン・フォンテ洗礼堂観光での注意点

サン・ジョヴァンニ・イン・フォンテ洗礼堂観光での注意点
  1. 入り口はアンバ・アラダム通り(Via dell’Amba Aradam)沿いにあります。
  2. 毎日7時から12時半、16時から19時迄開いています。
  3. 入場無料です。

サン・ジョバンニ・イン・ラテラノ大聖堂の付属施設は回廊(キオストロ/Chiostro)以外は入場無料です。但し、開館時間はそれぞれ異なるので、全て観光予定の方はお気を付けください。

まとめ

なお、サン・ジョバンニ・イン・ラテラノ大聖堂の開館時間は、毎日7時から18時半、回廊は9時から18時となっています。開館時間は公式HPでも確認できるので(但しイタリア語)気になる方はチェックしてみてください。また、サン・ジョヴァンニ・イン・フォンテ洗礼堂は略称の「Battistero lateranense(バッティステロ・ラテラネンセ/ラテラノ洗礼堂)」もよく用いられます。どこかに控えておくと安心です。

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