パンテオンからスグ!ローマ、マグダラの聖マリア教会

パンテオンからスグ!ローマ、マグダラの聖マリア教会|イタリア観光ガイド

マグダラの聖マリア教会に行ってきました!

ローマの超人気観光スポット、大きなドーム屋根の”パンテオン”から歩いて1-2分のところにあるマグダラの聖マリア教会。曲線の織りなす美の世界を堪能できるマグダラの聖マリア教会の魅力を、詳しくご紹介します★

マグダラの聖マリア教会とは?絶対行くべき理由ベスト3

おすすめのポイント
  1. パンテオンの目と鼻の先!セットで観光出来る点。
  2. 波打つ美しい外観を楽しめる点。
  3. フレスコ画等、見応え抜群の芸術作品に溢れている点。

「マグダラの聖マリア教会(Chiesa di Santa Maria Maddalena/キエーザ・ディ・サンタ・マリア・マッダレーナ)」は、パンテオンの近くにあるカトリックの教会。波打つ外観の美しさもさることながら、館内も美しい芸術作品で溢れています。ややマイナーな教会ではありますが、街の中心部にあるので他の観光スポットとセットで観光出来る点が魅力。外の賑わいからしばし離れ、心穏やかなひとときをお過ごしください。

マグダラの聖マリア教会 押さえておくべき魅力とは?

パンテオンの「目と鼻の先」

マグダラの聖マリア教会は、ローマで最も訪問者数が多い観光スポットのひとつ、パンテオンから100メートル程のところにあります。セットでの観光も◎マグダラの聖マリア教会は、日中長いお昼休みがあるので、その時間を利用してパンテオンを覗いてみてください。1735年に完成した、マグダラの聖マリア教会。128年に出来たパンテオンとの建築様式の違いを味わうのもオツです。

賛否両論!?波打つ「外観」

17世紀から本格的な建設が始まり、1735年に完成したマグダラの聖マリア教会。個人的には可愛らしい雰囲気がお気に入りなのですが、完成当時は、教会にあまり用いられなかったロココ様式を採用したことから、ローマっ子たちの間で賛否両論の存在だったそうです。「Chiesa di zucchero(デコレーションケーキ、砂糖菓子のような教会)」と揶揄された外観。珍しい外観を是非チェックしてみて下さい。

美しい「中央祭壇」

マグダラの聖マリア教会の中央祭壇は、、ローマで名を馳せた画家のパルミジャニーノ (Parmigianino)による祭壇画が飾られています。テーマは”悔悛するマグダラの聖マリアと天使たち(Santa Maria Maddalena penitente e angeli)”。祭壇画の両隣にも見事なレリーフが飾られており、とにかく迫力満点の祭壇となっております。

中央祭壇上の「フレスコ画」

中央祭壇の上、”アプス”と呼ばれるくぼみの部分にも、美しいフレスコ画の世界が広がっています。手がけたのはボローニャ出身の画家アウレリアーノ・ミラーニ (Aureliano Milani)。1718年にローマ移り住んだ後手掛けた作品で、キリストの群衆への説教(La predicazione di Cristo alle turbe)にまつわる壮大な物語が描かれています。

「パイプオルガン」

教会の入口入ってすぐ、くるっと後ろを振り返ると、正面口の裏側に絢爛豪華なパイプオルガンを見て取ることが出来ます。アレッサンドロ・ライヒェンバッハ(Alessandro Richenbach)による美しい装飾。パイプオルガン自体は何度かの修復を経て、1977年にフラテッリ・ルフェッティ (Fratelli Ruffatti)社によって整えられた一級品です。

マグダラの聖マリア教会 是非食べてほしい逸品

Pane e Salame

「パーネ・エ・サラメ」はパンとサラミを意味するイタリア語。その名の通りパニーニやサラミの盛り合わせなどをとことん楽しめる専門店です。場所は教会から歩いて約5分。店内はワインバーのような雰囲気で、サラミとチーズの盛り合わせ片手にワインを楽しむことが出来ますし、テイクアウトでパニーニを頼むこともできます。是非足を運んでみてください。

マグダラの聖マリア教会ワンポイントアドバイス

「マグダラの聖マリア」
マグダラの聖マリア(マグダラのマリア)は、名前だけ聞くと聖母マリアと混同してしまいそうになりますが、全く別の人物。新約聖書(カトリック)の中では、イエスさまに出会って悔悛した女性として登場し、イエスさまの足に涙が落ちた際、それを自らの髪で拭い、香油を塗ったとされる為、豊かな髪が彼女のトレードマークとなっております。

マグダラの聖マリア教会での注意点

マグダラの聖マリア教会での注意点
  1. 月曜から金曜は7時から12時、17時から20時迄開いています。
  2. 土日の午前の部は平日と開館時間が異なります。(午後は一緒)
  3. ミサの間は見学不可となります。

平日は日中、長いお昼休みがある点ご注意。また土日の午前の開館時間が、平日と異なる点もご留意ください。(土曜日の午前は9時半から12時、日曜の午前は9時から12時半迄となります。)

まとめ

ご紹介した芸術作品の他に、美しい天井画もマグダラの聖マリア教会の大きな見どころ。また、中央通路左右に並ぶ6つの礼拝堂も、それぞれ雰囲気が異なり、見ていて興味深いものがあります。観光客のとにかく多いローマ市内ですが、マグダラの聖マリア教会はごった返すことが少ない為、開館時間に足を運べるチャンスがあれば、是非素敵な空間を楽しんでみてください。

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。