ローマのミラノ大聖堂!?サクロ・クオーレ・デル・スッフラジョ教会
サクロ・クオーレ・デル・スッフラジョ教会に行ってきました!
ローマのテヴェレ川沿いをのんびり歩いていると、目に留まる、飾りたくなるような真っ白な可愛らしい教会!いったい中はどうなってるの!?憧れの「サクロ・クオーレ・デル・スッフラジョ教会」に行ってまいりました。
サクロ・クオーレ・デル・スッフラジョ教会とは?絶対行くべき理由
- ミラノのドゥオーモ(ミラノ大聖堂)のような華やかな外観を堪能出来る点。
- ローマでは珍しいゴシック様式(ネオ・ゴシック)の建物を観賞出来る点。
- ローマ名物、テヴェレ川のせせらぎとセットで楽しめる点。
「サクロ・クオーレ・デル・スッフラジョ教会(Chiesa del Sacro Cuore del Suffragio/キエーザ・デル・サクロ・クオーレ・デル・スッフラジョ)」はローマの中心を流れるテヴェレ川のほとりに佇む可愛らしい教会。その姿形がそっくりなことから「Piccolo Duomo di Milano(小さなミラノのドゥオーモ)」との異名も持っています。
サクロ・クオーレ・デル・スッフラジョ教会 魅力とは?
デコラティブな「外観」
「小さなミラノのドゥオーモ(ピッコロ・ドゥオーモ・ディ・ミラノ)」の愛称で知られるサクロ・クオーレ・デル・スッフラジョ教会。なるほど、シンメトリーな三角形や、デコラティブな装飾。真っ白な外観は、どことなくミラノのドゥオーモを彷彿とさせます。ローマで数少ないゴシック様式(正確には建設開始が19世紀のため、ネオ・ゴシック様式)の外観をお見逃しなく。
外観に並ぶ「彫像たち」
遠くから見ても十分魅力的なサクロ・クオーレ・デル・スッフラジョ教会ですが、もし時間が少しでもあれば、目の前まで足を運んでみてください。近くから見ると、扉上の三角形の部分に、教会のテーマである”イエスさまの聖心(サクロ・クオーレ)”モチーフの作品が見て取れます。周りを囲む聖人たちの彫像は全部で19体!ローマ教皇ピウス10世によって選ばれた人物たちが、一堂に会しています。
正面裏の「ステンドグラス」
正面口に大きく取られたバラ窓(丸い窓)。館内に入って、くるっと後ろを振り返ると、見事なステンドグラスになっていることがわかります(その下のパイプオルガンも必見!)。ネオ・ゴシック様式で整えられた館内は、ステンドグラスも大きな見どころの一つ。廊下の壁や中央祭壇のまわりにも美しいステンドグラスがたくさんあしらわれていますので、併せてお楽しみ下さい。
イエスさまのいる「中央祭壇」
想像以上に天井が高く、奥行きのある館内。突き当たりにも、イエスさまの聖心にまつわる祭壇画が飾られています。…が!よく見ると祭壇画の下の方に、不気味な風景が…。これは教会のもう一つのテーマである”煉獄(れんごく)”を表現したもの。煉獄は天国に入る前に通る場所で、死者の霊はここで火によって浄化されます(ちなみに外観のイエスさまの下にも煉獄をテーマとしたレリーフが飾られています)。
大司教の「墓所」
中央祭壇の次に見学者が多かったのが「ピエトロ・ベネデッティの墓所(Monumento funebre di monsignor Pietro Benedetti)」です。ピエトロ・ベネデッティは、サクロ・クオーレ・デル・スッフラジョ教会が完成した際、儀式を執り行った大司教。横たわる大司教さま。その周りで悲しげな表情をしうなだれる遺族の姿は、心打たれるものがあります。
サクロ・クオーレ・デル・スッフラジョ教会 是非食べてほしい逸品
Cicoria ripassata
「チコリア・リパッサータ」は平たく言うと”チコリの油炒め”。日本のもやし炒めのような存在で、料理に不慣れな人でも、ちゃちゃっと作れる一品です。しかし!チコリア・リパッサータに使われるチコリは、ローマ周辺でしかあまり出回らない”チコリア・アルパラゴ(Cicoria asparago)”を使うのが定番。日本でいう”京野菜”や”鎌倉野菜”といったところでしょうか…。わざわざローマで食べる価値は十分にあります!
サクロ・クオーレ・デル・スッフラジョ教会ワンポイントアドバイス
「Museo delle anime del Purgatorio」
教会の右手には無料で見学出来る展示室「ムゼオ・デッレ・アニメ・デル・プルガトリオ(煉獄の魂の博物館)」があります。教会のテーマである”煉獄”にまつわる奇跡に関する展示が中心。火事の際に、煉獄にまつわる奇跡が起こった為、展示品はちょっと怖いものが多いですが…ニガテでなければ是非立ち寄ってみてください。
サクロ・クオーレ・デル・スッフラジョ教会での注意点
- 月曜から土曜は、8時15分から12時、17時から20時迄開いています。
- 日曜は、7時15分から11時半、16時から19時迄開いています。
- 入場無料です。
教会は「Chiesa del Sacro Cuore di Gesù in Prati(キエーザ・デル・サクロ・クオーレ・ディ・ジェズ・イン・プラティ)」と呼ばれることもありますので、控えておくと安心です。
まとめ
サクロ・クオーレ・デル・スッフラジョ教会は、とにかく美しい外観の風景がオススメです。特に春~新緑の頃は、テヴェレ川沿いの緑道と真っ白な教会の外観、ローマの青い空が素晴らしいコントラストを描きます。川沿いは観光地ど真ん中と比較すると、少しだけ観光客も減るので、のんびりと一息つくことが出来ますよ!是非足を運んでみてください。
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