ヴェネツィア広場の目の前の邸宅!ローマ、パラッツォ・ボナパルテ

ヴェネツィア広場の目の前の邸宅!ローマ、パラッツォ・ボナパルテ|イタリア観光ガイド

パラッツォ・ボナパルテに行ってきました!

「パラッツォ・ボナパルテ(パラッツォ・ボナパルト)」は、ローマの中心部にある、ヴェネツィア広場の目の前にあるお屋敷。現在中は博物館として公開されており、誰でも見学することが出来ます。

パラッツォ・ボナパルテとは?絶対行くべき理由

おすすめのポイント
  1. 有名観光スポット、ヴェネツィア広場の目の前である点。
  2. 18世紀のお屋敷を堪能できる点。
  3. 特別展等を通じて、美術鑑賞もセットで楽しめる点。

「パラッツォ・ボナパルテ(Palazzo Bonaparte)は、ローマにあるヴェネツィア広場の前に立つお屋敷。17世紀半ばに貴族の邸宅として建てられ、一時はナポレオンの実のお母様も、亡くなるまでこの場所に住んでいました。美しい館内はもちろん、窓越しに見えるヴェネツィア広場やヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂の景色も必見。

パラッツォ・ボナパルテ 押さえておくべき魅力とは?

目の前に広がる、ヴェネツィア広場

パラッツォ・ボナパルテがあるのはローマ観光でおそらく誰もが訪れるであろうヴェネツィア広場の目の前!ローマのど真ん中にあるにも関わらず”ヴェネツィア”というちょっと紛らわしい名前になってしまったのは、広場に立つ宮殿の一つが、昔ヴェネツィア大使館として使われていたからです。現在は博物館(Museo Nazionale del Palazzo di Venezia)になっており、こちらも見学可能。ご興味があれば是非立ち寄ってみてください。

ルネサンス様式の美しい建物

パラッツォ・ボナパルテが建てられたのは1657年から1677年。ジョヴァンニ・アントニオ・デ・ロッシの手によって設計されました。”ボナパルテ”の名前は、19世紀の家主に由来するもので、なんとあのナポレオンの実の母親、マリア・レティツィア・ボナパルト(Maria Letizia Bonaparte)が住んでいたことからその名が付きました。

ナポレオンにまつわる展示品

館内は現在、伊デザイン会社Arthemisiaの本社となっており、一部は博物館として一般公開されています。まずはナポレオンにまつわるアイテムにご挨拶。写真はイタリアの巨匠、アントニオ・カノーヴァが1806年に制作したナポレオンのヌード像(Napoleone Bonaparte come Marte pacificatore)のレプリカで、多くの展示品の中で、ひと際オーラを放っています。

Sala dei ricevimenti

こちらは「応接室(サラ・デイ・リチェヴィメント)」として使われていた場所。2階に設けられた9つの部屋の中で、最も美しい装飾が施されており、壁や天井には、タッデオ・クンツェ(Taddeo Kuntze)による神話や寓話などをモチーフとした、美しい絵画が描かれています。ガラス越しに楽しむことの出来る、床のモザイク装飾も必見。

Mignano

「Mignano(ミニャーノ,バルコニーの一種)の名が付いたこちらの部屋は、マリア・レティツィア・ボナパルトのお気に入りだった場所。シャッター付きの窓のせいで外の様子がほとんどわからないのですが、壁に草花、果物、プット(赤ちゃんの天使)などが描かれていることで、明るく陽気な雰囲気が醸成され、まるで本当にバルコニーにいるかのような気分にさせてくれます。

パラッツォ・ボナパルテ 是非食べてほしい逸品

Antica Pizzeria Ricci Est Est Est

「アンティカ・ピッツェリア・リッチ・エスト・エスト・エスト」はパラッツォ・ボナパルテから北東方面へ20分ほど歩いた所にあるレストラン。ローマ・テルミニ駅とのちょうど中間あたりにある為、多くの人がすぐ近くを通ることと思います。「ピッツェリア(ピザ屋さん)」の名を冠していますが、一通りのイタリア料理を食べることが出来るのでオススメ。ありがたいことに私が行った時には、日本語のメニューもありました。

パラッツォ・ボナパルテ 観光ワンポイント

「ナポレオンのヌード像」
館内で鑑賞できるナポレオンのヌード像。「火星の仲裁者としてのナポレオン・ボナパルト(Napoleone Bonaparte come Marte pacificatore)」というテーマで制作されたもので、本物は現在ロンドン(イギリス)のアプスリー・ハウス(Apsley House)に所蔵されています。オリジナルはナポレオンが直接アントニオ・カノーヴァに依頼し制作されたもの。その後イギリス政府が買い取った為、現在イギリスにて大切に保管されています。

パラッツォ・ボナパルテでの注意点 3選

パラッツォ・ボナパルテでの注意点
  1. 毎日9時から20時迄開いています。
  2. チケット売り場は19時に閉まります。
  3. 入場料は15ユーロです。

オーディオガイド付きのチケットは16ユーロ。ローマには「ナポレオン博物館(Museo Napoleonico)」という場所もあるので混同しないようご注意ください。

まとめ

ローマ(イタリア)で”ナポレオン”と聞くとなんだか不思議な感じがするかもしれませんが、19世紀のイタリアはフランス(ナポレオン)の支配下にあった為、意外にも?ナポレオンゆかりの場所は国内各地にあります。パラッツォ・ボナパルテは、ナポレオンのファンの方は必見。また、コンパクトで巡りやすい観光スポットなので、ゆっくり無理なくローマ観光を楽しみたいご高齢の方にもオススメです。

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