美しさと先進技術の結晶。ローマ、フェリクス水道の泉

美しさと先進技術の結晶。ローマ、フェリクス水道の泉|イタリア観光ガイド

フェリクス水道の泉に行ってきました!

ローマの中心部にある「フェリクス水道の泉(アックア・フェリーチェの泉)」は、”ローマ三大噴水”の一つと言われている傑作です。果たしてどんな魅力に溢れているのか!?詳しくご紹介します♪

フェリクス水道の泉とは?絶対行くべき理由ベスト3

おすすめのポイント
  1. ローマ三大噴水の一つである点。
  2. ローマの水の歴史の一端を感じることが出来る点。
  3. 世界が憧れた、ローマの”水のある風景”を堪能出来る点。

「フェリクス水道の泉(Fontana dell’Acqua Felice/フォンターナ・デッラ・アクア・フェリーチェ)」はローマに数多ある噴水の中でも特に重要なもののひとつ。その偉大さ、重要性から”ローマ三大噴水”の一つとも言われています。美しさ、機能性の高さ、全てを兼ね備えたローマ人の知恵の結晶は、一見の価値があります。

フェリクス水道の泉 押さえておくべき魅力とは?

ローマの貴重な水資源としての「姿」

ローマの貴重な水資源確保のために一役買ったフェリクス水道の泉。「フェリクス(Felix)」というのは、この噴水の建設を指示した、ローマ教皇シクストゥス5世の本名に因んで付けられたものです。噴水は立派なモーゼ(旧約聖書に登場する指導者)の彫刻があることから「モーゼの噴水(Fontana del Mosè/フォンターナ・デル・モゼ)」と呼ばれることも。モーゼがどこにいるか、わかりますでしょうか?

「モーゼの彫刻」

モーゼの彫刻は、皆さんのご想像の通り!噴水の中央を司っています。湧き出る泉(水)を指差すモーゼ。レオナルド・ソルマーニ(Leonardo Sormani)と Prospero Antichi(プロスペロ・アンティキ)という2人のアーティストの合作なのですが、皮肉にもローマっ子たちからのウケはイマイチ。ミケランジェロ等の手がけた、他のモーゼたちと比べ、カナリずんぐりむっくりしたその姿から「il Mosè ridicolo(おかしなモーゼ)」なんて言われています(涙)

中央に掲げられた「碑文」

フェリクス水道の泉の上部には長々とした碑文が飾られています。噴水が出来るまでの概要が刻まれているのですが、見所は最初と最後!冒頭の「SISTVS V」は、この噴水の建設を推し進めたシクストゥス5世。下段末尾の「MDLXXXVII」はローマ数字の M(1000)D(500)L(50)X(10)X(10)X(10)VII(7)で、全て足すと1587(年)。噴水が整えられた年が書かれています。

モーゼを彩る彫刻①

フェリクス水道の泉には、モーゼ以外にも左右に”水”にまつわる2つの美しい彫刻が施されています。正面向かって左は、彫刻家のジョヴァンニ・バッティスタ・デッラ・ポルタ(Giovanni Battista Della Porta,1542-1597)の作品。モーゼの兄アロンネが、砂漠から湧き出る水のある場所へとユダヤ人たちを先導する、旧約聖書にまつわる場面が描かれています。

モーゼを彩る彫刻②

正面向かって右手の作品も旧約聖書のワンシーンを描いたもので、水を飲む兵士を見ながら、戦争に連れて行く人物を選ぶヘブライ人の士師ギデオン(Gedeone)が描かれています。フラミニオ・ヴァッカ(Flaminio Vacca)とピエトロ・パオロ・オリヴィエーリ(Pietro Paolo Olivieri)の合作で、1588年に完成しました。

フェリクス水道の泉 是非食べてほしい逸品

Exquisitaly

「エクスクイジタリー」は、フェリクス水道の泉の対面にあるカフェレストラン。大きな窓からはフェリクス水道の泉がよく見えるので、食事と観光をセットで楽しめる点も魅力です。デザート類等商品の一部はガラスケースに並べられているので、実物を見ながら選べるのが◎ピザ等、1,000円以下のメニューも豊富なので、気軽に立ち寄ることが出来ると思います。

フェリクス水道の泉ワンポイントアドバイス

「ドメニコ・フォンターナを取り巻く華麗なる人物たち」
フェリクス水道の泉の設計全般を手掛けた、ドメニコ・フォンターナ。ローマ教皇シクストゥス5世のお気に入りの一人で、様々な傑作を世に送り出した偉人ですが、実は叔父様も超有名人!サン・ピエトロ大聖堂の建設にも携わったカルロ・マデルノ(Carlo Maderno)なんです。奇しくもフェリクス水道の泉の対面には、カルロ・マデルノが修復に携わったサンタ・スザンナ教会が建っています。是非合わせて立ち寄ってみてください。

フェリクス水道の泉観光での注意点

フェリクス水道の泉での注意点
  1. 車の往来に注意しましょう。
  2. 泉にコイン入れないようにしましょう。
  3. 出来るだけ日が出ている間に訪問を済ませましょう。

噴水の前の道は交通量が多いです。交通事故に気を付けて、出来るだけ明るいウチに見学しましょう。トレヴィの泉ほどメンテナンスが行き届いている施設ではないので、コインを噴水の中に投げ入れるのは控えた方が無難です。

まとめ

フェリクス水道の泉をはじめとするローマの噴水たち。飲み水を確保する為の重要な役割を担っておりながらも、見た目には大変華やかで、毎日の暮らしを彩る存在としても大切な存在でした。まるで遠くからやってきた水の存在に喜び、あたたかく迎え入れるかのような彫刻たち。水を得て、どんどん世界にその名を轟かせていった、ローマの発展の一端を是非感じてみてください。

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