イタリアナンバーワンの鐘楼を持つ、クレモナ大聖堂

イタリアナンバーワンの鐘楼を持つ、クレモナ大聖堂|イタリア観光ガイド

クレモナ大聖堂に行ってきました!

ジブリ映画の名作「耳を澄ませば」の劇中で話題に上るロンバルディア州の都市、クレモナ。街の中心を彩る「クレモナ大聖堂」は、クレモナ観光のハイライト。決して見逃すワケには行きません。

クレモナ大聖堂とは?絶対行くべき理由ベスト3

おすすめのポイント
  1. 見応えたっぷりの正面姿(ファサード)を堪能出来る点。
  2. イタリアナンバーワンの鐘楼に上れる点。
  3. 館内を彩る名画たちを無料で鑑賞出来る点。

「クレモナ大聖堂(Duomo di cremona/ドゥオーモ・ディ・クレモナ)」は街で最も重要な教会。正式名称はサンタ・マリア・アッスンタ大聖堂(Cattedrale di Santa Maria Assunta)と言います。見応えたっぷりの正面姿や鐘楼に圧倒されるのはもちろん、館内の絵画も迫力満点のものが揃っていて充実度満点です。

クレモナ大聖堂 押さえておくべき魅力とは?

積み上げた歴史の結晶でできた「正面姿」

クレモナ大聖堂を目の前にして、まず驚くのが大きな正面姿!特に真ん中に大きく取られたバラ窓(丸い窓)は、イタリア有数の美しさを誇るので必見です。建物自体の建設がスタートしたのは1107年。しかし、すぐには完成に至らず…約300年!最終的に16世紀に入ってから、ベルタッゾラ(Bertazzola)が地上階のロッジア(ピロティのような部分)を完成させ、現在の姿となりました。

イタリアナンバーワンの「鐘楼」

大きな正面口に負けず劣らずインパクト抜群なのが、正面左手にある「鐘楼」。こちら、高さがなんと約112.21メートルもあります。真ん中に設置された時計の直径だけでも約8.4メートル。「トラッツォ(Torrazzo)」の名で親しまれており、中世に出来た時計塔の中では、イタリアでナンバーワンの高さを誇ります。上へあがることも出来るので、我こそは!という方は是非チャレンジしてみてください。

ボッカチオ・ボッカチーノの「絵画」

館内も外観に見劣りすることないスケール感のクレモナ大聖堂。高い天井やどこまでも続く廊下は、佇んでいるだけで、神聖な気持ちをさらに高めてくれます。壁には様々な画家たちの傑作が飾られているのですが、中でもボッカチオ・ボッカチーノ(Boccaccio Boccaccino)の作品がたくさんあるので必見。見所は主祭壇の後ろの上部にあるイエスさま。柔らかなタッチが美しく、必見です。

ポルデノーネの「絵画」

所狭しと並ぶ名画の中で、最も多くの人を集めているのが入口の裏側、バラ窓のちょうど下あたりに描かれているポルデノーネ(Pordenone)の「キリストの磔刑(Crocifissione)」です。少々不気味なモチーフなのですが、大きさも臨場感も圧倒的!下部に描かれているキリストの復活(左)と嘆き(右)をモチーフにした2作(いずれも後年追加されました)と合わせて、3部作としてお楽しみください。

別アングルからみた「大聖堂」

上の写真。実はこちらもクレモナ大聖堂なのです。クレモナ大聖堂は、他のアングルから見ると全く違う雰囲気を醸している点も大きな魅力。上の写真は北側の入口の写真で、これ以外に南側にも、よく似た入口があります(ちなみに白亜の正面口は西側に当たります)。栄華を誇った街だからこそ設けられた3つの入口。時間があれば、ぜひぐるっと回ってそれぞれの違いを楽しんでみてください。

クレモナ大聖堂 是非食べてほしい逸品

ヴァイオリンモチーフのグルメ

古くからヴァイオリンの製作が盛んに行われてきたクレモナ。ジブリ映画「耳をすませば」の中で、主人公の恋人が、ヴァイオリン職人を目指して修行先として選んだ地としてご存知の方も多いことと思います。街に繰り出すとヴァイオリンモチーフのアイテムがとにかくたっくさんあるので、お土産にぴったり☆チョコレートやリキュールなどは壊れにくく日持ちするので、オススメです。

クレモナ大聖堂ワンポイントアドバイス

「クレモナの3T」
クレモナを表すキャッチフレーズとして有名な「3T」。もしかしたら観光中1度や2度、見聞きする機会があるかもしれません。Tの内容は人によって微妙に異なるのですが、おおむね「鐘楼(Torre)」「クレモナの銘菓トッローネ(Torrone)」「クレモナ出身の俳優ウーゴ・トニャッツィ(Tognazzi)」といったものが主流。是非ゆかりの品を探してみて下さい♪

クレモナ大聖堂観光での注意点

クレモナ大聖堂観光での注意点
  1. 月曜から土曜の12時から15時30分までは昼休みです。
  2. 日曜12時30分から15時までは昼休みです。
  3. 入場無料です。

クレモナ大聖堂は、平日、休日ともにお昼休みの時間帯があるので、来館時はお気を付けください。館内は入場無料。但し、鐘楼(トラッツォ)に上りたい場合は、5ユーロ必要となります。

まとめ

ヴァイオリンを弾く方にとっては聖地でもあるクレモナ。音楽に浸る旅もオススメですが、クレモナ大聖堂のような名建築を巡る旅もオススメですよ!町ガコンパクトなので徒歩で巡り安い点も◎日本人留学生や日本からの旅行者も近年増加しているので、イタリア旅行の経験が少ない方にも、まわりやすいことと思います。是非次回、イタリアに行く際は訪問地の1つとして、検討してみてください♪

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