ローマ「ナヴォーナ広場」ってどんなトコ！？徹底解説

ナヴォーナ広場に行ってきました！

「ナヴォーナ広場（ナボナ広場）」は首都ローマきっての観光名所。明るい日差しをたっぷり浴びながら美麗な彫刻を数多く鑑賞出来る、さながら”屋外美術館”のようなトコロです。ここではそんなナヴォーナ広場について、ゼッタイ押さえておきたいポイントを厳選してご紹介します♡

ナヴォーナ広場とは？絶対行くべき理由ベスト３

ナヴォーナ広場はローマの中心部に位置する広場のひとつ。ローマには「スペイン広場」「ポポロ広場」等、美しい広場がたくさんありますが、ナヴォーナ広場をナンバーワンに挙げる人も少なくありません。広場の魅力をつかさどる大きな要素が「噴水」。ここには「四大河の噴水」「ネプチューンの噴水」「ムーア人の噴水」という3つの有名な噴水があり、これを見るだけでも広場に来た価値が十分にあります。時間があれば周辺のカフェやレストランなどでまったりするのもオススメです♪

ナヴォーナ広場観光 押さえておくべき魅力とは？

四大河の噴水

これを目の前にして素通りしてしまう人などいるのでしょうか…。とにかく圧倒的な存在感を放つナヴォーナ広場のトップアイドルが「四大河の噴水（Fontana dei Fiumi/フォンターナ・デイ・フィウミ）」です。これを手がけたのはベルニーニ。彼はローマを現在のような華やかな都市へと発展させた立役者のひとりで、特に噴水の彫刻はどれも息をのむ美しさです。スペイン広場にある「バルカッチャの噴水」も彼の作品。映画「ローマの休日」にも登場しますのであわせてチェックしてみてください♪

ネプチューンの噴水

ナヴォーナ広場には3つの噴水が横一列に並んでいます。真ん中が四大河の噴水。そして、北側にあるのが「ネプチューンの噴水（Fontana del Nettuno/フォンターナ・デル・ネットゥーノ)」です。16世紀にジャコモ・デッラ・ポルタによってつくられ、その後1800年代に現在の姿へと整備されました。四大河の噴水を見た後に見学すると、かなりシンプルな印象を持つかもしれませんが、このシンプルさが広場全体の調和を見事に取っています。

広場にあるふしぎな「オベリスク」

晴れ渡るローマの青い空を突き刺すかのようにそびえる、エジプト風モニュメント（オベリスク）。この「ナニコレ珍百景」も、ナヴォーナ広場の名物のひとつです。四大河の噴水の真ん中に突き刺さったオベリスクは、なんと昔（81～96年頃！）時のローマ皇帝がエジプトへの憧れから、作成を命じたもの。6世紀に一度壊れてしまいましたが、ベルニーニの時代に再建され、現在のような噴水とコラボレーションした姿で、私たちを楽しませてくれています。

噴水御三家「ムーア人」の噴水

ナヴォーナ広場に華を添える3つの噴水。南側にあるのが「ムーア人の噴水(フォンターナ・デル・モーロ/Fontana del Moro) 」です。他の2つの噴水とどことなく雰囲気が似てるのは…そう。作者が一緒だから。ムーア人の噴水は最初ジャコモ・デッラ・ポルタによって設計され、のちにベルニーニがデザインしたムーア人の像が、ジョヴァンニ・アントニオ・マーリによって付け加えられました。

周りの建物との調和

東京・自由が丘 亀屋万年堂の創業者がこの景色に惚れ込み、銘菓「ナボナ」が誕生したほど、得も言われぬ美しさのナヴォーナ広場。異なる作者の噴水や、異国のモニュメントなど、様々なテーマのものが散りばめられているにも関わらず、全体として見事な調和が取れているのは、もはや奇跡としか言いようがありません。広場では四隅から、この見事なハーモニーを堪能することもお忘れなく！

ナヴォーナ広場 近くまで行ったら是非食べてほしい逸品

Ai Tre Tartufi(アイ・トレ・タルトゥーフィ）のスイーツ

「アイ・トレ・タルトゥーフィ」はナヴォーナ広場の真ん中あたりにあるレストランカフェ。公式HPに日本語版もあるためか、日本人のお客さんも多いようで、店員さんも日本人対応に慣れていました。場所が場所だけに、どうしても観光地価格となってしまいますが、海外旅行やイタリア旅行の経験が少ない方には、きれいな景色の中でリラックスして過ごせる良スポットだと思います。

ナヴォーナ広場観光 ワンポイントアドバイス

ナヴォーナ広場は地上からの風景も素敵ですが、少し高いところから見下ろすのもオツです。広場から約30分（2キロ）ほど離れた所にある、高さ88メートルの「ジャニコロの丘（Colle del Gianicolo/コッレ・デル・ジャニーコロ）」上、ガリバルディ広場からはローマを一望することができ、広場が町全体に溶け込む様を思う存分堪能することができます。

ナヴォーナ広場観光での注意点 押さえておくべき事項3選

ナヴォーナ広場はローマ・テルミニ駅から距離があります（約3キロ）。疲れが出始めたら無理せずバスやタクシーなどを利用しましょう。その際、広場のイタリア語名「ピアッツァ・ナヴォナ（伊：Piazza Navona）」を控えておくと安心です。広場は日光を遮るものがありません。夏はとにかく熱いですので、照り返しには十分ご注意ください。

まとめ

ナヴォーナ広場は特に6-9月の夏のヴァカンスシーズンは、世界中からの観光客でごった返しています。ローマで自由に街歩きする時間がある方は、団体ツアー客らが動き出す10時前頃までに広場へ行くと良いでしょう。周辺のカフェで、キラキラと輝くイタリアの太陽をまとった噴水を見ながら、朝ごはんを食べるのも素敵ですよ♪是非遊びに行ってみてください。