女子力アップ!?ローマ、サンタ・マリア・デッラ・パーチェ教会
サンタ・マリア・デッラ・パーチェ教会に行ってきました!
通りの脇にちょこんと佇む、品のある外観。。白さ極まる館内。訪れるだけで、思わず背筋がシャンッとしてしまう、優美なサンタ・マリア・デッラ・パーチェ教会へ皆さまをご案内します★
サンタ・マリア・デッラ・パーチェ教会とは?行くべき理由ベスト3
- 可愛らしい丸みを帯びた外観を楽しめる点。
- ラファエロの作品を鑑賞できる点。
- ナヴォーナ広場とセットで観光しやすい点。
「サンタ・マリア・デッラ・パーチェ教会(Chiesa di Santa Maria della Pace/キエーザ・ディ・サンタ・マリア・デッラ・パーチェ)」はローマの人気観光スポット、ナヴォ―ナ広場から100メートル強のところにある可愛らしい教会です。館内まで続く白色の世界は、ただいるだけで穏やかな気持ちに…。イタリアの人気画家ラファエロの絵画も見どころで、見ればさらに心に火が灯ります。
サンタ・マリア・デッラ・パーチェ教会 押さえておくべき魅力とは?
上品な「佇まい」
パーチェ通り(Via della Pace)沿いの三角形の小さな広場の先に、ちょこんと佇むサンタ・マリア・デッラ・パーチェ教会。今日私たちが見ることの出来るファサード(正面姿)は、17世紀後半に芸術家のピエトロ・ダ・コルトーナ(Pietro da Cortona)の手によって整えられました。彼は画家としても名声を博していた為、実は手掛けた建築物の数はやや少なめ…。貴重なピエトロ・ダ・コルトーナの世界をとくとお楽しみください。
ラファエロの「絵画」
世界的に有名なイタリアの画家、ラファエロが描いた「シビュラと天使たち(Sibille e angeli)」は、教会内で最も有名なもののひとつ。1514年に描かれたフレスコ画で、なんと壁伝いに6メートル以上も続く超大作です。ラファエロならではの柔らかな色合い、タッチは見ているだけで心がすっと穏やかに。”シビュラ”というイタリア版巫女さんのような人物たちがモチーフの絵画で、とても華やかな点も特長です。
白黒の対比が美しい「ブロンズ彫刻」
ラファエロの絵画の下を彩る、コジモ・ファンチェッリ(Cosimo Fancelli)の作品も見逃せません。彼はサンタンジェロ橋の彫刻のひとつも担当した人気彫刻家。写真ではわかりにくいですが、イエスさまが天使たちに運ばれるさまがブロンズで表現されており、両側に置かれた2体の彫刻たちの表情も相まって、まるで演劇を見ているかのような気持ちにさせてくれます。
凛とした「クーポラ装飾」
正面口から見るとわかりませんが、教会には立派なドーム屋根(クーポラ)もあり、中からはとても洗練された景色を望むことができます。1524年にアントニオ・ダ・ザンガッロ・イル・ジョヴァネ(Antonio da Sangallo il Giovane)が設計し、正面玄関も担当したピエトロ・ダ・コルトーナが彫刻(スタッコ)部分を担当。手入れが行き届いており、白さ極まる素敵な空間です。
クーポラの中にある「絵画」
クーポラをよく見ると真ん中にポコっと八角形の穴が開いており、そこからなにやら人が覗きこんでいる様子が見て取れます。これは、1641年に画家のフランチェスコ・コッツァ(Francesco Cozza)によって描かれたもの。「Eterno(エテルノ/永遠)」というテーマで当初は広範囲にわたって天井画として描かれていたのですが、現在は中央部を残すのみとなっています。
サンタ・マリア・デッラ・パーチェ教会 是非食べてほしい逸品
Gelateria del Teatro
「ジェラテリア・デル・テアトロ」は教会から歩いて3分程のところにあるジェラート店。ジェラート以外にトリュフチョコやケーキなども扱っているので、休憩がてらのお土産購入にももってこいの一店です。正直、一般的な街のジェラートやさんと比較すると、若干お値段お高め…(涙)なのですが、その分、味わいが深い!1つ1つ丁寧に作ら得ていることがわかります。
サンタ・マリア・デッラ・パーチェ教会ワンポイントアドバイス
「パーチェとは」
サンタ・マリア・デッラ・パーチェ教会の名前に含まれる「パーチェ」の文字は、イタリア語で「平和」を意味しています。平和を願ったのは時のローマ教皇シクストゥス4世。当時、ローマが巻き込まれる可能性のあった戦争について心配し、願掛け目的で「平和」の文字を入れ込んだもので、それ以前は聖母マリア(サンタ・マリア)に捧げられた教会ではあったものの「パーチェ」の文字は冠していませんでした。
サンタ・マリア・デッラ・パーチェ教会観光での注意点
- ミサの間は見学することができません。
- 入場無料です。
- 同名の教会はイタリア各地にあります。
教会は入場無料ですが、ミサの間は見学することができません。また「Chiesa di Santa Maria della Pace」という名の教会はイタリア各地にあります。検索する際は「ローマ(Roma)」をいれると良いでしょう。
まとめ
なお、ラファエロの絵画やブロンズ像は、館内入って右側スグのところにある「キージ家の礼拝堂(Cappella Chigi)」の中にあります。キージ家はローマの名門貴族。ローマ市内、サンタ・マリア・デッラ・パーチェ教会から歩いて10分ほどのところにはキージ宮殿(Palazzo Chigi)もありますので、是非セットで見学しに行ってみてください。
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