知らなきゃモッタイナイ！ローマ「真実の口」の隠れた魅力とは

真実の口に行ってきました！

イタリアで最も有名な観光スポットのひとつ「真実の口」。本物はココ、首都ローマにあります。今回周辺の様子も含め、徹底調査してまいりました！ここでは真実の口の知られざる魅力をたっぷりご紹介します。

真実の口とは？絶対行くべき理由ベスト３

ローマの観光スポット「真実の口」。不朽の名作「ローマの休日」のデートシーンで登場したことで、その名を一躍世界に轟かせた観光名所は、イタリアらしい写真が撮れる場所として人気です。誰でも知っている観光名所だけに、旅行後の土産話にも華が咲くことでしょう。歴史や宗教、芸術といったコムズカシイ話は抜きにして、子供から大人まで感覚的に楽しめる点も大きな魅力です。

「真実の口」観光 押さえておくべき魅力とは？

思ったより大きい、小さい？生「真実の口」

「真実の口」は発掘された場所の近くにあった、教会の壁に現在飾られています。私が初めて生で、真実の口を見た時はツアーバス越しに眺めただけだったので「意外と小さいのだなぁ」という印象でした。しかし、再訪し、間近で見たら意外と大きくてびっくり。3回目に行った時は、思わず吸い寄せられるように長蛇の列に並んで、2ショット写真を撮ってしまいました。ちなみに直径は175センチです。大きい？小さい？是非皆さまも、その大きさを生でご体感ください♪

サンタ・マリア・イン・コスメディン教会

どうせ真実の口に行くのであれば、あわせて「サンタ・マリア・イン・コスメディン教会（バジリカ・ディ・サンタ・マリア・イン・コズメディン）」にも是非立ち寄ってみてください。ここは、真実の口が飾られている教会。写真撮影を終えると、そのまま横の入口へ案内され、見学することができます。派手さはないものの、教会らしい厳かな雰囲気が感じられ、しばし外の喧騒を忘れ、ゆっくりすることができますよ！35メートルある鐘楼が目印。中ではお土産購入も可能です。

真実の口の正体?!海の神様「オーケアノス」

真実の口のモデルは誰なのか…諸説ありますが、そのうちの1つがギリシャ神話に登場する海の神様だとする説です。実は、真実の口は古代ギリシャ時代のマンホールの蓋だったそう。現在は壁に飾られている為、水とのつながりを全く感じませんが、マンホールだったことに思いを馳せると、なんだか頷けます。ちなみに海の神様は「トレヴィの泉」の彫刻の中央にもいます。ローマに来たら、是非合わせてご覧ください。

ローマの新旧マンホールくらべ

真実の口は古代ローマ時代のマンホールの蓋。どうやら教会のすぐ近くの「フォロ・ボアリオ（Foro boario）」地区で使われていたもののようです。ということで、せっかくならローマで新旧マンホール比べをしてみてはいかがでしょうか？！ローマの現在のマンホールは写真のように「S.P.Q.R」と書かれているのでお見逃しなく！これは「元老院とローマの市民」のイタリア語の頭文字からきていて、マンホール以外に、モニュメントなどに書かれていることもあります。

ローマ市内の「水の神様」たち

豊富な水資源を武器に勢力を伸ばしたローマは、今でも水の神様モチーフの観光名所が市内にたくさんあります。せっかくならばそれぞれのお顔の違いを拝見してみるのもオツですよ！有名なのはトレヴィの泉や、ナヴォナ広場のネプチューンの噴水（Fontana del Nettuno）。真実の口から巡りやすいのは、歩いて10分ほどのところにあるカピトリーニ美術館（Musei Capitolini）で、中庭に、河の神様「マルフォリオ(Marforio)」の立派な彫刻があります。

真実の口の近くまで行ったら是非食べてほしい「逸品」

Cacio e pepe

カチョ・エ・ペペは日本語にすると「チーズとコショウ」という意味のパスタ。その名の通り、太麺にたっぷりのチーズとコショウがかかっています。真実の口から歩いて20分くらいのところにあるテスタッチョ地区（Testaccio）で生まれた料理だと言われており、かなりシンプルな料理でありながら、ハーモニーが最高ですよ！ほとんどのイタリア人も、ローマに来たら食べて帰るほどの名物ですので、是非、現地でご賞味ください。

真実の口観光に必要なアイテム・服装・その他ご紹介

「ローマの休日のDVD」
真実の口との2ショット撮影タイムは、順番がまわってきたら、後ろの人にカメラを渡してササっと行うので（係の人がいる場合もあります）、モタモタしている時間はありません。待ち時間の間に「どのようなポーズで撮影するか」検討しておきましょう。おすすめはやはり「ローマの休日の完コピショット」。時間があれば事前にDVDも見てみてください♪

真実の口観光での注意点 押さえておくべき事項3選

真実の口は整理券や予約券などがありません。午後になるとどんどん人が増えてくるので、2ショットを撮りたい方は、朝イチ（9時30分開門）で現地に向かいましょう。夏場は日差しが強く、周辺は日光を遮るような高い建物やコンビニがほとんどありません。熱中症対策をお忘れなく。また、写真は撮ってくれる人がいないことも多いので、列の前後で協力しあいながら行いましょう。

まとめ

私は3度目のローマ旅行で初めて真実の口との2ショット写真を撮りました。それまでは「わざわざ並ぶほどのことでは…」なんて思っていたのですが、いざ撮影してみると、一生の良い思い出に！一見長打の列に見えますが、朝イチであればそれほど並ばずに撮影できます。ローマは見るべきスポットが多いですが、是非、機会があれば真実の口へも、足を運んでみてください。