あの絵画に会いたい!フィレンツェ ウフィツィ美術館めぐりのススメ

あの絵画に会いたい!フィレンツェ ウフィツィ美術館めぐりのススメ | イタリア観光ガイド

ウフィツィ美術館に行ってきました!

イタリアの中で、最も有名な美術館のひとつ「ウフィツィ美術館(ガッレリーア・デッリ・ウフィツィ/Galleria degli uffizi)」。学生時代に行って以来、その魅力の虜に…。お気にいりのスポットを、皆さまに余すところなくご紹介します♡

ウフィツィ美術館とは?絶対行くべき理由ベスト3

おすすめのポイント
  1. 「知っている」作品がとにかくたくさんある点
  2. 美術館の建物自体が美しい点
  3. 街中にあり、他の観光地とセットで訪れやすい点

ウフィツィ美術館はイタリアのフィレンツェという都市にあります。イタリアには有名な美術館がたくさんありますが、ウフィツィ美術館はその中でも特に有名。イタリアの観光地ランキングでも常に上位のスポットです。理由は所蔵される名画の数々。私たち日本人にも馴染みのある名画がたくさんあるので、日ごろ、絵画に触れる機会のない人でも楽しめますよ!街中にあるため、アクセスも◎建物自体の美しさにも定評があります。

ウフィツィ美術館 押さえておくべき魅力とは?

ご存知、ボッティチェッリの有名絵画

ボッティチェッリの名前は知らなくとも彼の作品をみたら「わかる!」という人は多いのではないでしょうか?写真は、イタリアンレストランの壁や、CMなどでもおなじみの作品「春(プリマヴェーラ/Primavera)」です。すぐそばには「ビーナス誕生(ナシータ・ディ・ヴェーネレ/Nascita di Venere)」もありますよ!はじめて観た瞬間は、旧友に会ったかのような、なんだか懐かしい気持ち。じっくり観ていると、他の絵画と明らかに異なる色彩豊かな情景に、ぐいぐい引き込まれていきます。

麗しの肖像画、ウルビーノ公夫妻の肖像

「ウルビーノ公夫妻の肖像(ドッピオ・リトラット・デイ・ドゥーキ・ディ・ウルビーノ/Doppio ritratto dei duchi di Urbino)」は、ボッティチェッリの2つの作品からスグのところにある、ピエロ・デラ・フランチェスカの名画。宗教画が多いウフィツィ美術館の中で、いくぶん、とっついやすいものの一つです。個人的に、ウルビーノに行ったことがあった為、特に思い出深い一枚。私のように、自分にゆかりのある作品を辿る鑑賞方法も、オススメです。

豊かな表情にご注目、カラヴァッジオの絵画

閲覧注意…!?写真はイタリアの生んだ有名画家、カラヴァッジオの「メデューサの首(Scudo con testa di Medusa/スクード・コン・デスタ・ディ・メドゥーザ)」です。カラヴァッジオの作品は時々日本にもやってきますが、やはり現地で見ると一段と迫力がありました。生き生きとした人間味溢れる作品は、今にも動き出しそう!やや不気味ではあるもの、名画ならではの、いいしれぬ魅力があります。

ヴェッキオ橋の風景

イタリアで一番有名な橋「ヴェッキオ橋(ポンテ・ヴェッキオ/pontevecchio)」。一見アパート?のような見ため。とても橋には見えないのですが、ウフィツィ美術館から望むと、アルノ川の上に架かる様子がよく見えるので、橋としての魅力をたっぷり味わうことができます。撮影スポットの1つでもあり、パンフレット等でここからの眺めが使われるケースも少なくありません。美術館の室内から窓越しに望む橋の風景。是非、絵画鑑賞の息抜きにお楽しみください。

癒しのひととき、ラファエロの優しげな絵画たち

ウフィツィ美術館は、多くの作品が宗教に由来するものです。学生時代、初めてウフィツィ美術館に訪れた私は、キリスト教について詳しくなかった為、ほとんどの絵の真意がわからず、正直、退屈しながらの美術鑑賞でした。そんな中でも、ラファエロの絵画だけは「別」。写真の「ひわの聖母(マドンナ・デル・カルデッリーノ/Madonna del Cardellino)」のように、他の絵画に比べてとても優しいタッチで描かれていて、いつまでも見ていられました。宗教画にニガテ意識がある方は、是非ラファエロの絵から楽しんでみてください!

ウフィツィ美術館で見つけたグルメスポット

Caffetteria

ウフィツィ美術館の館内にある「カフェ(カッフェッテリーア/Caffetteria)」。少し前までは、とても味気ないものだったのですが、近年お洒落にキレイに生まれ変わりました。内容自体はごくごく普通のカフェですが、とにかく景色が最高!外のテラスに出ると、目の前には大きなヴェッキオ宮殿(パラッツォ・ヴェッキオ/Palazzo vecchio)の大きな時計塔が独り占めできます。

ウフィツィ美術館観光に必要なアイテム・服装・その他ご紹介

「新約聖書を知っていますか(新潮文庫) 」
阿刀田高(あとうだ たかし)さんの本「新約聖書を知っていますか」。これ以外にもギリシア神話や旧約聖書について書いたものもあり、宗教についてイタリア行きの飛行機の中で、サラっと学ぶのにオススメです。ウフィツィ美術館の名画は、登場人物だけでもわかっているとより、その世界観を堪能することができます。もし時間があれば、手に取ってみてください。

ウフィツィ美術館観光での注意点 押さえておくべき事項3選

ウフィツィ美術館観光での注意点
  1. チケットは事前予約がおすすめです。
  2. ダヴィデ像は「アカデミア美術館」にあります。
  3. 階数の数え方にご注意ください。

ウフィツィ美術館はいついっても多くの人で賑わっていますので、チケットは事前に買っておくことを強くオススメします。また、有名なミケランジェロの「ダヴィデ像」は、アカデミア美術館という別の美術館に所蔵されているのでご留意ください。館内では1階が「地上階」、2階が「1階(1番目の階/Primo piano)」となる点も、ご留意を。

まとめ

かれこれ10回近く訪れたウフィツィ美術館ですが、行ったときの年齢や心境、一緒に行った相手によって、毎回新鮮な味わいを感じています。学生時代に教科書で見た、有名絵画に会いに行くのもアリ。一方で、感性の赴くままに、自分だけのお気にりを探す旅に出るのも楽しいです。ぜひ皆さまもお気に入りの美術品を探す旅に出かけてみてください。

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