ダイナミックスケール!ボローニャ、サン・フランチェスコ聖堂

ダイナミックスケール!ボローニャ、サン・フランチェスコ聖堂|イタリア観光ガイド

サン・フランチェスコ聖堂に行ってきました!

ボローニャにある「サン・フランチェスコ聖堂」。ボローニャの街の中心地、マッジョーレ広場から500メートルほど離れたところにある、大きくて見ごたえのある聖堂です。

サン・フランチェスコ聖堂とは?絶対行くべき理由ベスト3

おすすめのポイント
  1. アッシジの聖フランチェスコについての理解を深められる点。
  2. ボローニャにおけるフランシスコ会の歴史を知ることが出来る点。
  3. 街中にあり、徒歩で巡りやすい点。

「サン・フランチェスコ聖堂(Basilica di San Francesco/バジリカ・ディ・サン・フランチェスコ)は、ボローニャの市街地にある「アッシジの聖フランチェスコ」という聖人に捧げられた聖堂。フランス風のゴシック様式を取り入れた内装は、どこかフランスにある教会・聖堂たちの景色をも彷彿とさせます。観光の中心地、マッジョーレ広場からも近く、徒歩で巡りやすい点も特長。

サン・フランチェスコ聖堂 押さえておくべき魅力とは?

表と裏で表情の異なる外観

サン・フランチェスコ聖堂は「サン・フランチェスコ広場(Piazza San Francesco/ピアッツァ・サン・フランチェスコ)」という名前の、大きな広場に建っています。左右には緑豊かな庭園も。特に左手の庭園は聖堂の裏手まで続いており、聖堂全体をさらに華やかなものへと引き立てています。聖堂の裏を走るマルピギ広場(Piazza Malpighi)通りへ行くと、聖堂の奥の部分がくっきり。ゴツゴツとしていて、正面口とはガラりと異なる雰囲気にハッとさせられます。

聖堂の裏にあるお墓たち

聖堂の裏手には、もうひとつ見逃せないものがあります。それは「註釈学派たちのお墓(Tombe dei Glossatori)」です。「註釈学派(グロッサトーリ)」とは、11世紀から13世紀頃、古代ローマ法に註釈をつけて解釈を行った法学者たちのこと。ボローニャでは三角屋根のユニークなモニュメントに弔う文化があり、ここにも3つ、偉大なる註釈学派たちのモニュメントがあります。

正面口の様子

外観全体はロマネスクという様式で整えられています(但し背面はフランスのゴシック様式の特長が見られます)。厚みのある壁や小さめの窓が特長。特に正面口ではロマネスク様式をはっきりと捉えることが出来るでしょう。扉の周辺だけ大理石があしらわれており、色が違う点がチャームポイント。扉脇にあしらわれたレリーフは8世紀頃の作品だと言われています。

館内全体の様子

1236年から1263年にかけて整えられた聖堂。第二次世界大戦中、爆撃に遭い大きなダメージを受けましたが、スタイル自体は創立当時のままです。外はロマネスク様式ですが、中はフランス風ゴシック様式。パリのノートルダム大聖堂(フランスのゴシック様式の代表的な建物)に行ったことのある方は、もしかしたら随所に「似てる!」と感じる箇所があるかもしれません。

大理石が美しい、中央祭壇

イタリアには「フランチェスコ」の名が付く有名な聖人は2名いますが、こちらはそのうちの一人、アッシジの聖フランチェスコに捧げられた聖堂です。中央祭壇には、ピエールパオロ(Pierpaolo)らが手掛けた、アッシジの聖フランチェスコにまつわる大きなモニュメントが。1388年から1392年にかけての作品なのですが、近くで見れば見るほど、その緻密さに圧倒されます。

サン・フランチェスコ聖堂 是非食べてほしい逸品

Trattoria da Me

「トラットリア・ダ・メ」は、サン・フランチェスコ聖堂から徒歩5分ほどのところにあるレストラン。サン・フェリーチェ通り(Via San felice)という大通りに面しているので、迷うことなく行けると思います。明るくて清潔感のある店内なので、家族連れの方などにもオススメ。ボローニャ名物のボロネーゼパスタ(tagliatelle al ragù/タリアテッレ・アル・ラグー)はお肉の量がモリモリで食欲をそそります。

サン・フランチェスコ聖堂ワンポイントアドバイス

「アッシジの聖フランチェスコ聖堂」
「フランシスコ会」というカトリックの修道会の創始者であるアッシジの聖フランチェスコ。1222年にボローニャを訪れたことがきっかけで、彼の人気が高まり、サン・フランチェスコ聖堂の建設に至りました。本家本元のアッシジ(ウンブリア州)にも、サン・フランチェスコ聖堂があり、こちらは世界遺産になっています。機会があれば是非ご覧になってみてください。

サン・フランチェスコ聖堂観光での注意点

サン・フランチェスコ聖堂での注意点
  1. 平は8時半から10時、10時半から11時45分、15時半から17時半迄開いています。
  2. 日曜祝日は、9時45分から10時45分、15時半から17時半迄い開いています。
  3. ミサの間は見学不可です。

サン・フランチェスコ聖堂自体は、6時45分から12時、15時半から19時迄開いています。開館時間と見学可能時間が少しずれるのでご注意ください。入場料は無料です。

まとめ

サン・フランチェスコ聖堂は実際間近で見ると、想像以上に大きく、迫力があります。周辺の広場も緑豊かで雰囲気が良く、イタリア情緒を満喫できるスポット。マッジョーレ広場から500メートルほど歩いただけで、観光客もグッと減るので、のんびりとしたひと時を過ごせることでしょう。是非ボローニャにお越しの際は、足を運んでみてください。

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